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公開番号
2025133420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031364
出願日
2024-03-01
発明の名称
加飾された立体構造物及びその製造方法
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
B32B
27/40 20060101AFI20250904BHJP(積層体)
要約
【課題】炭素繊維を含む繊維集合体で加飾され、美観に優れた立体構造物を提供する。
【解決手段】加飾された立体構造物であって、立体構造物と、前記立体構造物の表面に積層された第1粘着層と、前記第1粘着層上に積層され、炭素繊維を含み、且つ空隙が形成された強化繊維層と、前記強化繊維層上に積層された第2粘着層と、前記第2粘着層上に積層された熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物の層と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加飾された立体構造物であって、
立体構造物と、
前記立体構造物の表面に積層された第1粘着層と、
前記第1粘着層上に積層され、炭素繊維を含み、且つ空隙が形成された強化繊維層と、
前記強化繊維層上に積層された第2粘着層と、
前記第2粘着層上に積層された熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物の層と、
を含む、
加飾された立体構造物。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
加飾された立体構造物の製造方法であって、
立体構造物と、炭素繊維を含む繊維集合体とを、第1粘着剤を介して貼り合わせる第1工程と、
前記立体構造物に貼り合わされた前記繊維集合体と、熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物のシートとを、第2粘着剤を介して、減圧下、115℃以上の温度で貼り合わせる第2工程と、
を含む、
加飾された立体構造物の製造方法。
【請求項3】
前記第2工程では、
熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物のシートと前記第2粘着剤との積層体を準備し、
前記積層体の前記第2粘着剤を、前記繊維集合体に貼りつける、
請求項2に記載の加飾された立体構造物の製造方法。
【請求項4】
前記第2工程では、
前記貼り合わせは、120℃以上135℃以下の温度で行う、
請求項2又は3に記載の加飾された立体構造物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾された立体構造物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
繊維強化樹脂は、樹脂に炭素繊維、アラミド繊維等の繊維を混合させ、強度を高めた複合材料である。繊維強化樹脂は、その特性から、例えば、自動車部材、住宅設備部材としての応用が期待されている。
【0003】
繊維強化樹脂のうち、特に炭素繊維織物を含む樹脂強化シートは、美観に優れるため、自動車のドアトリムや、雑貨(小物入れ等)等の立体構造物を加飾する加飾用表皮材としての応用が期待できる。
【0004】
炭素繊維織物を含む繊維強化樹脂シートを用いた立体構造物の製造方法としては、金型内に、炭素繊維織物を含む繊維強化樹脂シート(カーボンプリプレグ)と透明樹脂シートとを積層して、金型でプレス成形する方法が知られている(例えば特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/157894号
特開2014-208419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、加飾用表皮材として、炭素繊維織物を含む繊維強化樹脂シートを用いるためには、繊維強化樹脂シートが立体構造物に追従して変形し、しわや浮き等がなく、外観を損なわないことが求められる。
【0007】
しかしながら、上記のような炭素繊維織物を含む繊維強化樹脂シートを立体構造物に貼り合わせると、しわや浮きが生じやすいという問題があった。そのため、しわや浮きがなく、良好な美観を有する、炭素繊維織物によって加飾された立体構造物(以下、加飾された立体構造物)を製造するのは、非常に困難であった。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、炭素繊維を含む繊維集合体で加飾され、美観に優れた立体構造物及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下の加飾された立体構造物及びその製造方法に関する。
【0010】
[1] 加飾された立体構造物であって、立体構造物と、前記立体構造物の表面に積層された第1粘着層と、前記第1粘着層上に積層され、炭素繊維を含み、且つ空隙が形成された強化繊維層と、前記強化繊維層上に積層された第2粘着層と、前記第2粘着層上に積層された熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物の層と、を含む、加飾された立体構造物。
[2] 加飾された立体構造物の製造方法であって、立体構造物と、炭素繊維を含む繊維集合体とを、第1粘着剤を介して貼り合わせる第1工程と、前記立体構造物に貼り合わされた前記繊維集合体と、熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物のシートとを、第2粘着剤を介して、減圧下、115℃以上の温度で貼り合わせる第2工程と、を含む、加飾された立体構造物の製造方法。
[3] 前記第2工程では、熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物のシートと前記第2粘着剤との積層体を準備し、前記積層体の前記第2粘着剤を、前記繊維集合体に貼りつける、[2]に記載の加飾された立体構造物の製造方法。
[4] 前記第2工程では、前記貼り合わせは、120℃以上135℃以下の温度で行う、[2]又は[3]に記載の加飾された立体構造物の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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