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公開番号
2025128551
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025272
出願日
2024-02-22
発明の名称
記録方法及び記録装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/21 20060101AFI20250827BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】画質に優れた記録物を作製できる記録方法の提供。
【解決手段】第1インク組成物と第2インク組成物を用いて記録媒体に行う記録方法であって第2インク組成物をインクジェットヘッドから吐出し記録媒体に付着させ背景画像を形成する背景画像形成工程と第1インク組成物をインクジェットヘッドから吐出し背景画像に重ねて付着させ主画像を形成する主画像形成工程を有し第1インク組成物は第1色剤を含有する水系のインク組成物であり第2インク組成物は第2色剤とシリコーン系界面活性剤とを含有する水系のインク組成物であり主画像は第1主画像領域と第2主画像領域とを有し背景画像は第1主画像領域と重なる第1背景画像領域と第2主画像領域と重なる第2背景画像領域とを有し第1背景画像領域における前記第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B1は、第2背景画像領域における第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B2より少ない記録方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1インク組成物及び第2インク組成物を用いて記録媒体に行う記録方法であって、
前記第2インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して前記記録媒体に付着させ、背景画像を形成する背景画像形成工程と、
前記第1インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して前記背景画像に重ねて付着させ、主画像を形成する主画像形成工程と、を有し、
前記第1インク組成物は、第1色剤を含有する水系のインク組成物であり、
前記第2インク組成物は、第2色剤と、シリコーン系界面活性剤と、を含有する水系のインク組成物であり、
前記主画像は、第1主画像領域と、第2主画像領域と、を有し、
前記背景画像は、前記第1主画像領域と重なる第1背景画像領域と、前記第2主画像領域と重なる第2背景画像領域と、を有し、
前記第1背景画像領域における前記第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
1
は、前記第2背景画像領域における前記第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
2
より少ない、記録方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記付着量B
2
に対する、前記付着量B
1
の比(B
1
/B
2
)は、0.5~0.9である、
請求項1に記載の記録方法。
【請求項3】
前記第1主画像領域における前記第1インク組成物の単位面積当たりの付着量M
1
は、前記第2主画像領域における前記第1インク組成物の単位面積当たりの付着量M
2
よりも多い、
請求項1に記載の記録方法。
【請求項4】
前記付着量M
1
は、5.0mg/inch
2
以上15.0mg/inch
2
以下であり、
前記付着量M
2
は、5.0mg/inch
2
未満である、
請求項3に記載の記録方法。
【請求項5】
前記第2主画像領域は、文字画像が記録された領域であり、前記第1主画像領域は、前記文字画像が記録された領域以外の領域である、
請求項1に記載の記録方法。
【請求項6】
前記背景画像を乾燥させる乾燥工程を有し、
前記主画像形成工程において、前記乾燥させた背景画像上に前記主画像を形成する、
請求項1に記載の記録方法。
【請求項7】
前記乾燥工程は、前記背景画像に対して風を送る送風工程又は前記背景画像を加熱する加熱工程のいずれかを有する、
請求項6に記載の記録方法。
【請求項8】
前記背景画像形成工程において、前記記録媒体は、前記記録媒体を吸着するための吸引孔を有するプラテン上に載置される、
請求項1に記載の記録方法。
【請求項9】
前記背景画像形成工程において、前記背景画像は、前記インクジェットヘッドと前記記録媒体との相対的な位置を移動させながら、前記インクジェットヘッドから前記第2インク組成物を吐出する走査により形成され、
前記主画像形成工程において、前記主画像は、前記インクジェットヘッドと前記記録媒体との相対的な位置を移動させながら、前記インクジェットヘッドから前記第1インク組成物を吐出する走査により形成される、
請求項1に記載の記録方法。
【請求項10】
前記背景画像形成工程において、前記背景画像は、前記記録媒体に対して前記インクジェットヘッドを幅方向に移動させながら、前記インクジェットヘッドから前記第2インク組成物を吐出する主走査と、前記インクジェットヘッドに対して前記記録媒体を前記幅方向に交差する方向に移動させる副走査と、を繰り返すことにより形成され、かつ、
前記主走査により前記インクジェットヘッドが対向する前記記録媒体の主走査領域に対して、前記インクジェットヘッドから前記第2インク組成物を吐出する前記主走査を2回以上行うことで、前記背景画像は形成され、
前記主走査領域において、最後の前記主走査における前記第2インク組成物の単位面積当たりの吐出量V
