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公開番号2025173987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079924
出願日2024-05-16
発明の名称探索装置、および、探索方法
出願人株式会社IHI
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類G01N 21/27 20060101AFI20251120BHJP(測定;試験)
要約【課題】処理負荷を低減する。
【解決手段】探索装置100は、透過波長を変更する波長可変フィルタ110と、波長可変フィルタ110を透過した光を受光して画像を生成する撮像装置120と、波長可変フィルタ110および撮像装置120を制御する制御装置150と、を備え、制御装置150は、水面を基準とした所定範囲内に定められる基準高さにおける第1上向き放射輝度、および、水中に存在する探索対象物の推定深度における第2上向き放射輝度に基づいて、複数の撮像波長を決定する決定部と、決定された複数の撮像波長の光それぞれを透過させるように、波長可変フィルタ110を制御するフィルタ制御部と、波長可変フィルタ110を透過した複数の撮像波長の光それぞれを受光して、複数の波長画像を生成するように、撮像装置120を制御する撮像制御部と、複数の波長画像に基づいて、探索対象物の有無を判定する判定部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
透過波長を変更可能な波長可変フィルタと、
前記波長可変フィルタを透過した光を受光して画像を生成する撮像装置と、
前記波長可変フィルタおよび前記撮像装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
水面を基準とした所定範囲内に定められる基準高さにおける第１上向き放射輝度、および、水中に存在する探索対象物の推定深度における第２上向き放射輝度に基づいて、複数の撮像波長を決定する決定部と、
決定された前記複数の撮像波長の光それぞれを透過させるように、前記波長可変フィルタを制御するフィルタ制御部と、
前記波長可変フィルタを透過した前記複数の撮像波長の光それぞれを受光して、複数の波長画像を生成するように、前記撮像装置を制御する撮像制御部と、
前記複数の波長画像に基づいて、前記探索対象物の有無を判定する判定部と、
を含む、探索装置。
続きを表示（約 560 文字）【請求項２】
前記決定部は、前記第１上向き放射輝度に対する前記第２上向き放射輝度の比に基づいて、前記複数の撮像波長を決定する、請求項１に記載の探索装置。
【請求項３】
前記決定部は、前記第２上向き放射輝度を前記第１上向き放射輝度で除算した除算値が最大となる波長、および、前記除算値が最小となる波長を、前記撮像波長として決定する、請求項２に記載の探索装置。
【請求項４】
前記波長可変フィルタおよび前記撮像装置は、飛行体に設けられ、
前記撮像装置は、上空から前記水中を撮像する、請求項１または２に記載の探索装置。
【請求項５】
前記判定部は、前記複数の波長画像の差分に基づいて、前記探索対象物の有無を判定する、請求項１または２に記載の探索装置。
【請求項６】
水面を基準とした所定範囲内に定められる基準高さにおける第１上向き放射輝度、および、水中に存在する探索対象物の推定深度における第２上向き放射輝度に基づいて、複数の撮像波長を決定することと、
決定した前記複数の撮像波長の光それぞれを受光して、複数の波長画像を生成することと、
前記複数の波長画像に基づいて、前記探索対象物の有無を判定することと、
を含む、探索方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、探索装置、および、探索方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、海洋生物等の水中に存在する探索対象物の探索に、船に設けられたソナーが用いられている。しかし、ソナーは、船の周囲といった狭い範囲に存在する探索対象物しか探索できない。
【０００３】
そこで、飛行体に搭載されたハイパースペクトルカメラによって上空から海面を撮像し、得られたデータキューブを解析することにより、海上の探索対象物を探索する技術が開発されている（例えば、特許文献１）。特許文献１に開示された技術では、ハイパースペクトルカメラによって生成されたデータキューブを解析することにより、探索対象物を探索する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第５６６８１５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記のデータキューブは、数ナノメートルごとの波長分解能で被写体を撮像することにより得られた数百枚の画像を重ね合わせたデータである。このため、データキューブの解析には、膨大な処理負荷がかかってしまうという問題がある。
【０００６】
本開示は、このような課題に鑑み、処理負荷を低減することが可能な探索装置、および、探索方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る探索装置は、透過波長を変更可能な波長可変フィルタと、波長可変フィルタを透過した光を受光して画像を生成する撮像装置と、波長可変フィルタおよび撮像装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、水面を基準とした所定範囲内に定められる基準高さにおける第１上向き放射輝度、および、水中に存在する探索対象物の推定深度における第２上向き放射輝度に基づいて、複数の撮像波長を決定する決定部と、決定された複数の撮像波長の光それぞれを透過させるように、波長可変フィルタを制御するフィルタ制御部と、波長可変フィルタを透過した複数の撮像波長の光それぞれを受光して、複数の波長画像を生成するように、撮像装置を制御する撮像制御部と、複数の波長画像に基づいて、探索対象物の有無を判定する判定部と、を含む。
【０００８】
また、決定部は、第１上向き放射輝度に対する第２上向き放射輝度の比に基づいて、複数の撮像波長を決定してもよい。
【０００９】
また、決定部は、第２上向き放射輝度を第１上向き放射輝度で除算した除算値が最大となる波長、および、除算値が最小となる波長を、撮像波長として決定してもよい。
【００１０】
また、波長可変フィルタおよび撮像装置は、飛行体に設けられ、撮像装置は、上空から水中を撮像してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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