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公開番号
2025127219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023816
出願日
2024-02-20
発明の名称
合成紙、反射シート、面光源装置、および、液晶ディスプレイ装置
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
D21H
13/14 20060101AFI20250825BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】白色度と引張強度のバランスを備える合成紙、およびこれを用いた反射シート、面光源装置、液晶ディスプレイ装置を提供すること。
【解決手段】ポリオレフィン系合成パルプ(A)を含む合成紙であって、前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度が、100ml~700mlであり、前記合成紙の坪量に対する、前記合成紙の王研式透気度の比率([王研式透気度/坪量])が、0.24s・m
2
/g以上である、合成紙。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオレフィン系合成パルプ(A)を含む合成紙であって、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度が、100ml~700mlであり、
前記合成紙の坪量に対する、前記合成紙の王研式透気度の比率([王研式透気度/坪量])が、0.24s・m
2
/g以上である、
合成紙。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記比率が、0.40s・m
2
/g以上である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項3】
前記比率が、0.60s・m
2
/g以上である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項4】
前記合成紙の王研式透気度が、30.0s以上であり、
前記合成紙の坪量が、50.0g/m
2
以上である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項5】
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度が、200ml~500mlである、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の合成紙を含む、
反射シート。
【請求項7】
請求項6に記載の反射シートを含む、
面光源装置。
【請求項8】
請求項7に記載の面光源装置をバックライト光源手段とする、
液晶ディスプレイ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成紙、反射シート、面光源装置、および、液晶ディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話、パーソナルコンピュータ、テレビジョン等の液晶表示装置の主要部品として反射シートが数多く使用されている。特に、携帯電話に用いられる液晶表示装置は、薄型化、省電力化、軽量化できるものであることが重要であり、液晶表示装置の表示品位の向上も望まれており、この為には大容量の光を液晶部分に供給することが必要とされる。以上の要求を満たす為には、光源から供給する光量を多くすることが必要であり、反射シートは、反射効率(白色度)が高く、高輝度が得られるものが求められている。
【0003】
液晶表示装置のバックライトユニットには、光源を直接液晶部の下部に置く方式と、光源を透明な導光板の横に置く方式がある。反射シートとしては前者の方式では液晶部の下部にランプの光を反射するように配置され、後者の方式ではランプを覆うように導光板横、及び導光板の光を反射するように導光板下に配置される。液晶表示装置を長時間使用していると、ランプからの光の熱や、部材の吸脱湿により、反射シートの周辺部材が撓む場合があり、それに伴い反射シートに応力がかかりやすくなる。そこで、反射シートが撓みづらくなるよう、強度が高いものが求められている。
【0004】
例えば、特許文献1には、数平均直径が1~1000nmである繊維を含むシートを備え、波長560nmにおける光の反射率が95%以上である光反射シートが記載されている。特許文献1に記載の発明により、薄型で高反射率の光反射シートを得ることができた、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-233344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
反射シートには、白色度と引張強度のバランスが求められる場合があり、特許文献1に開示された反射シートは、白色度と引張強度のバランスに改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、白色度と引張強度のバランスを備える合成紙、および反射シートを提供することを目的とする。また、本発明は、前記合成紙を用いた面光源装置、液晶ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための、本発明の一態様は、[1]~[5]の合成紙に関する。
【0009】
[1]ポリオレフィン系合成パルプ(A)を含む合成紙であって、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度が、100ml~700mlであり、
前記合成紙の坪量に対する、前記合成紙の王研式透気度の比率([王研式透気度/坪量])が、0.24s・m
2
/g以上である、
合成紙。
【0010】
[2]前記比率が、0.40s・m
2
/g以上である、
[1]に記載の合成紙。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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