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公開番号2025133362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031267
出願日2024-03-01
発明の名称バイオ炭製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B09B 3/40 20220101AFI20250904BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】低い加熱温度であっても安定したpHのバイオ炭を製造可能なバイオ炭製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係るバイオ炭製造方法は、陸生由来の原料すなわち陸生バイオマス30と、海洋由来の原料すなわち海洋性バイオマス20と、を混合する工程(ステップS104)と、混合された原料を低酸素雰囲気において300℃以上350℃以下で加熱する工程(ステップS106)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
陸生由来の原料と、海洋由来の原料と、を混合する工程と、
混合された原料を低酸素雰囲気において300℃以上350℃以下で加熱する工程と、を備える、
バイオ炭製造方法。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記加熱する工程に先んじて、前記混合された原料を予加熱する工程をさらに備える、
請求項1に記載のバイオ炭製造方法。
【請求項3】
前記陸生由来の原料の粒径メジアン径は、300μm以上であり、
前記海洋由来の原料の粒径メジアン径は、100μm以上300μm以下である、
請求項1又は2に記載のバイオ炭製造方法。
【請求項4】
前記混合する工程に先んじて、前記陸生由来の原料及び前記海洋由来の原料のうち少なくとも一方を除電する工程をさらに備える、
請求項1又は2に記載のバイオ炭製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バイオ炭製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、バイオマスを利用したバイオ炭の開発が進められている。
例えば特許文献1には、竹等の陸生由来のバイオマスを主とするバイオ炭の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-531487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、バイオ炭製造方法に関し、以下の課題を見出した。
特許文献1に開示された技術では陸生由来のバイオマスを主として海洋由来のバイオマスを混ぜている。バイオ炭を土壌改良剤として利用するためには、安定したアルカリ性となることが好ましい。そのため、混合されたバイオマスを安定したpHのバイオ炭とするために、高温下で加熱する必要がある。しかしながら、エネルギー投入量を抑制する観点から、バイオ炭製造時おける加熱温度を低くすることが求められていた。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、低い加熱温度であっても安定したpHのバイオ炭を製造可能なバイオ炭製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための一態様は、
バイオ炭製造方法であって、
陸生由来の原料と、海洋由来の原料と、を混合する工程と、
混合された原料を低酸素雰囲気において300℃以上350℃以下で加熱する工程と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、低い加熱温度であっても安定したpHのバイオ炭を製造可能なバイオ炭製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係るバイオ炭の一例の拡大模式図である。
実施の形態に係るバイオ炭製造方法の一例を示すフローチャートである。
バイオマスの表面電位及び粒子径の一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。また、理解の容易のため、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。
【0010】
まず、図1を参照し、本実施の形態に係るバイオ炭製造方法によって製造されるバイオ炭、すなわち本実施の形態に係るバイオ炭の構成の一例を説明する。本実施の形態に係るバイオ炭10は、バイオマス原料を用いて製造された炭であり、土壌改良剤に好適である。バイオ炭10は、図1に示すように、海洋性バイオマス20(20a,20b,20c,20d)及び陸生バイオマス30を備える。バイオ炭10は、海洋性バイオマス20及び陸生バイオマス30を混合した混合バイオマスを加熱することによって製造される。
(【0011】以降は省略されています)

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