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公開番号2025147692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048062
出願日2024-03-25
発明の名称液体吐出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250930BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体吐出装置において、排液口に異物が詰まりにくく、洗浄液槽の清掃を簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】洗浄液槽52の筐体61の内部に洗浄液室64が設けられている。洗浄液室64には、ワイパ領域71と第1排液口領域72と第2排液口領域73とが設けられている。ワイパ領域71および第2排液口領域73は、洗浄液室63の下面から上方に突出した壁部76により、第1排液口領域72と隔てられている。ワイパ領域71にはワイパユニット支持部71A,71Bにより回動可能に支持された2つのワイパユニットが配置されている。第1排液口領域72には、第1排液口75が設けられている。第2排液口領域73には、第2排液口79が設けられている。第2排液口79は、取り外し可能な栓によって塞がれている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル面と、
洗浄液を貯留するまたは前記洗浄液が流れる洗浄液槽と、
前記洗浄液槽内の前記洗浄液に浸漬する浸漬位置と、前記ノズル面と接触可能なワイプ位置とに変位し、前記ワイプ位置に位置している状態で前記ノズル面をワイプするワイパと、
前記洗浄液槽に設けられ、前記洗浄液槽内の前記洗浄液を排出する第1排液口と、
前記洗浄液槽の、前記ワイパと上下方向に重なる部分を含むワイパ領域と、前記第1排液口が設けられた部分を含む第1排液口領域との間の部分に設けられ、前記洗浄液槽の底面から上方に突出して前記ワイパ領域と前記第1排液口領域とを隔てる壁部と、
前記洗浄液槽に前記第1排液口と別に設けられ、前記洗浄液槽内の前記洗浄液を排出する第2排液口と、
前記第2排液口に取り外し可能に取り付けられ、前記第2排液口を塞ぐ栓と、を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第2排液口が、前記洗浄液槽の、前記ワイパ領域から離れた第2排液口領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第2排液口が、前記第2排液口領域の底面に設けられ、
前記洗浄液槽の底面は、前記第2排液口領域において、前記ワイパ領域よりも下方に位置していることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1排液口領域に、前記ノズル面から吐出された液体を受けるフラッシングボックスが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記第2排液口の開口面積が、前記第1排液口の開口面積以上であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記洗浄液槽に設けられ、前記洗浄液槽の上端を塞ぐ閉塞位置と、前記洗浄液槽の上端を開放する開放位置との間で移動可能な蓋、を備え、
前記蓋が、前記開放位置から前記閉塞位置に移動する際に前記栓に接触して前記栓を前記第2排液口に対して位置決めする位置決め部、を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記第2排液口が、前記洗浄液槽の底面に設けられ、
前記栓は、前記栓の上面から上方に突出した突出部、を有し、
前記栓の上面は、前記突出部を取り囲む面部を有し、
前記位置決め部が、前記蓋が前記閉塞位置に位置している状態で前記突出部が嵌合する孔または切り欠きによって形成され、
前記蓋が前記閉塞位置に位置している状態で、前記蓋の前記孔または切り欠きを取り囲む部分が、前記面部に上方から接触することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、ノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を印刷するプリンタが記載されている。特許文献1に記載のプリンタは、ノズルが形成されたノズル面に付着したインクを除去するためのワイパと、ワイパの下方に配置された洗浄液槽とを有する。ワイパは、ワイパ移動機構によって回転軸を中心に回転可能である。上記回転軸を中心にワイパを回転させることで、ワイパを、ノズル面を接触可能な位置と、洗浄液槽内の洗浄液に浸漬される位置とに変位させることができる。また、特許文献1のプリンタにおいて、洗浄液槽には、洗浄液を排出するための排出流路が接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-198988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のプリンタでは、ワイパによりノズル面に付着したインクを除去したときに、ワイパに固化したインクが付着することがある。固化したインクが付着したワイパが洗浄液槽内の洗浄液に浸漬されると、固化したインクが洗浄液槽内に溜まる。そのため、洗浄液槽内の洗浄液が排出流路から排出される際に、排出流路が、洗浄液槽内の固化したインクで詰まってしまうことがある。そのため、特許文献1のようなプリンタでは、排出流路が固化したインクで詰まってしまわないようにするために、例えば洗浄液槽の清掃が必要となる。
【0005】
本発明の目的は、排液口に異物が詰まりにくく、洗浄液槽の清掃を簡単に行うことが可能な液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の液体吐出装置は、ノズル面と、洗浄液を貯留するまたは前記洗浄液が流れる洗浄液槽と、前記洗浄液槽内の前記洗浄液に浸漬する浸漬位置と、前記ノズル面と接触可能なワイプ位置とに変位し、前記ワイプ位置に位置している状態で前記ノズル面をワイプするワイパと、前記洗浄液槽に設けられ、前記洗浄液槽内の前記洗浄液を排出する第1排液口と、前記洗浄液槽の、前記ワイパと上下方向に重なる部分を含むワイパ領域と、前記第1排液口が設けられた部分を含む第1排液口領域との間の部分に設けられ、前記洗浄液槽の底面から上方に突出して前記ワイパ領域と前記第1排液口領域とを隔てる壁部と、
前記洗浄液槽に前記第1排液口と別に設けられ、前記洗浄液槽内の前記洗浄液を排出する第2排液口と、前記第2排液口に取り外し可能に取り付けられ、前記第2排液口を塞ぐ栓と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
ワイパに付着した固形物が洗浄液槽のワイパ領域に溜まることがある。ワイパ領域と排液口領域との間に壁部があるため、洗浄液は壁部を乗り越えてワイパ領域から排液口領域に流れるが、固形物はワイパ領域から排液口領域に流れにくい。これにより、第1排液口および第1排液口に接続された流路に固形物が詰まりにくくすることができる。また、第2排液口から栓を取り外した状態で洗浄液槽の清掃を行うことにより、洗浄液槽に溜まった固形物を、第1排液口とは別の第2排液口から排出することができる。これにより、洗浄液槽の清掃を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る印刷装置の概略斜視図である。
図1に示す印刷装置の内部構造を示す平面図である。
図1に示す印刷装置の正面図である。
蓋が閉塞位置に位置している状態での洗浄液槽等の斜視図である。
蓋が開放位置に位置している状態での洗浄液槽の一部等の斜視図である。
図5のワイパ領域周辺の部分を拡大した図である。
図5からワイパユニット、インク受け板等を取り外した図である。
蓋が開放位置に位置している状態での洗浄液槽等の平面図である。
図8のIX-IX線断面図である。
図8のX-X線断面図である。
(a)は、ワイプ位置を説明するための、ワイパユニット等の回動軸と直交する断面の断面図であり、(b)は浸漬位置を説明するための(a)に対応する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
本発明の一実施形態に係る印刷装置1を、図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、図1に示す、印刷装置1が使用可能に設置された状態を基準として上下方向および前後方向を定義し、印刷装置1を前方から見て左右方向を定義する。以下の説明では、左右方向を主走査方向、前後方向を副走査方向と称することもある。なお、本実施形態では、印刷装置1が本発明の「液体吐出装置」に相当する。
【0010】
図1に示す印刷装置1はインクジェットプリンタであり、印刷媒体にインクを吐出して印刷を行う。印刷装置1は、白、黒、イエロー、シアン、マゼンタ、グリーン、および、オレンジの7色のインクを用いて、印刷媒体にカラー画像を印刷する。印刷媒体は、インクを吐出して画像を形成することが可能であれば特に限定するものではなく、例えば、布帛、紙等である。
(【0011】以降は省略されています)

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