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公開番号2025134300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032128
出願日2024-03-04
発明の名称乾燥装置、および、含水率の推定方法
出願人株式会社IHI
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類F26B 11/14 20060101AFI20250909BHJP(乾燥)
要約【課題】容器内に収容されたスラリーの含水率を高精度に推定する。
【解決手段】乾燥装置100は、スラリーを収容する容器110と、容器110内を加熱する加熱装置170と、容器110内に回転可能に設けられ、水平方向または略水平方向に延在する回転軸120と、回転軸120に設けられた1または複数の羽根140と、回転軸120を回転させる駆動装置180と、容器110内に設けられた水分センサ190と、容器110内に収容されたスラリーが加熱装置170によって加熱されており、駆動装置180による回転軸120の回転が停止されている停止期間における水分センサ190の出力値に基づいて、スラリーの含水率を推定する演算部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スラリーを収容する容器と、
前記容器内を加熱する加熱装置と、
前記容器内に回転可能に設けられ、水平方向または略水平方向に延在する回転軸と、
前記回転軸に設けられた1または複数の羽根と、
前記回転軸を回転させる駆動装置と、
前記容器内に設けられた水分センサと、
前記容器内に収容された前記スラリーが前記加熱装置によって加熱されており、前記駆動装置による前記回転軸の回転が停止されている停止期間における前記水分センサの出力値に基づいて、前記スラリーの含水率を推定する演算部と、
を備える、乾燥装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記駆動装置を制御して、前記回転軸の回転方向を、第1方向と、前記第1方向とは逆の回転方向の第2方向とに切り換える制御部を備え、
前記停止期間は、前記回転軸の回転方向を切り換える間のインターバル期間である、請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記演算部は、複数回の前記停止期間における前記水分センサの出力値に基づいて、前記スラリーの含水率の推移を演算する、請求項1または2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記水分センサは、前記回転軸よりも下方に設けられる、請求項1または2に記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記水分センサは、静電容量式の水分センサ、または、電気抵抗式の水分センサである、請求項1または2に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記スラリーの少なくとも一部は、乾燥されることにより、粉体となる、請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項7】
スラリーを収容する容器と、前記容器内を加熱する加熱装置と、前記容器内に回転可能に設けられ、水平方向または略水平方向に延在する回転軸と、前記回転軸に設けられた1または複数の羽根と、前記回転軸を回転させる駆動装置と、前記容器内に設けられた水分センサと、を有する乾燥装置における前記スラリーの含水率の推定方法であって、
前記容器内に収容された前記スラリーが前記加熱装置によって加熱されており、前記駆動装置による前記回転軸の回転が停止されている停止期間における前記水分センサの出力値に基づいて、前記スラリーの含水率を推定することを含む、含水率の推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乾燥装置、および、含水率の推定方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下水処理設備から排出された汚泥は、海岸、湖、河川等まで運搬され、埋め立てられていた。しかし、埋立処分地の確保の難しさ、および、環境への負荷などの問題がある。
【0003】
そこで、近年、汚泥を乾燥することにより得られる乾燥汚泥をバイオマス燃料として利用する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、乾燥機において一定の乾燥時間で汚泥を乾燥させ、乾燥機から排出された乾燥汚泥の含水率に基づいて、バイオマス燃料用と、乾燥機の熱源用とに、乾燥汚泥を振り分ける技術が開示されている。特許文献1の技術では、乾燥機から排出された乾燥汚泥のうち、熱源用の乾燥汚泥の含水率に基づき、乾燥機への熱源用の乾燥汚泥の供給量および空気の供給量を調整して、乾燥汚泥の含水率を所定範囲内に保持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-199449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の特許文献1に開示されたような、乾燥機から排出された後の乾燥汚泥の含水率に基づいて、乾燥機を制御する従来技術では、乾燥機の制御遅れが大きくなってしまう。
【0006】
このため、乾燥機の容器内に収容された状態で汚泥等のスラリーの含水率を推定できる技術の開発が希求されている。
【0007】
本開示は、このような課題に鑑み、容器内に収容されたスラリーの含水率を高精度に推定することが可能な乾燥装置、および、含水率の推定方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る乾燥装置は、スラリーを収容する容器と、容器内を加熱する加熱装置と、容器内に回転可能に設けられ、水平方向または略水平方向に延在する回転軸と、回転軸に設けられた1または複数の羽根と、回転軸を回転させる駆動装置と、容器内に設けられた水分センサと、容器内に収容されたスラリーが加熱装置によって加熱されており、駆動装置による回転軸の回転が停止されている停止期間における水分センサの出力値に基づいて、スラリーの含水率を推定する演算部と、を備える。
【0009】
また、上記の乾燥装置は、駆動装置を制御して、回転軸の回転方向を、第1方向と、第1方向とは逆の回転方向の第2方向とに切り換える制御部を備え、停止期間は、回転軸の回転方向を切り換える間のインターバル期間であってもよい。
【0010】
また、上記の演算部は、複数回の停止期間における水分センサの出力値に基づいて、スラリーの含水率の推移を演算してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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