L
は、1回目の前記主走査における前記第2インク組成物の単位面積当たりの吐出量V
1
よりも小さい、
請求項9に記載の記録方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録方法及び記録装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットヘッドを利用した記録方法は、比較的単純な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。例えば、非吸収性記録媒体に対する記録の際に、画質を向上させることについて種々の検討がされている。例えば、特許文献1には、凝集剤を含む反応液と、色材を含む第1インクと、色材を含む第2インクと、を備え、非吸収性被記録媒体又は低吸収性被記録媒体への記録に用いるものであり、前記被記録媒体に、前記反応液、前記第1インク、及び前記第2インクを、この順に重ねて付与され用いられるものである、インクセットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-071738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のインクセットは、第1インクを記録媒体に付着させた後に、記録媒体上の第1インクが付着した領域に、第2インクを付着させる記録方法に用いられる。このような記録方法においては、第1インクと第2インクとが多く存在する箇所において、画質向上の余地があることがわかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、第1インク組成物及び第2インク組成物を用いて記録媒体に行う記録方法であって、上記第2インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して上記記録媒体に付着させ、背景画像を形成する背景画像形成工程と、上記第1インク組成物をインクジェットヘッドから吐出して上記背景画像に重ねて付着させ、主画像を形成する主画像形成工程と、を有し、上記第1インク組成物は、第1色剤を含有する水系のインク組成物であり、上記第2インク組成物は、第2色剤と、シリコーン系界面活性剤と、を含有する水系のインク組成物であり、上記主画像は、第1主画像領域と、第2主画像領域と、を有し、上記背景画像は、上記第1主画像領域と重なる第1背景画像領域と、上記第2主画像領域と重なる第2背景画像領域と、を有し、上記第1背景画像領域における上記第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
1
は、上記第2背景画像領域における上記第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
2
より少ない記録方法である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態で使用する記録装置の概略図である。
制御部における、主画像データの処理手順を説明するフロー図である。
実施例の結果を示す表である。
実施例の結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
【0008】
1.記録装置
本実施形態の記録装置は、後述する本実施形態の記録方法を行うものであり、第2インク組成物を吐出して記録媒体に付着させて背景画像を形成するインクジェットヘッドと、第1インク組成物を吐出して背景画像に重ねて付着させて主画像を形成するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドによる第1インク組成物の吐出量及びインクジェットヘッドによる第2インク組成物の吐出量を制御する制御部と、を有し、第1インク組成物は、第1色剤を含有する水系のインク組成物であり、第2インク組成物は、第2色剤と、シリコーン系界面活性剤と、を含有する水系のインク組成物であり、主画像は、第1主画像領域と、第2主画像領域と、を有し、背景画像は、第1主画像領域と重なる第1背景画像領域と、第2主画像領域と重なる第2背景画像領域と、を有し、制御部は、第1背景画像領域における第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
1
が、第2背景画像領域における第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
2
より少なくなるように制御する。なお、単位面積は、特に限定されないが、例えば、1画素としてもよいし、1inch
2
としてもよい。
【0009】
インクジェット装置の一例として、図1に、シリアルプリンタの斜視図を示す。図1に示すように、シリアルプリンタ20は、制御部210と、搬送部220と、記録部230と、乾燥機構240とを備えている。
【0010】
制御部210は、シリアルプリンタ20全体の動作を制御することができる。例えば、制御部210は、記録部230による第1インク組成物の吐出量及び第2インク組成物の吐出量を制御することができる。また、制御部210は、後述の背景画像形成工程において、第1背景画像領域における第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
1
が、第2背景画像領域における第2インク組成物の単位面積当たりの付着量B
2
より少なくなるように制御することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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