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公開番号2025143020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042692
出願日2024-03-18
発明の名称遷移金属化合物、オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類C07F 19/00 20060101AFI20250924BHJP(有機化学)
要約【課題】オレフィン重合用触媒に利用することのできる新規な遷移金属化合物を提供する。
【解決手段】下記一般式[A-1]で表される遷移金属化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025143020000018.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">60</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">161</com:WidthMeasure> </com:Image> (式[A-1]中、MはTi、ZrまたはHfであり、nは1~3の整数であり、Xはハロゲン原子等であり、R1およびR2は炭素原子数1~20の炭化水素基等である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式[A-1]で表される遷移金属化合物。
TIFF
2025143020000017.tif
49
157
(式[A-1]中、Mはチタン原子、ジルコニウム原子、またはハフニウム原子であり、
nは1~3の整数であり、
Xは水素原子、炭化水素基、ハロゲン原子、ハロゲン含有基、ケイ素含有基、酸素含有基、硫黄含有基、窒素含有基、リン含有基、ホウ素含有基、アルミニウム含有基、またはジエン系二価誘導体基であり、nが2以上の場合、複数個のXは互いに同一であっても異なっていてもよく、

1
およびR
2
はそれぞれ独立に炭素原子数1~20の炭化水素基、ハロゲン原子、ハロゲン含有基、ケイ素含有基、酸素含有基、硫黄含有基、窒素含有基、またはリン含有基である。)
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記Mはチタン原子である、請求項1に記載の遷移金属化合物。
【請求項3】
前記R
1
およびR
2
はそれぞれ独立に炭素原子数1~3の炭化水素基である、請求項1に記載の遷移金属化合物。
【請求項4】
(A)請求項1~3のいずれか一項に記載の遷移金属化合物と、
(B)(B-1)有機金属化合物、
(B-2)有機アルミニウムオキシ化合物、および
(B-3)前記遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成する化合物
からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物(B)と
を含むオレフィン重合用触媒。
【請求項5】
請求項4に記載のオレフィン重合用触媒の存在下でオレフィンを重合するオレフィン重合体の製造方法。
【請求項6】
前記オレフィンが、炭素原子数2~30のオレフィンから選ばれることを特徴とする、請求項5に記載のオレフィン重合体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は新規な遷移金属化合物に関し、より詳細にはオレフィン重合用触媒として用いることのできる新規な遷移金属化合物、該化合物を含むオレフィン重合用触媒、および該触媒を用いたオレフィン重合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
エチレン・α-オレフィン共重合体、エチレン重合体、プロピレン重合体などのオレフィン重合体を製造するための触媒として、メタロセン化合物と共触媒とからなる触媒が知られている。
【0003】
かかる触媒としては、様々なタイプのメタロセン化合物などの遷移金属化合物が盛んに開発されており、例えば特許文献1には、下記一般式で表される遷移金属化合物(A):
【0004】
TIFF
2025143020000001.tif
49
160
(式中、MはTi等の周期律表4族の遷移金属を表し、Lは周期律表15族の元素が配位原子となる1価のアニオン性配位子を表し、Xはハロゲン等を表し、mは1~3の整数を表し、R
1
~R
5
は、水素、ハロゲン又は炭素原子数1~20のアルキル基等を表す。)
【0005】
ならびに有機アルミニウムオキシ化合物および有機ホウ素化合物から選ばれる1種以上の活性化剤(B)からなる重合触媒の存在下、エチレンおよび/または炭素原子数3~20のα-オレフィンと少なくとも1種類の環状オレフィン化合物との共重合を行う環状オレフィン系共重合体の製造方法が記載され、遷移金属化合物(A)の具体例としては、CpTi(t-Bu
2
C=N)Cl
2
、およびCp
*
Ti(2,6-
i
Pr
2
PhO)Cl
2
が挙げられている(Cpはシクロペンタジエニル基を、Cp
*
はη
5
-ペンタメチルシクロペンタジエニル基を表す。)。
【0006】
一方、特許文献2には、Cp
*
[t-BuPN]Cl
2
骨格を有する錯体を用いた超高分子量ポリエチレンの製造例が開示されている。
【0007】
特許文献3には、比較例として下記式で表される遷移金属化合物を用いてエチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン(ENB)共重合体を製造したことが記載されている。
【0008】
TIFF
2025143020000002.tif
42
163
【0009】
また、非特許文献1には、下記式で表される遷移金属化合物を用いてポリエチレンを製造したことが記載されている。
【0010】
TIFF
2025143020000003.tif
41
164
(【0011】以降は省略されています)

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