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公開番号
2025134010
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025119567,2023189736
出願日
2025-07-16,2020-06-17
発明の名称
所定の構成の複数の発現カセットの標的指向性組込みによって多価二重特異性抗体発現細胞を作製するための方法
出願人
エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー
,
F. HOFFMANN-LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12P
21/08 20060101AFI20250904BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】多価二重特異性抗体を生産するための方法を提供する。
【解決手段】方法は、多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸を含む哺乳動物細胞を培養する工程と、細胞または培養培地から多価二重特異性抗体を回収する工程とを含み、ここで、多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸は、哺乳動物細胞のゲノム内に安定して組み込まれており、かつ5’から3’の方向に、第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、および第1の軽鎖をコードする第6の発現カセットを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
多価二重特異性抗体を生産するための方法であって、
a)前記多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸を含む哺乳動物細胞を培養する工程、および
b)前記細胞または培養培地から前記多価二重特異性抗体を回収する工程
を含み、
前記多価二重特異性抗体をコードする前記デオキシリボ核酸が、前記哺乳動物細胞のゲノム中に安定に組み込まれており、かつ5’から3’の方向に、
(1)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
または(2)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第4の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第7の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第8の発現カセット
のいずれかを含む、多価二重特異性抗体を生産するための方法。
続きを表示(約 5,200 文字)
【請求項2】
多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸であって、5’から3’の方向に、
(1)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
または(2)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第4の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第7の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第8の発現カセット
のいずれかを含む、デオキシリボ核酸。
【請求項3】
哺乳動物細胞における多価二重特異性抗体の発現のためのデオキシリボ核酸の使用であって、前記デオキシリボ核酸が、5’から3’の方向に、
(1)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
または(2)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第4の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第7の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第8の発現カセット、
のいずれかを含む、使用。
【請求項4】
細胞のゲノムに組み込まれている、多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸を含む、組換え哺乳動物細胞であって、前記多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸が、5’から3’の方向に、
(1)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
または(2)
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第4の発現カセット、
- 第2の重鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第7の発現カセット、および
- 前記第1の軽鎖をコードする第8の発現カセット
のいずれかを含む、組換え哺乳動物細胞。
【請求項5】
2つのデオキシリボ核酸を含む組成物であって、前記2つのデオキシリボ核酸が、3つの異なる組換え認識配列および6個または8個の発現カセットを含み、
- 第1のデオキシリボ核酸が、5’から3’の方向に、
(1)
- 第1の組換え認識配列、
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、および
- 第3の組換え認識配列の第1のコピー
または(2)
- 第1の組換え認識配列、
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第4の発現カセット、および
- 第3の組換え認識配列の第1のコピー
のいずれかを含み、かつ
- 第2のデオキシリボ核酸が、5’から3’の方向に、
(1)
