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公開番号
2025130430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027586
出願日
2024-02-27
発明の名称
橋梁の管理方法および橋梁の管理装置
出願人
株式会社IHI
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250901BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】複数の橋梁に対する措置を容易に決定する。
【解決手段】橋梁の管理方法は、類似環境に設置されている複数の橋梁を、同一の群に群化する群化工程と、橋梁に対する補修または補強の必要性を示す指標である優先度合を、群に含まれる複数の橋梁について推定する推定工程と、推定工程による優先度合の推定値に基づいて、群に含まれる複数の橋梁の中から少なくとも1つのサンプル橋梁を抽出する抽出工程と、サンプル橋梁の優先度合に関連する物性を実測する実測工程と、実測工程による実測値に基づいて、サンプル橋梁に対する措置を決定する第1決定工程と、推定工程による優先度合の推定値、および、第1決定工程によるサンプル橋梁に対する措置に基づいて、群に含まれる複数の橋梁のうちサンプル橋梁を除く他の橋梁に対する措置を決定する第2決定工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
類似環境に設置されている複数の橋梁を、同一の群に群化する群化工程と、
橋梁に対する補修または補強の必要性を示す指標である優先度合を、前記群に含まれる前記複数の橋梁について推定する推定工程と、
前記推定工程による前記優先度合の推定値に基づいて、前記群に含まれる前記複数の橋梁の中から少なくとも1つのサンプル橋梁を抽出する抽出工程と、
前記サンプル橋梁の前記優先度合に関連する物性を実測する実測工程と、
前記実測工程による実測値に基づいて、前記サンプル橋梁に対する措置を決定する第1決定工程と、
前記推定工程による前記優先度合の推定値、および、前記第1決定工程による前記サンプル橋梁に対する措置に基づいて、前記群に含まれる前記複数の橋梁のうち前記サンプル橋梁を除く他の橋梁に対する措置を決定する第2決定工程と、
を含む、橋梁の管理方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記類似環境は、同一地区、同一路線、および、同一河川のうち少なくともいずれかを含む、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項3】
前記推定工程では、前記橋梁に関する複数の要素のうちいずれか1つ以上の要素に基づいて、前記優先度合が推定され、
前記複数の要素は、橋梁の重要度、橋梁の健全度、橋梁の諸元、橋梁の構造形式、橋梁の材質、橋歴、および、橋梁の定期点検の結果を含む、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項4】
前記推定工程では、前記橋梁に関する前記複数の要素の評価値を、重み付け加算することによって、前記優先度合が推定される、請求項3に記載の橋梁の管理方法。
【請求項5】
前記推定工程では、前記優先度合の推定値と、前記複数の橋梁のうちの前記優先度合の推定値に対応する橋梁の数とを関連付けた分布が推定される、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項6】
前記抽出工程では、前記複数の橋梁のうち前記優先度合の推定値が最大値となる橋梁が、前記サンプル橋梁として抽出される、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項7】
前記抽出工程では、前記複数の橋梁のうち前記優先度合の推定値が中央値となる橋梁が、前記サンプル橋梁として抽出される、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項8】
前記実測工程では、前記サンプル橋梁に対して試験荷重を載荷する載荷試験が行われ、前記サンプル橋梁のたわみおよびひずみのうち少なくともいずれかが実測される、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項9】
前記第1決定工程では、
前記実測工程による実測値と、予め設定された第1閾値とが比較され、
前記実測値が前記第1閾値以上であると判定された場合、前記サンプル橋梁に対して、補修または補強の措置が決定され、
前記実測値が前記第1閾値未満であると判定された場合、前記サンプル橋梁に対して、所定のセンサまたは撮像装置によるモニタリングの措置が決定される、請求項1に記載の橋梁の管理方法。
【請求項10】
前記第2決定工程では、
前記実測値と前記第1閾値との差分に基づいて、前記第1閾値に対応する前記優先度合の推定値である境界値が特定され、
前記他の橋梁のうち前記優先度合の推定値が前記境界値以上の橋梁に対して、前記補修または補強の措置が決定され、
前記他の橋梁のうち前記優先度合の推定値が前記境界値未満の橋梁に対して、前記モニタリングの措置が決定される、請求項9に記載の橋梁の管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、橋梁の管理方法および橋梁の管理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、橋梁を管理するための管理システムが開示されている。かかる特許文献1では、各橋梁に対応する特定情報毎に、対応する重要度情報および損傷度情報に基づいて、対応する橋梁の補修を実行する優先度が算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-180164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、橋梁の管理者が管理する橋梁は、非常に多数あり、全ての橋梁に対して個々に補修等の措置を決定するとなると、多大な労力、時間およびコストが必要となってしまう。このため、複数の橋梁に対する措置を容易に決定できるようになることが望まれている。
【0005】
本開示は、複数の橋梁に対する措置を容易に決定することが可能な橋梁の管理方法および橋梁の管理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る橋梁の管理方法は、類似環境に設置されている複数の橋梁を、同一の群に群化する群化工程と、橋梁に対する補修または補強の必要性を示す指標である優先度合を、群に含まれる複数の橋梁について推定する推定工程と、推定工程による優先度合の推定値に基づいて、群に含まれる複数の橋梁の中から少なくとも1つのサンプル橋梁を抽出する抽出工程と、サンプル橋梁の優先度合に関連する物性を実測する実測工程と、実測工程による実測値に基づいて、サンプル橋梁に対する措置を決定する第1決定工程と、推定工程による優先度合の推定値、および、第1決定工程によるサンプル橋梁に対する措置に基づいて、群に含まれる複数の橋梁のうちサンプル橋梁を除く他の橋梁に対する措置を決定する第2決定工程と、を含む。
【0007】
また、類似環境は、同一地区、同一路線、および、同一河川のうち少なくともいずれかを含むようにしてもよい。
【0008】
また、推定工程では、橋梁に関する複数の要素のうちいずれか1つ以上の要素に基づいて、優先度合が推定され、複数の要素は、橋梁の重要度、橋梁の健全度、橋梁の諸元、橋梁の構造形式、橋梁の材質、橋歴、および、橋梁の定期点検の結果を含むようにしてもよい。
【0009】
また、推定工程では、橋梁に関する複数の要素の評価値を、重み付け加算することによって、優先度合が推定されるようにしてもよい。
【0010】
また、推定工程では、優先度合の推定値と、複数の橋梁のうちの優先度合の推定値に対応する橋梁の数とを関連付けた分布が推定されるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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