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公開番号
2025163865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024067455
出願日
2024-04-18
発明の名称
農作業機
出願人
株式会社IHIアグリテック
代理人
弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類
A01F
29/10 20060101AFI20251023BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 本発明はホッパに生じるブリッジの防止を課題とする。
【解決手段】本発明は、四周を囲む壁部を有するホッパ2を備え、前記ホッパ2の少なくとも一つの対向する前記壁部22は、ホッパ2の排出口の中心を通る上下に延びる軸心28に向く傾斜角度の大きさが、互いに垂直である領域が一部にあってもよいが、互いに異なるようにされ、前記ホッパ2の排出口25に向かうにつれ、その角度が変わることを特徴とする農作業機1とすることで課題を解決した。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
四周を囲む壁部を有するホッパを備え、
前記ホッパの少なくとも一つの対向する前記壁部は、ホッパの排出口の中心を通る上下に延びる軸心に向く傾斜角度の大きさが、互いに垂直である領域が一部にあってもよいが、互いに異なるようにされ、前記ホッパの排出口に向かうにつれ、その角度が変わることを特徴とする農作業機。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
作業中に前記ホッパに内容物が供給され続けることを特徴とする請求項1の農作業機。
【請求項3】
前記ホッパは、細断した収穫物を溜めるものである特徴とする請求項1又は請求項2記載の農作業機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホッパを備えた農作業機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ホッパを備えた作業機は、デントコーン、ソルゴー、牧草などの飼料作物を刈取細断し収穫する刈取細断収穫機がある。また、細断した収穫物をホッパに溜めロールベールに成形する細断型ベールラッパなどがある。
さらにブロードキャスタのように、ホッパに収容される内容物が粒状の肥料であってもよい。内容物をホッパに入れる農作業機は、様々ある。
たとえば、例示した刈取細断収穫機は、下記特許文献1に記載されているように、車体に配置されたエンジンによって作動するクローラを有すると共に、車体の前方から後方にシュートが備えられた収穫機、操縦席、ホッパ、成形部を有したものが知られている。成形室内で刈り取られ細断された収穫物はロール状に成形される。ロール状のロールベールはネットなどで覆われ、車体後部の放出ゲートから放出される。
【0003】
このようなロールベーラによると、走行しながら収穫した飼料作物は細断され、細断した飼料作物はシュートからホッパに投入される。このホッパの下には、搬送コンベアがあり、ホッパから落下する飼料作物は、搬送コンベアのベルト上で受けとめられ、ベルトに載って他の搬送装置に受け継がれ成形部に投入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5276403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような刈取細断収穫機は、ホッパ内の飼料作物がいわゆるブリッジ(細断された収穫物が詰まり、落ちなくなる現象)により搬送コンベアに落ちなくなる現象が生じることがある。ブリッジを壊すアジテータなどの装置が取付けられることもあるが、アジテータ付きのホッパにおいてもブリッジが生じることがあった。
特に、収穫物の倒伏具合(細断物の形状に影響)や収穫物の乾燥具合(濡れ具合)などにより、頻繁にブリッジが生じることがある。作業者はその度にエンジンを停止し、ブリッジを破壊しなければならなくなり、手間がかかっていた。ブリッジを破壊するアジテータが備えられたホッパーであっても、ブリッジを完全に防止できず、ブリッジの起こりにくい農作業機が求められていた。
本発明は、ホッパに生じるブリッジの防止を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、四周を囲む壁部を有するホッパを備え、前記ホッパの少なくとも一つの対向する前記壁部は、ホッパの排出口の中心を通る上下に延びる軸心に向く傾斜角度の大きさが、互いに垂直である領域が一部にあってもよいが、互いに異なるようにされ、前記ホッパの排出口に向かうにつれ、その角度が変わることを特徴とする農作業機とすることで課題を解決した。
【発明の効果】
【0007】
本発明の農作業機のホッパは、ブリッジの形成が従来より減少した。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は刈取細断収穫機の斜視図である。
図2はホッパの上面図である。
図3は図2のA-A間の断面図である。
図4は図2のB-B間の断面図である。
図5はホッパを含む領域の正面図である。
図6はホッパを含む領域の左側面図である。
図7は、図5の正面図と図6の左側面図を並べた図であり、上部の壁部と下部の壁部の上下部境界の位置を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。また、説明のため意図的に部材を省略している図もある。
次の実施例は、農作業機として刈取細断収穫機1を例にしているが、本発明はホッパ2を備えた農作業機であれば適用可能である。
【0010】
〔実施例〕
(全体構造)
図1は刈取細断収穫機(農作業機)1の斜視図である。左右の方向は、刈取細断収穫機(農作業機)1の進行方向からみた左右である。刈取細断収穫機(農作業機)1は前方に刈取細断部11を備えており、刈取細断部11は、飼料作物を根元から刈取り細断する装置である。走行部8はクローラなどの走行装置が装着されており、飼料作物を刈取ながら進む。刈取細断部11は、前方にある刈取部と後方にある細断部に分かれており、前方にある刈取部で根元から刈り取られた飼料作物は、細断部へと送られる。細断部は高速で回転するカッターヘッドを備えており、刈り取られた飼料作物を細断する。細断部で細断された収穫物は、カッターヘッドの回転によって生じた空気の流れに乗りシュート12を通りホッパ2へと吹き上げられる。シュート12の後端は、ホッパ2の正面にあるシュート接続口21に差し込まれており、ホッパ2内に細断された収穫物を勢いよく送り込む。
ホッパ2に入った細断された収穫物(内容物)は、ホッパ2に一旦貯留され、ホッパ2の下に設けられている搬送部4にある搬送ベルトコンベア41を介して成形室7に送り込まれる。
成形室7は、細断された収穫物を回転させながらロールベールに形成する。所定の大きさに成形されたロールベールはネット装置72により周囲をネットで包まれる。次いで、放出ゲートが開放され、圃場にネットで包まれたロールベールが放出される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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