- 前記第3の組換え認識配列の第2のコピー、
- 第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、および
- 第2の組換え認識配列、
または(2)
- 前記第3の組換え認識配列の第2のコピー、
- 第2の重鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第7の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第8の発現カセット、および
- 第2の組換え認識配列
のいずれかを含む、組成物。
【請求項6】
多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸を含みかつ前記多価二重特異性抗体を分泌する組換え哺乳動物細胞を生産するための方法であって、
a)前記哺乳動物細胞のゲノムの遺伝子座内の単一の部位に組み込まれている外因性ヌクレオチド配列を含む哺乳動物細胞を提供する工程であって、前記外因性ヌクレオチド配列が、少なくとも1つの第1の選択マーカーに隣接する第1および第2の組換え認識配列、ならびに前記第1の組換え認識配列と前記第2の組換え認識配列との間に位置する第3の組換え認識配列を含み、かつ前記組換え認識配列がすべて異なる、哺乳動物細胞を提供する工程;
b)a)で提供された前記細胞に、3つの異なる組換え認識配列および6個または8個の発現カセットを含む2つのデオキシリボ核酸の組成物を導入する工程であって、
- 第1のデオキシリボ核酸が、5’から3’の方向に、
(1)
- 第1の組換え認識配列、
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、および
- 第3の組換え認識配列の第1のコピー
または(2)
- 第1の組換え認識配列、
- 第1の重鎖をコードする第1の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第2の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第3の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第4の発現カセット、および
- 第3の組換え認識配列の第1のコピー
のいずれかを含み、かつ
- 第2のデオキシリボ核酸が、5’から3’の方向に、
(1)
- 前記第3の組換え認識配列の第2のコピー、
- 第2の重鎖をコードする第4の発現カセット、
- 第1の軽鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、および
- 第2の組換え認識配列、
または(2)
- 前記第3の組換え認識配列の第2のコピー、
- 第2の重鎖をコードする第5の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第6の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第7の発現カセット、
- 前記第1の軽鎖をコードする第8の発現カセット、および
- 第2の組換え認識配列
のいずれかを含み、
前記第1および前記第2のデオキシリボ核酸の前記第1~前記第3の組換え認識配列が、組み込まれている前記外因性ヌクレオチド配列の前記第1~前記第3の組換え認識配列と一致しており、
1つの第2の選択マーカーをコードする発現カセットの5’末端部分および3’末端部分が、まとまると、前記1つの第2の選択マーカーの機能的発現カセットを形成する、
2つのデオキシリボ核酸の組成物を導入する工程;
c)1つまたは複数のリコンビナーゼを、
i)b)の前記第1および前記第2のデオキシリボ核酸と同時に、または
ii)その後で逐次的に
のいずれかで導入する工程であって、
前記1つまたは複数のリコンビナーゼが、前記第1および前記第2のデオキシリボ核酸の組換え認識配列を認識する(かつ、任意で、前記1つまたは複数のリコンビナーゼが、2つのリコンビナーゼ媒介カセット交換を行う)、
1つまたは複数のリコンビナーゼを導入する工程;ならびに
d)前記第2の選択マーカーを発現しかつ前記多価二重特異性抗体を分泌する細胞を選択する工程
を含み、それにより、前記多価二重特異性抗体をコードするデオキシリボ核酸を含みかつ前記多価二重特異性抗体を分泌する組換え哺乳動物細胞が生産される、
組換え哺乳動物細胞を生産するための方法。
【請求項7】
前記第1の重鎖がCH3ドメイン内に変異T366W(Kabatによるナンバリング)を含み、かつ前記第2の重鎖がCH3ドメイン内に変異T366S、L368A、およびY407V(Kabatによるナンバリング)を含むか、またはその逆である、請求項1から6のいずれか一項に記載の、多価二重特異性抗体を生産するための方法、またはデオキシリボ核酸、または使用、または組換え哺乳動物細胞、または組成物、または組換え哺乳動物細胞を生産するための方法。
【請求項8】
前記重鎖のうちの1つが変異S354Cをさらに含み、それぞれの他の重鎖が変異Y349C(Kabatによるナンバリング)を含む、請求項7に記載の、多価二重特異性抗体を生産するための方法、またはデオキシリボ核酸、または使用、または組換え哺乳動物細胞、または組成物、または組換え哺乳動物細胞を生産するための方法。
【請求項9】
前記第1の軽鎖が、ドメイン交換された軽鎖VH-VLまたはCH1-CLである、請求項1から8のいずれか一項に記載の、多価二重特異性抗体を生産するための方法、またはデオキシリボ核酸、または使用、または組換え哺乳動物細胞、または組成物、または組換え哺乳動物細胞を生産するための方法。
【請求項10】
- 前記第1の重鎖が、N末端からC末端に向けて、第1の重鎖可変ドメイン、CH1ドメイン、第1の重鎖可変ドメイン、CH1ドメイン、ヒンジ領域、CH2ドメイン、CH3ドメイン、および第1の軽鎖可変ドメインを含み、
- 前記第2の重鎖が、N末端からC末端に向けて、第1の重鎖可変ドメイン、CH1ドメイン、第1の重鎖可変ドメイン、CH1ドメイン、ヒンジ領域、CH2ドメイン、CH3ドメイン、および第2の重鎖可変ドメインを含み、かつ
