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公開番号
2025130376
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027504
出願日
2024-02-27
発明の名称
フィルム、包装容器、内容物入り包装容器及びフィルムの製造方法
出願人
大和製罐株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B65D
81/34 20060101AFI20250901BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】内圧上昇時に加工部の端部の裂けを防止し、安定的に破断部が破断するフィルム、包装容器、内容物入り包装容器及びフィルムの製造方法を提供すること。
【解決手段】フィルムは、包装容器の少なくとも一部に用いられるフィルムであって、基材層と、前記基材層に積層されるシール層と、前記基材層に形成され、内圧の上昇によって破断する破断部を形成する直線状の加工部と、を備え、前記加工部は、一方向に長く形成され、長手方向に並ぶ複数の直線部を有し、隣り合う前記直線部の対向する端部の少なくとも一方の前記直線部の短手方向における幅は、前記直線部の前記端部よりも中央側の前記短手方向における最小の幅よりも大きい。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
包装容器の少なくとも一部に用いられるフィルムであって、
基材層と、
前記基材層に積層されるシール層と、
前記基材層に形成され、内圧の上昇によって破断する破断部を形成する直線状の加工部と、
を備え、
前記加工部は、一方向に長く形成され、長手方向に並ぶ複数の直線部を有し、隣り合う前記直線部の対向する端部の少なくとも一方の前記直線部の短手方向における幅は、前記直線部の前記端部よりも中央側の前記短手方向における最小の幅よりも大きい、フィルム。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記直線部の前記端部の幅は、前記直線部の前記中央側の最小の幅の2倍以内である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項3】
前記直線部の前記端部の幅は、前記直線部の前記中央側の最小の幅の1.05~1.6倍である、請求項2に記載のフィルム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィルムを1枚以上ヒートシールすることで袋状に形成される包装容器。
【請求項5】
請求項4に記載の包装容器と、
前記包装容器内に収容される内容物と、
を備える内容物入り包装容器。
【請求項6】
底部、胴部及びフランジが一体に形成された容器本体と、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィルムにより形成され、前記フランジにヒートシールされる蓋と、
を備える包装容器。
【請求項7】
請求項6に記載の包装容器と、
前記包装容器内に収容される内容物と、
を備える内容物入り包装容器。
【請求項8】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィルムの製造方法であって、
前記基材層にレーザ光を一方向に走査して第1レーザ加工部を形成し、
前記第1レーザ加工部の前記端部近傍において、前記第1レーザ加工部を形成したときの前記レーザ光の走査方向と異なる一方向に前記レーザ光を走査させて第2レーザ加工部を形成し、
前記第1レーザ加工部及び前記第2レーザ加工部の一方は、前記直線部を形成し、前記第1レーザ加工部及び前記第2レーザ加工部の他方は、前記直線部の前記端部を形成する、フィルムの製造方法。
【請求項9】
前記第1レーザ加工部及び前記第2レーザ加工部の相対角度は、60°乃至120°である、請求項8に記載のフィルムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を収容するためのフィルム、包装容器、内容物入り包装容器及びフィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従前から内容物を収容し、密封した状態で内容物を電子レンジで加熱する容器が知られている。しかしながら、このような容器は、電子レンジによって内容物を加熱すると、内圧が増加する。このため、電子レンジ加熱中に、蒸気を自動的に排出し、内圧を低下させる手段を備えた容器も知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、結晶性延伸配向フィルムの配向部を挟んで対向配置された無配向部を有する破断部を蓋に設けることにより、電子レンジ加熱時に水蒸気を放出することができるカップ容器およびフィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7032092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した技術において、電子レンジ加熱中に内圧が上昇すると、破断部のフィルムの基材層とシール層がともに破断することで水蒸気が放出される。しかしながら、加工部は端部の形状が安定しないため、加工部の端部に裂けが生じて破断部に破断に必要な応力がかからなくなり、破断部の基材層のみが破断してシール層が残り、破断部が破断しない虞がある。
【0006】
そこで本発明は、内圧上昇時に加工部の端部の裂けを防止し、安定的に破断部が破断するフィルム、包装容器、内容物入り包装容器及びフィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、フィルムは、包装容器の少なくとも一部に用いられるフィルムであって、基材層と、前記基材層に積層されるシール層と、前記基材層に形成され、内圧の上昇によって破断する破断部を形成する直線状の加工部と、を備え、前記加工部は、一方向に長く形成され、長手方向に並ぶ複数の直線部を有し、隣り合う前記直線部の対向する端部の少なくとも一方の前記直線部の短手方向における幅は、前記直線部の前記端部よりも中央側の前記短手方向における最小の幅よりも大きい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、内圧上昇時に加工部の端部の裂けを防止し、安定的に破断部が破断するフィルム、包装容器、内容物入り包装容器及びフィルムの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る内容物入り包装容器の構成を、蓋の一部を省略して示す平面図。
内容物入り包装容器の他の例の構成を概略的に示す斜視図。
同内容物入り包装容器に用いられるフィルムの構成を示す断面図。
同内容物入り包装容器に用いられるフィルムの他の例の構成を示す断面図。
同内容物入り包装容器に用いられる加工部の構成を示すとともに、製造方法の流れの一例を示す説明図。
同内容物入り容器に用いられる加工部の他の例の構成を示すとともに、製造方法の流れの一例を示す説明図。
同内容物入り包装容器の評価試験の評価結果の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係るフィルム3を用いた内容物入り包装容器1の構成を、図1乃至図7を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る内容物入り包装容器1の構成を、蓋12(フィルム3)の一部を省略して示す平面図。図2は、内容物入り包装容器1の他の例の構成を概略的に示す斜視図である。図3は、内容物入り包装容器1に用いられるフィルム3(蓋12)の構成を示す断面図であり、図4は、内容物入り包装容器1に用いられるフィルム3(蓋12)の他の例の構成を示す断面図である。図5は、内容物入り包装容器1に用いられる加工部12aの構成を示すとともに、製造方法の流れの一例を示す説明図であり、図6は、内容物入り包装容器1に用いられる加工部12aの他の例の構成を示すとともに、製造方法の流れの一例を示す説明図である。図7は、内容物入り包装容器1の評価試験の評価結果の一例を示す説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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