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公開番号
2025145855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046317
出願日
2024-03-22
発明の名称
クロックデータリカバリ回路
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H03L
7/087 20060101AFI20250926BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】本開示は、入力データ信号の遷移に関わらず、データを安定して受信することができるクロックデータリカバリ回路を提供することを目的とする。
【解決手段】クロックデータリカバリ回路は、入力データ信号とクロック信号との位相を比較した結果に基づいて、アップ信号及びダウン信号を生成する位相検出回路と、前記クロック信号を用いて生成したダミー信号に基づいて、前記アップ信号を補充する補充アップ信号及び前記ダウン信号を補充する補充ダウン信号を生成する補充信号生成回路と、前記アップ信号及び前記ダウン信号、又は前記補充アップ信号及び前記補充ダウン信号のいずれかを選択して出力する選択回路と、前記選択回路の出力に応じて電荷を充放電して制御電圧を昇降圧させるチャージポンプと、前記制御電圧に応じて、前記クロック信号の周波数を制御する電圧制御発振器と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
入力データ信号とクロック信号との位相を比較した結果に基づいて、アップ信号及びダウン信号を生成する位相検出回路と、
前記クロック信号を用いて生成したダミー信号に基づいて、前記アップ信号を補充する補充アップ信号及び前記ダウン信号を補充する補充ダウン信号を生成する補充信号生成回路と、
前記アップ信号及び前記ダウン信号、又は前記補充アップ信号及び前記補充ダウン信号のいずれかを選択して出力する選択回路と、
前記選択回路の出力に応じて電荷を充放電して制御電圧を昇降圧させるチャージポンプと、
前記制御電圧に応じて、前記クロック信号の周波数を制御する電圧制御発振器と、
を備える、クロックデータリカバリ回路。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記選択回路は、前記入力データ信号が遷移する場合に前記アップ信号及び前記ダウン信号を選択し、前記入力データ信号が遷移しない場合に前記補充アップ信号及び前記補充ダウン信号を選択する、
請求項1に記載のクロックデータリカバリ回路。
【請求項3】
前記選択回路は、
前記アップ信号と前記ダウン信号との論理和を演算して選択信号を生成する論理和回路と、
前記選択信号が第1の信号レベルの場合に前記アップ信号及び前記ダウン信号を選択し、前記選択信号が第2の信号レベルの場合に前記補充アップ信号及び前記補充ダウン信号を選択するセレクタと、
を有する、
請求項2に記載のクロックデータリカバリ回路。
【請求項4】
前記補充信号生成回路は、
前記入力データ信号の単位データ周期における中央付近で立ち上がる第1のクロック信号を2分周して第1のダミー信号を生成する第1のフリップフロップと、
前記入力データ信号の単位データ周期におけるエッジ付近で立ち上がる第2のクロック信号のタイミングで前記第1のダミー信号の状態を保持して第2のダミー信号を生成する第2のフリップフロップと、
を有する、
請求項1に記載のクロックデータリカバリ回路。
【請求項5】
前記補充信号生成回路は、
前記第1のダミー信号と前記第2のダミー信号との排他的論理和を演算して前記補充アップ信号を生成する排他的論理和回路と、
前記第1のダミー信号と前記第2のダミー信号との否定排他的論理和を演算して前記補充ダウン信号を生成する否定排他的論理和回路と、
を更に有する、
請求項4に記載のクロックデータリカバリ回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、クロックデータリカバリ回路に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には「ホッジの位相検出器を用いた不規則NRZ信号のクロックデータリカバリ回路(CDR)」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-252244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、高速シリアルデータ通信方式の一つとして、データ信号中にクロック信号を重畳させて伝送するクロックエンベデッド方式が採用されている。クロックエンベデッド方式を採用した通信システムの受信装置には、受信した入力データ信号におけるデータ遷移の周期性を利用して入力データ信号からクロック信号を再生し、再生したクロック信号のタイミングで入力データ信号の取り込みを行うクロックデータリカバリ回路が搭載されている。
【0005】
PLL(Phase Locked Loop)を用いたクロックデータリカバリ回路では、位相検出回路が、入力データ信号とクロックデータリカバリ回路の内部で生成したクロック信号との位相を比較して、比較結果に応じたアップ信号up及びダウン信号dоwnを出力する。従来、このような位相検出回路として、Hoggeの位相検出回路が知られている。(例えば、引用文献1を参照。)
【0006】
しかしながら、Hoggeの位相検出回路では、入力データ信号が遷移しないと位相を比較することができないので、アップ信号up及びダウン信号dоwnが出力されない。したがって、従来のクロックデータリカバリ回路では、入力データ信号が長い時間遷移しない場合、その間にクロック信号の周波数がずれていると、クロック信号のポジションがどんどんずれてしまい、データを受信できなくなるという問題があった。
【0007】
そこで、本開示は、入力データ信号の遷移に関わらず、データを安定して受信することができるクロックデータリカバリ回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係るクロックデータリカバリ回路は、入力データ信号とクロック信号との位相を比較した結果に基づいて、アップ信号及びダウン信号を生成する位相検出回路と、前記クロック信号を用いて生成したダミー信号に基づいて、前記アップ信号を補充する補充アップ信号及び前記ダウン信号を補充する補充ダウン信号を生成する補充信号生成回路と、前記アップ信号及び前記ダウン信号、又は前記補充アップ信号及び前記補充ダウン信号のいずれかを選択して出力する選択回路と、前記選択回路の出力に応じて電荷を充放電して制御電圧を昇降圧させるチャージポンプと、前記制御電圧に応じて、前記クロック信号の周波数を制御する電圧制御発振器と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
背景技術に係る表示装置10の構成の一例を示す図である。
従来例に係るクロックデータリカバリ回路100´の構成を示す図である。
従来例に係るクロックデータリカバリ回路100´において、クロック信号の周波数とポジションが丁度良い場合のタイムチャートを示す図である。
従来例に係るクロックデータリカバリ回路100´において、クロック信号の周波数が高くなっていく場合のタイムチャートを示す図である。
従来例に係るクロックデータリカバリ回路100´において、クロック信号の周波数が低くなっていく場合のタイムチャートを示す図である。
従来例に係る課題を説明する図である。
本実施形態に係るクロックデータリカバリ回路100の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係るクロックデータリカバリ回路100において、クロック信号の周波数とポジションが丁度良い場合のタイムチャートを示す図である。
本実施形態に係るクロックデータリカバリ回路100における選択信号の切り替えを説明する図である。
本実施形態に係るクロックデータリカバリ回路100において、クロック信号の周波数が高くなっていく場合のタイムチャートを示す図である。
本実施形態に係るクロックデータリカバリ回路100において、クロック信号の周波数が低くなっていく場合のタイムチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されている場合があり、実際の比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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