- 前記第1の軽鎖が、N末端からC末端に向けて、第2の軽鎖可変ドメインおよびCLドメインを含み、
前記第1の重鎖可変ドメインおよび前記第2の軽鎖可変ドメインが第1の結合部位を形成し、前記第2の重鎖可変ドメインおよび前記第1の軽鎖可変ドメインが第2の結合部位を形成する、
請求項1から9のいずれか一項に記載の、多価二重特異性抗体を生産するための方法、またはデオキシリボ核酸、または使用、または組換え哺乳動物細胞、または組成物、または組換え哺乳動物細胞を生産するための方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞株作製およびポリペプチド生産の分野に関する。より正確には、哺乳動物細胞のゲノムへの特定の発現カセット配列の組込みをもたらす二重リコンビナーゼ媒介カセット交換反応によって得られた組換え哺乳動物細胞が、本明細書において報告される。前記細胞は、多価二重特異性抗体を生産するための方法において使用することができる。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば抗体などの、分泌されるグリコシル化されたポリペプチドは、通常、安定発現または一過性発現のいずれかとして真核細胞において組換え発現されることにより生産される。
【0003】
目的の外因性ポリペプチドを発現する組換え細胞を作製するための1つの戦略は、該目的のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列のランダムな組込みとそれに続く分泌工程および単離工程を含む。しかし、この手法にはいくつかの不都合な点がある。第一に、細胞のゲノム中へのヌクレオチド配列の機能的組込みはそれ自体、珍しい事象であるだけでなく、ヌクレオチド配列が組み込まれる場所についてのランダム性を考慮に入れると、これらの珍しい事象の結果、遺伝子発現および細胞増殖に様々な表現型が生じる。「位置効果変異」として知られるそのような変異は、少なくとも部分的に、真核細胞ゲノムに存在する複雑な遺伝子調節ネットワーク、ならびに組込みおよび遺伝子発現のための特定のゲノム遺伝子座の利用可能性に起因する。第二に、一般に、ランダム組込み戦略は、細胞のゲノム中に組み込まれるヌクレオチド配列コピーの数をコントロールしない。実際に、遺伝子増幅法は、高生産細胞を実現するために使用されることが多い。しかし、このような遺伝子増幅は、例えば不安定な細胞増殖および/または生産物発現などの望ましくない細胞表現型を招く可能性もある。第三に、ランダム組込みプロセスにつきものの組込み遺伝子座不均一性が原因となって、目的のポリペプチドについて望ましい発現レベルを示している組換え細胞を単離するためにトランスフェクション後に何千個もの細胞をスクリーニングすることには、時間がかかり、大きな労働力を要する。そのような細胞を単離した後でさえ、目的のポリペプチドの安定な発現は保証されておらず、安定な市販用生産細胞を得るには、さらなるスクリーニングが必要とされる場合がある。第四に、ランダム組込みによって得られた細胞から生産されるポリペプチドは、高度の配列差異を示し、これは、高レベルのポリペプチド発現を選択するために使用される選択剤の変異原性にいくらか起因する可能性がある。最後に、生産しようとするポリペプチドの複雑性が高いほど、すなわち、目的のポリペプチドを細胞内で形成するのに必要とされる異なるポリペプチドまたはポリペプチド鎖の数が多いほど、互いに異なるポリペプチドまたはポリペプチド鎖の発現比率をコントロールすることが、より重要になる。発現比率のコントロールは、目的のポリペプチドの効率的な発現、正確な組立て、および高い発現収率での成功裡な分泌を可能にするために必要とされる。
【0004】
リコンビナーゼ媒介カセット交換(RMCE)による標的指向性組込みは、真核生物宿主ゲノムのあらかじめ定められた部位に特異的かつ効率的に外来DNAを導くための方法である(Turanら、J.Mol.Biol.407(2011)193~221(非特許文献1))。
【0005】
国際公開第2006/007850号(特許文献1)では、抗RhD組換えポリクローナル抗体および個々の宿主細胞のゲノム中への部位特異的組込みを用いる製造方法が開示されている。
【0006】
Crawford,Y.ら(Biotechnol.Prog.29(2013)1307~1315(非特許文献2))は、phiC31インテグラーゼ技術とCRE-Lox技術を組み合わせて用いて、標的指向性細胞株開発のために信頼のおける宿主を限定的なゲノムスクリーニングによって迅速に同定したことを報告した。
【0007】
国際公開第2013/006142号(特許文献2)では、そのゲノム中にドナーカセットを安定的に組み入れた、遺伝的に変更された真核細胞のほぼ均質な集団を開示しており、該ドナーカセットは、ターゲティング核酸部位および選択可能マーカータンパク質コード配列を含む単離された核酸断片に作動可能に連結された強力なポリアデニル化部位を含み、該単離された核酸断片は、第1の組換え部位および第2の異なる組換え部位に挟まれている。
【0008】
国際公開第2018/162517号(特許文献3)では、i)発現カセット配列およびii)異なる発現ベクター間での発現カセットの分布に応じて、発現収率および生産物の質に大きな差異が認められたことが開示されている。
【0009】
Tadauchi,T.らは、抗体の発現を困難にするものを体系的に調査するために、調節された標的指向性組込みの細胞株開発アプローチを利用することを開示している(Biotechnol.Prog.35(2019)No.2,1~11(非特許文献3))。
【0010】
国際公開第2017/184831号(特許文献4)では、真核細胞における組換えタンパク質の部位特異的組込みおよび発現を開示しており、特に、発現増強遺伝子座を使用することによる、真核細胞、特にチャイニーズハムスター(Cricetulus griseus)細胞株における二重特異性抗体を含む抗体の発現を改善する方法を開示している。この文献のデータは匿名化された方法で提示されているため、実際に示されている内容を結論付けることはできない。
(【0011】以降は省略されています)
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