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公開番号
2025127218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023813
出願日
2024-02-20
発明の名称
合成紙、フィルタ原紙及びフィルタ
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
D21H
13/14 20060101AFI20250825BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】長期間使用した場合でも、珪藻土の脱落量を低減できる合成パルプ、フィルタ原紙、及びこれを用いたフィルタを提供すること。
【解決手段】ポリオレフィン系合成パルプ(A)と、珪藻土(B)と、を含み、前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度は、100ml~750mlである、合成紙。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオレフィン系合成パルプ(A)と、
珪藻土(B)と、を含み、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度は、100ml~750mlである、
合成紙。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記合成紙の総質量に対する、前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)の含有質量の比率は、20質量%~60質量%であり、
前記合成紙の総質量に対する、前記珪藻土(B)の含有量の比率は、20質量%~70質量%である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項3】
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)は、カナディアン標準濾水度が200ml~650mlのポリオレフィン系合成パルプを含み、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)の総質量に対する、前記カナディアン標準濾水度が200ml~650mlのポリオレフィン系合成パルプの含有質量の比率が、30質量%以上である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項4】
ショートカット繊維(C)を含み、
前記ショートカット繊維(C)の融点が、70℃~190℃であり、
前記ショートカット繊維(C)の平均繊維長は、3.0mm~20.0mmであり、
前記合成紙の総質量に対する、前記ショートカット繊維(C)の含有質量の比率が、3質量%~30質量%である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項5】
天然パルプ(D)を含み、
前記天然パルプ(D)のカナディアン標準濾水度は、100ml~800mlであり、
前記合成紙の総質量に対する、前記天然パルプ(D)の含有量の比率が、5質量%~30質量%であり、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)の総質量に対する、前記天然パルプ(D)の含有量の比率が、5.3質量%~60.0質量%である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項6】
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)はオレフィン系重合体を含み、
前記オレフィン系重合体は、エチレン系重合体である、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項7】
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)が、融点の異なる少なくとも2種類のポリオレフィン系合成パルプを含む、
請求項1に記載の合成紙。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の合成紙を含む、
フィルタ原紙。
【請求項9】
請求項8に記載のフィルタ原紙を含む、
フィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成紙、フィルタ原紙及びフィルタに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
濾過フィルタ(以下、単に「フィルタ」ともいう。)は、固液分離等の濾過分離が必要な用途で多用されている。特に、微細物質を除去できるフィルタは、飲料用途、食品用途、製薬用途など、幅広く利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、パルプと、珪藻土と、カチオン性樹脂とを含有するフィルタ原紙であって、前記フィルタ原紙の坪量が1000~2000g/m
2
であり、前記パルプの濾水度が200~600mlであり、前記珪藻土の含有量が、前記フィルタ原紙の総質量に対して40~80質量%であり、前記カチオン性樹脂の含有量が、前記パルプ100質量部に対して2~6質量部である、フィルタ原紙が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-159150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、長期間使用すると、珪藻土が脱落する場合があった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、長期間使用した場合でも、珪藻土の脱落量を低減できる合成パルプ、フィルタ原紙、及びこれを用いたフィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための、本発明の一態様は、[1]~[7]の合成紙に関する。
【0008】
[1]ポリオレフィン系合成パルプ(A)と、
珪藻土(B)と、を含み、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)のカナディアン標準濾水度が100ml~750mlである、
合成紙。
【0009】
[2]前記合成紙の総質量に対する、前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)の含有質量の比率は、20質量%~60質量%であり、
前記合成紙の総質量に対する、前記珪藻土(B)の含有量の比率は、20質量%~70質量%である、
[1]に記載の合成紙。
【0010】
[3]前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)は、カナディアン標準濾水度が200ml~650mlのポリオレフィン系合成パルプを含み、
前記ポリオレフィン系合成パルプ(A)の総質量に対する、前記カナディアン標準濾水度が200ml~650mlのポリオレフィン系合成パルプの含有質量の比率が、30質量%以上である、
[1]又は[2]に記載の合成紙。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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