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公開番号2025158634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061374
出願日2024-04-05
発明の名称充電設備
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20251009BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電池からの電力の使用機会を良好に確保して最大需要電力を抑えることができる充電設備の提供。
【解決手段】本開示の充電設備は、電力系統から供給される電力と、蓄電池から放電される電力との少なくとも何れか一方に基づく充電電力を車両に搭載されたバッテリに供給するものであり、当該充電設備の制御装置は、蓄電池のSOCが予め定められた閾値以上であり、かつ電力系統から供給される電力が放電開始電力以上であるときに、蓄電池からの放電を許可し、蓄電池のSOCが閾値以上であり、かつ電力系統から供給される電力が放電開始電力以下の予め定められた放電停止電力未満であるときに、蓄電池からの放電を禁止し、蓄電池のSOCが閾値未満であるときに、電力系統から供給される電力が上限値を超えないように電力系統からの電力により蓄電池を充電させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力系統から供給される電力と、蓄電池から放電される電力との少なくとも何れか一方に基づく充電電力を車両に搭載されたバッテリに供給する充電設備であって、
前記蓄電池のSOCが予め定められた閾値以上であり、かつ前記電力系統から供給される電力が予め定められた放電開始電力以上であるときに、前記蓄電池からの放電を許可し、前記蓄電池のSOCが前記閾値以上であり、かつ前記電力系統から供給される電力が前記放電開始電力以下の予め定められた放電停止電力以下であるときに、前記蓄電池からの放電を禁止し、前記蓄電池のSOCが前記閾値未満であるときに、前記電力系統から供給される電力が予め定められた上限値を超えないように前記電力系統からの電力により前記蓄電池を充電させる制御装置を備える充電設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載されたバッテリの充電に供される充電設備に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電力系統に接続されると共に車載電池に電力を供給する充電部と、電力系統に接続されると共に充電用の電力を蓄える蓄電池と、充電部が充電電力として供給する供給電力量を制御する充電制御部と、蓄電池の放電を制御する放電制御部とを含む充電システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この充電システムの放電制御部は、蓄電池の放電中に当該蓄電池が予め定められた下限電圧または予め定められた蓄電量に達したことを検出したときに、蓄電池の放電電力量を減少させる。また、充電制御部は、電力系統が供給可能な系統供給電力量と蓄電池の放電電力量とから算出されるピーク電力量を超えないように充電部の供給電力量を制御する。これにより、蓄電池から放電されなくなったときに、蓄電池が放電していた分の電力を電力系統からの電力で充足させないようにして、電力系統が供給可能な最大電力量を超えないように車載電池を充電することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-099958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の充電システムでは、その利用頻度が高い場合、放電した蓄電池を充電する機会が十分に確保されなくなり、蓄電池からの電力を車載電池の充電に使用し得なくなるおそれがある。そして、蓄電池からの電力を使用できなくなると、1回あたりの充電時間が長期化する。また、蓄電池からの電力を使用できない状態で充電時間を短縮化しようとすれば、ピーク電力(最大需要電力)が高くなり、充電システムのランニングコストが増加してしまう。
【0005】
そこで、本開示は、蓄電池からの電力の使用機会を良好に確保して最大需要電力を抑えることができる充電設備の提供を主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の充電設備は、電力系統から供給される電力と、蓄電池から放電される電力との少なくとも何れか一方に基づく充電電力を車両に搭載されたバッテリに供給する充電設備であって、前記蓄電池のSOCが予め定められた閾値以上であり、かつ前記電力系統から供給される電力が予め定められた放電開始電力以上であるときに、前記蓄電池からの放電を許可し、前記蓄電池のSOCが前記閾値以上であり、かつ前記電力系統から供給される電力が前記放電開始電力以下の予め定められた放電停止電力以下であるときに、前記蓄電池からの放電を禁止し、前記蓄電池のSOCが前記閾値未満であるときに、前記電力系統から供給される電力が予め定められた上限値を超えないように前記電力系統からの電力により前記蓄電池を充電させる制御装置を含むものである。
【0007】
本開示の充電設備の制御装置は、蓄電池のSOCが予め定められた閾値以上であり、かつ電力系統から供給される電力が予め定められた放電開始電力以上であるときに、蓄電池からの放電を許可する。これにより、蓄電池からの放電により充電設備の最大需要電力を抑えることができる。また、当該制御装置は、蓄電池のSOCが閾値以上であり、かつ電力系統から供給される電力が放電開始電力以下の予め定められた放電停止電力以下であるときに、蓄電池からの放電を禁止する。これにより、電力系統から供給される電力が比較的少ないときに、蓄電池のSOCの低下を抑制することが可能になる。更に。制御装置は、蓄電池のSOCが閾値未満であるときに、電力系統から供給される電力が予め定められた上限値を超えないように電力系統からの電力により蓄電池を充電させる。これにより、蓄電池のSOCを確保して当該蓄電池からの電力を車両のバッテリの充電に使用できなくなってしまうのを抑制することができる。この結果、蓄電池からの電力の使用機会を良好に確保して充電設備の最大需要電力を抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の充電設備を示す概略構成図である。
本開示の充電設備の制御装置により実行されるルーチンを説明するためのフローチャートである。
本開示の充電設備の制御装置により実行されるルーチンを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示の充電設備1を示す概略構成図である。同図に示す充電設備1は、バッテリ電気自動車(BEV)あるいはプラグイン式ハイブリッド車両(PHEV)である電動車両20に搭載されたバッテリ21を充電可能な充電スタンドである。電動車両20は、例えばリチウムイオン二次電池あるいはニッケル水素二次電池等であるバッテリ21に加えて、走行用の動力および回生制動力を出力可能なモータージェネレータMGと、図示しないDCリレーを介してバッテリ21に接続される充電インレット22と、充電設備1等との間で情報をやり取り可能な車載通信機23と、各種制御を実行する電子制御装置(以下、「ECU」という。)25とを含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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