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公開番号
2025141673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041706
出願日
2024-03-15
発明の名称
鮮度保持包装部材及び青果物の鮮度保持方法
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B65D
65/40 20060101AFI20250919BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】青果物の劣化防止性が良好な鮮度保持包装部材及び前記鮮度保持包装部材を用いた青果物の鮮度保持方法の提供。
【解決手段】フィルムと、スパンボンド不織布と、前記スパンボンド不織布の少なくともフィルムと接する側の面に、不織布を形成する繊維表面の少なくとも一部を被覆する樹脂層と、をこの順で有し、分光スペクトルにおける320nm~780nmの波長域の全光線透過率の平均値が1.00%以下であり、5℃における透湿度が200g/m
2
・24hr~1200g/m
2
・24hrであり、少なくとも一方の面の、CIE1976(La*b*)色空間における色相の明度Lが40以下である、鮮度保持包装部材等。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フィルムと、スパンボンド不織布と、前記スパンボンド不織布の少なくともフィルムと接する側の面に、不織布を形成する繊維表面の少なくとも一部を被覆する樹脂層と、をこの順で有し、
分光スペクトルにおける320nm~780nmの波長域の全光線透過率の平均値が1.00%以下であり、
5℃における透湿度が200g/m
2
・24hr~1200g/m
2
・24hrであり、
少なくとも一方の面の、CIE1976(La*b*)色空間における色相の明度Lが40以下である、鮮度保持包装部材。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記フィルムが、有孔フィルムである、請求項1に記載の鮮度保持包装部材。
【請求項3】
前記有孔フィルムが、熱可塑性樹脂及びフィラーを含む、請求項2に記載の鮮度保持包装部材。
【請求項4】
前記スパンボンド不織布を形成する繊維が、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエチレンテレフタレートからなる群から選ばれる1種以上の樹脂からなる、請求項1に記載の鮮度保持包装部材。
【請求項5】
前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、及び、ポリエチレンテレフタレートからなる群から選ばれる1種以上の樹脂を含む、請求項3に記載の鮮度保持包装部材。
【請求項6】
前記フィルムの厚みが、50μm~1mmの範囲である、請求項1に記載の鮮度保持包装部材。
【請求項7】
袋状に成形され、内部に内包物を入れることに用いられ、
一方の面の前記明度Lが40以下であり、他方の面の前記明度Lが70~100であり、
前記明度Lが40以下である面が、内包物側の面である、請求項1に記載の鮮度保持包装部材。
【請求項8】
請求項1に記載の鮮度保持包装部材を袋状に成形し、袋状の鮮度保持包装部材の内部に青果物を入れて包装体を作製する包装体作製工程と、
得られた包装体の内部の平均湿度を95%~99%に調整する調整工程と、を含む、青果物の鮮度保持方法。
【請求項9】
前記調整工程が、温度20℃以下で行われる、請求項8に記載の青果物の鮮度保持方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鮮度保持包装部材及び青果物の鮮度保持方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
鮮度保持包装部材は、例えば、青果物の保存又は搬送時に外部環境の変動から青果物を守り、包装時の良好な鮮度の状態を維持する目的で広く使われている。
青果物の鮮度保持包装部材としては、例えば、特定の高分子樹脂を用いた、水蒸気透過率が20g/m
2
・24Hr・at40℃・90%RH以上である袋状包装体であって、包装体内の炭酸ガス濃度及び酸素濃度が制御され、包装体全体での重量減少率が1wt%未満の青果物鮮度保持包装体が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-146291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の青果物鮮度保持包装体は、多孔質樹脂フィルムシートにより形成され、水蒸気、炭酸ガス、酸素等の透過を制御することで、包装体内部の湿度、酸素濃度等を青果物に適切な状態に維持しうるとされてはいるが、多孔質樹脂フィルムシートが非吸湿性の材料であるために、フィルムシートの透湿度が不足した場合には、包装内に水滴がつく、内容物が変色する、などの問題が発生する場合がある。
さらに、青果物を保存する場合、例えば、ブロッコリー、菜花などの青果物では、光応答の進行により、開花による黄変、所望されない発芽等が生じる場合があり、改善が求められている。
【0005】
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、青果物の劣化防止性が良好な鮮度保持包装部材を提供することにある。
本開示の別の一実施形態が解決しようとする課題は、上記本開示の鮮度保持包装部材を用いた青果物の劣化を防止しうる青果物の鮮度保持方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段には、下記の態様が含まれる。
【0007】
<1> フィルムと、スパンボンド不織布と、前記スパンボンド不織布の少なくともフィルムと接する側の面に、不織布を形成する繊維表面の少なくとも一部を被覆する樹脂層と、をこの順で有し、
分光スペクトルにおける320nm~780nmの波長域の全光線透過率の平均値が1.00%以下であり、
5℃における透湿度が200g/m
2
・24hr~1200g/m
2
・24hrであり、
少なくとも一方の面の、CIE1976(La*b*)色空間における色相の明度Lが40以下である、鮮度保持包装部材。
【0008】
<2> 前記フィルムが、有孔フィルムである、<1>に記載の鮮度保持包装部材。
<3> 前記有孔フィルムが、熱可塑性樹脂及びフィラーを含む、<2>に記載の鮮度保持包装部材。
<4> 前記スパンボンド不織布を形成する繊維が、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエチレンテレフタレートからなる群から選ばれる1種以上の樹脂からなる、<1>~<3>のいずれか1つに記載の鮮度保持積層体
<5> 前記熱可塑性樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、及び、ポリエチレンテレフタレートからなる群から選ばれる1種以上の樹脂を含む、<3>又は<4>に記載の鮮度保持包装部材。
【0009】
<6> 前記フィルムの厚みが、50μm~1mmの範囲である、<1>~<5>のいずれか1つに記載の鮮度保持包装部材。
<7> 袋状に成形され、内部に内包物を入れることに用いられ、
一方の面の前記明度Lが40以下であり、他方の面の前記明度Lが70~100であり、
前記明度Lが40以下である面が、内包物側の面である、<1>~<6>のいずれか1つに記載の鮮度保持包装部材。
【0010】
<8> <1>~<7>のいずれか1つに記載の鮮度保持包装部材を袋状に成形し、袋状の鮮度保持包装部材の内部に青果物を入れて包装体を作製する包装体作製工程と、
得られた包装体の内部の平均湿度を95%~99%に調整する調整工程と、を含む、青果物の鮮度保持方法。
<9> 前記調整工程が、温度20℃以下で行われる、<8>に記載の青果物の鮮度保持方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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