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公開番号2025167733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024072595
出願日2024-04-26
発明の名称クリンチング接合検査装置
出願人株式会社IHI
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類G01N 29/26 20060101AFI20251030BHJP(測定;試験)
要約【課題】クリンチング接合部の接合状態の検査をより適切に行う。
【解決手段】クリンチング接合検査装置は、第1部材と第2部材とをクリンチング接合することにより筒状に突出形成されたクリンチング接合部50を検査するクリンチング接合検査装置であって、第1超音波探触子と、クリンチング接合部50に着脱可能に取り付けられ、クリンチング接合部50の内周面52側に第1超音波探触子を配置するための第1治具150と、を備え、第1超音波探触子は、第1係合部を含み、第1治具150は、第1超音波探触子を挿入可能な第1挿入孔154と、第1挿入孔154に挿入された第1超音波探触子の第1係合部と係合することにより、第1超音波探触子による超音波の送受信方向がクリンチング接合部50の検査対象部位を向くように第1超音波探触子を位置決めする第1被係合部156と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
第１部材と第２部材とをクリンチング接合することにより筒状に突出形成されたクリンチング接合部を検査するクリンチング接合検査装置であって、
第１超音波探触子と、
前記クリンチング接合部に着脱可能に取り付けられ、前記クリンチング接合部の内周面側に前記第１超音波探触子を配置するための第１治具と、
を備え、
前記第１超音波探触子は、
第１係合部を含み、
前記第１治具は、
前記第１超音波探触子を挿入可能な第１挿入孔と、
前記第１挿入孔に挿入された前記第１超音波探触子の前記第１係合部と係合することにより、前記第１超音波探触子による超音波の送受信方向が前記クリンチング接合部の検査対象部位を向くように前記第１超音波探触子を位置決めする第１被係合部と、
を含む、クリンチング接合検査装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
第１部材と第２部材とをクリンチング接合することにより筒状に突出形成されたクリンチング接合部を検査するクリンチング接合検査装置であって、
第２超音波探触子と、
前記クリンチング接合部に着脱可能に取り付けられ、前記クリンチング接合部の外周面側に前記第２超音波探触子を配置するための第２治具と、
を備え、
前記第２超音波探触子は、
第２係合部を含み、
前記第２治具は、
前記クリンチング接合部を収容する収容部と、
前記収容部に連通し、前記第２超音波探触子を挿入可能な第２挿入孔と、
前記第２挿入孔に挿入された前記第２超音波探触子の前記第２係合部と係合することにより、前記第２超音波探触子による超音波の送受信方向が前記クリンチング接合部の検査対象部位を向くように前記第２超音波探触子を位置決めする第２被係合部と、
を含む、クリンチング接合検査装置。
【請求項３】
第２超音波探触子と、
前記クリンチング接合部に着脱可能に取り付けられ、前記クリンチング接合部の外周面側に前記第２超音波探触子を配置するための第２治具と、
を備え、
前記第２超音波探触子は、
第２係合部を含み、
前記第２治具は、
前記クリンチング接合部を収容する収容部と、
前記収容部に連通し、前記第２超音波探触子を挿入可能な第２挿入孔と、
前記第２挿入孔に挿入された前記第２超音波探触子の前記第２係合部と係合することにより、前記第２超音波探触子による超音波の送受信方向が前記クリンチング接合部の前記検査対象部位を向くように前記第２超音波探触子を位置決めする第２被係合部と、
を含む、請求項１に記載のクリンチング接合検査装置。
【請求項４】
前記第２係合部の形状は、前記第１係合部と異なる、請求項３に記載のクリンチング接合検査装置。
【請求項５】
前記第１治具と前記第２治具との間に前記クリンチング接合部が挟持されるように、前記第１治具および前記第２治具を前記クリンチング接合部に固定する固定部材を備える、請求項３または４に記載のクリンチング接合検査装置。
【請求項６】
前記第１治具は、前記第１被係合部を複数含み、
複数の前記第１被係合部は、前記第１挿入孔の周方向に沿って互いに離隔して設けられる、請求項１に記載のクリンチング接合検査装置。
【請求項７】
前記第２治具は、前記第２挿入孔および前記第２被係合部のペアを複数含み、
複数の前記ペアは、前記収容部の周方向に沿って互いに離隔して設けられる、請求項２または３に記載のクリンチング接合検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、クリンチング接合検査装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
複数の金属板を接合するカシメ加工は、金属種を問わずに接合でき、また、変色が生じないため、様々な分野で適用されている。カシメ加工のうち、クリンチング接合は、リベット等の補助材料を用いることなく、複数の金属板同士を機械的に接合することが可能である。このため、クリンチング接合は、軽量化が求められる車体、機体等に広く利用されている。
【０００３】
クリンチング接合により筒状に突出形成されたクリンチング接合部の接合状態の良否を、外部から目視で適切に確認することはできない。このため、クリンチング接合部の接合状態を適切に検査することができる技術が希求されている。
【０００４】
そこで、例えば、特許文献１には、超音波探触子を用いて、クリンチング接合部の接合状態を検査する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－８１３４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
上記の特許文献１の技術のような超音波探触子を用いた接合状態の検査をより適切に行うことができる技術の開発が希求されている。
【０００７】
本開示は、このような課題に鑑み、クリンチング接合部の接合状態の検査をより適切に行うことが可能なクリンチング接合検査装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係るクリンチング接合検査装置は、第１部材と第２部材とをクリンチング接合することにより筒状に突出形成されたクリンチング接合部を検査するクリンチング接合検査装置であって、第１超音波探触子と、クリンチング接合部に着脱可能に取り付けられ、クリンチング接合部の内周面側に第１超音波探触子を配置するための第１治具と、を備え、第１超音波探触子は、第１係合部を含み、第１治具は、第１超音波探触子を挿入可能な第１挿入孔と、第１挿入孔に挿入された第１超音波探触子の第１係合部と係合することにより、第１超音波探触子による超音波の送受信方向がクリンチング接合部の検査対象部位を向くように第１超音波探触子を位置決めする第１被係合部と、を含む。
【０００９】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る他のクリンチング接合検査装置は、第１部材と第２部材とをクリンチング接合することにより筒状に突出形成されたクリンチング接合部を検査するクリンチング接合検査装置であって、第２超音波探触子と、クリンチング接合部に着脱可能に取り付けられ、クリンチング接合部の外周面側に第２超音波探触子を配置するための第２治具と、を備え、第２超音波探触子は、第２係合部を含み、第２治具は、クリンチング接合部を収容する収容部と、収容部に連通し、第２超音波探触子を挿入可能な第２挿入孔と、第２挿入孔に挿入された第２超音波探触子の第２係合部と係合することにより、第２超音波探触子による超音波の送受信方向がクリンチング接合部の検査対象部位を向くように第２超音波探触子を位置決めする第２被係合部と、を含む。
【００１０】
また、第２超音波探触子と、クリンチング接合部に着脱可能に取り付けられ、クリンチング接合部の外周面側に第２超音波探触子を配置するための第２治具と、を備え、第２超音波探触子は、第２係合部を含み、第２治具は、クリンチング接合部を収容する収容部と、収容部に連通し、第２超音波探触子を挿入可能な第２挿入孔と、第２挿入孔に挿入された第２超音波探触子の第２係合部と係合することにより、第２超音波探触子による超音波の送受信方向がクリンチング接合部の検査対象部位を向くように第２超音波探触子を位置決めする第２被係合部と、を含んでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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