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公開番号2025130568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027823
出願日2024-02-27
発明の名称履物
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人,弁理士法人プロテック,個人
主分類A43B 3/12 20060101AFI20250901BHJP(履物)
要約【課題】姿勢を補正する機能を有する履物を提供すること。
【解決手段】足が載せられる足台10を備えた履物1であって、足台10は、使用者の踵に対向する部位の厚さを薄くした踵欠落部11aと、使用者の小指側の部位の厚さを薄くした小指側欠落部11cと、踵欠落部11a及び小指側欠落部11cを除いた部位に形成され、使用者の足裏が載せられる載置部11bと、を有し、小指側欠落部11cは、少なくとも使用者の足の薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分と、小趾外転筋の部分に対向する部位に形成され、小指側の側部において踵欠落部11aに連結している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
足が載せられる足台を備えた履物であって、
前記足台は、使用者の踵に対向する部位の厚さを薄くした踵薄肉部と、使用者の小指側の部位の厚さを薄くした小指側薄肉部と、前記踵薄肉部及び前記小指側薄肉部を除いた部位に形成され、使用者の足裏が載せられる載置部と、を有し、
前記小指側薄肉部は、少なくとも使用者の足の薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分と、小趾外転筋の部分に対向する部位に形成され、小指側の側部において前記踵薄肉部に連結していることを特徴とする履物。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1に記載した履物であって、
足の親指と人差し指とによって挟まれる前緒部及び足の甲にかける横緒部からなり、前記足台に取り付けられる鼻緒を、更に備えることを特徴とする履物。
【請求項3】
請求項2に記載した履物であって、
前記横緒部は、足の甲の小指側にかける外側横緒部と、足の甲の親指側にかける内側横緒部とを有し、
前記外側横緒部及び前記内側横緒部は、前記前緒部から延びて、端部が前記踵薄肉部に取り付けられることを特徴とする履物。
【請求項4】
請求項2に記載した履物であって、
前記横緒部は、前記前緒部から延びて足の甲の親指側にかけ、小指側にかけないことを特徴とする履物。
【請求項5】
請求項4に記載した履物であって、
前記横緒部の端部は、前記載置部に取り付けられることを特徴とする履物。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載した履物であって、
前記小指側薄肉部は、前記小趾外転筋に対向する部位に、前記載置部から小指側の側部に向かって下り傾斜する傾斜部を有することを特徴とする履物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、草履やサンダルのような足首から下方が開放される履物に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
草履やサンダルのような足首から下方が開放された開放式履物は、一般に、足裏の形をした平板状の足底に、ベルトや鼻緒を取り付けることによって構成されている。また、従来、足底に突起を設け、歩行しながら足裏のつぼを刺激したり、足底を横方向に傾斜させてO脚やX脚を補正したりする、といった健康によい機能を有する草履やサンダルが普及している。
【0003】
そこで、出願人は、特許文献1に記載された技術を提案した。特許文献1には、使用者の足が載せられる足台における、少なくとも使用者の足の中指、薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分とに対向する部位、及び踵に対向する部位を欠落させた履物について開示されている。この履物によれば、使用者が履いて歩行した場合、足裏におけるつま先側でかつ外側の部位が地面から離間するため、使用者の体重は、使用者の足裏の内側側部に集中する。これにより、使用者の脚の重心を内側に補正することが可能になり、使用者がO脚であれば、使用者の膝の間隔を狭くすることが可能になるとともに、使用者はつま先立ちで歩くような格好になり、履物を履いて歩くことよって、自然にふくらはぎ、太腿の裏から尻にかけての筋肉を鍛錬することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7166035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ハイヒールのような踵の高い履物に履いている者は、重心が比較的前方にあるため膝が前方に位置し易くなり、これにより、足首が内側に傾き、膝が内側に入る、言い換えれば膝が内側にねじれ易くなる傾向にある。このような状態が長時間継続すると、骨盤が拡がって、所謂、X脚になるおそれがあり、しかも、首の骨が真っ直ぐな状態で固定化してしまうという、所謂、ストレートネックになるおそれがある。このように、踵の高い履物に履くことによって、骨格に歪みが生じ、脚や首に痛みを感じるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような問題点に対して鑑みなされたものであり、姿勢を補正する機能を有する履物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備える。
【0008】
(1) 足が載せられる足台(例えば、足台10)を備えた履物(例えば、履物1)であって、
前記足台は、使用者の踵に対向する部位の厚さを薄くした踵薄肉部(例えば、踵欠落部11a)と、使用者の小指側の部位の厚さを薄くした小指側薄肉部(例えば、小指側欠落部11c)と、前記踵薄肉部及び前記小指側薄肉部を除いた部位に形成され、使用者の足裏が載せられる載置部(例えば、載置部11b)と、を有し、
前記小指側薄肉部は、少なくとも使用者の足の薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分と、小趾外転筋の部分に対向する部位に形成され、小指側の側部において前記踵薄肉部に連結していることを特徴とする履物。
【0009】
(1)によれば、踵の高い履物をいつも履いている使用者が履物を履いた場合に、使用者の足裏における小趾外転筋の部分に、踵薄肉部、小指側薄肉部が対向する。このため、使用者の足裏の外側(小指側の側部)が足台の面から離間することにより、足裏の外側(親指側の側部)が下方に移動し易い状態におかれる。そして、使用者の足裏の外側が下方に移動することにより、使用者の膝が外側に開き易くなる。その結果、踵の高い履物を履くことによって内側にねじれている膝を元の状態に戻すことが可能になり、足の骨格を元に戻すことが可能になる。また、使用者が本発明の履物を履いた場合に、足を足台に載せた状態で、踵薄肉部の面に踵を着けることが可能になる。このため、つま先側よりも踵側が低くなるため、使用者の重心を後方に移動させることが可能になり、踵側に体重がかかり易くなる。これにより、前屈みの姿勢を補正することができるとともに、使用者は、歩行の際に、足を足台に載せた状態で踵を上下動させることができるようになり、使用者のふくらはぎ、太腿の裏から尻にかけての筋肉を効率よく鍛錬することが可能になる。
【0010】
(2) (1)において、足の親指と人差し指とによって挟まれる前緒部(例えば、前緒部21)及び足の甲にかける横緒部(例えば、横緒部22)からなり、前記足台に取り付けられる鼻緒(例えば、鼻緒20)を、更に備えることを特徴とする履物。
(【0011】以降は省略されています)

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