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公開番号2025129376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025114021,2024509774
出願日2025-07-04,2022-12-27
発明の名称スラストフォイル軸受
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16C 27/02 20060101AFI20250828BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】所望の負荷能力を発揮させる。
【解決手段】スラストフォイル軸受は、回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、支持面に支持される複数のトップフォイル片と、支持面に載置され、ベースプレートに対して別体で形成されると共に、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、トップフォイル片とベースプレートとの間に配置されると共に複数の段差支持部のそれぞれに配置され、段差面にそれぞれ接する谷部を含む複数のバンプフォイル片と、を備える。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、
前記支持面に支持される複数のトップフォイル片と、
前記支持面に載置され、前記ベースプレートに対して別体で形成されると共に、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、
前記トップフォイル片と前記ベースプレートとの間に配置されると共に前記複数の段差支持部のそれぞれに配置され、前記段差面に接する接触部を含む複数のバンプフォイル片と、を備える、スラストフォイル軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スラストフォイル軸受に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、高速回転体用の軸受として用いられるスラストフォイル軸受を開示する。特許文献1が開示するスラストフォイル軸受は、回転軸に設けられたスラストカラーに対向して配置される。スラストフォイル軸受の軸受面は、金属製の薄板である柔軟なフォイルによって構成されている。スラストフォイル軸受は、軸受面を柔軟に支持するためのフォイル構造を有している。回転軸は、振動及び衝撃によって意図しない動きを生じることがある。回転軸の意図しない動きによって、例えば、スラストカラーは、軸方向に動くことがある。また、回転軸の意図しない動きによって、スラストカラーは、傾くこともある。スラストフォイル軸受は、回転軸の動きに起因するスラストカラーの動きを吸収できる。
【0003】
スラストフォイル軸受は、複数のトップフォイル片と、複数のバンプフォイル片と、を備える。トップフォイル片は、バンプフォイル片に支持されている。スラストカラーが回転すると、トップフォイル片とスラストカラーとの間に潤滑流体が導入される。潤滑流体は、トップフォイル片とスラストカラーとの間に楔状の流体潤滑膜を形成する。流体潤滑膜が形成された結果、スラストフォイル軸受の負荷能力が発揮される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
日本国特許第6065917号公報
特開2006-57652号公報
特開2004-270904号公報
特開2009-299748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スラストフォイル軸受の負荷能力は、流体潤滑膜の形態の影響を受ける。従って、所望の負荷能力を発揮させるためには、所望の流体潤滑膜を生じさせる必要がある。所望の流体潤滑膜の形態は、トップフォイル片とスラストカラーとの間の隙間の形状の影響を受ける。楔状の隙間は、ベースプレートに設けられた傾斜面によって形成されている。
【0006】
例えば、傾斜面は、切削加工などによって形成する場合がある。切削加工によって形成された傾斜面は、加工誤差などに起因して、意図した構成とならないこともある。傾斜面が意図した構成とならない場合には、楔状の隙間も意図した構成とならない。その結果、スラストフォイル軸受の負荷能力が、所望の能力に満たないこともあり得る。
【0007】
本開示は、所望の負荷能力を発揮することができるスラストフォイル軸受を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のスラストフォイル軸受は、回転軸が挿通される挿通孔及び支持面を有するベースプレートと、支持面に支持される複数のトップフォイル片と、支持面に載置され、ベースプレートに対して別体で形成されると共に、複数の段差面によって構成された複数の段差支持部を含む段差部材と、トップフォイル片とベースプレートとの間に配置されると共に複数の段差支持部のそれぞれに配置され、段差面に接する接触部を含む複数のバンプフォイル片と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示のスラストフォイル軸受は、所望の負荷能力を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示のスラストフォイル軸受が適用されるターボ機械の一例を示す側面図である。
図2は、本開示のスラストフォイル軸受を示す断面図である。
図3は、本開示のスラストフォイル軸受の一部を分解して示す斜視図である。
図4(a)は、トップフォイル片の平面図である。図4(b)は、バンプフォイル片の平面図である。
図5は、本開示のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
図6は、本開示のスラストフォイル軸受が備える段差部材の斜視図である。
図7は、段差支持部を拡大して示す斜視図である。
図8は、段差部材を構成する第1シムの斜視図である。
図9は、段差部材を構成する第2シムの斜視図である。
図10は、段差部材を構成する第3シムの斜視図である。
図11は、変形例1のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
図12は、変形例1のスラストフォイル軸受の作用効果を説明するための図である。
図13は、変形例2のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
図14は、変形例3のスラストフォイル軸受の要部を示す斜視図である。
図15は、変形例4のスラストフォイル軸受の要部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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