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公開番号
2025129554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026257
出願日
2024-02-26
発明の名称
繊維処理方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06H
7/00 20060101AFI20250829BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】粗砕片の糸の種類、密度、組成、撚り係数等の諸条件によらず、高い歩留まりで迅速かつ良好に第2解繊物を生成することができる繊維処理方法を提供すること。
【解決手段】複数の繊維が撚られている糸を含む生地の粗砕片に対し、解繊処理を行い第1解繊物を生成する解繊工程と、第1解繊物に対し、反毛処理を行い第2解繊物を生成する反毛工程と、を有することを特徴とする繊維処理方法。解繊工程の前に行われ、生地を粗砕して粗砕片を生成する粗砕工程を有してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の繊維が撚られている糸を含む生地の粗砕片に対し、解繊処理を行い第1解繊物を生成する解繊工程と、
前記第1解繊物に対し、反毛処理を行い第2解繊物を生成する反毛工程と、を有することを特徴とする繊維処理方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記第1解繊物は、未解繊糸を含み、
前記粗砕片に含まれる解繊前糸における繊維の密度をρAとし、前記第1解繊物に含まれる前記未解繊糸における繊維の密度をρBとしたとき、ρB/ρAは、0.2以上0.9以下である請求項1に記載の繊維処理方法。
【請求項3】
前記第1解繊物は、未解繊糸を含み、
前記粗砕片に含まれる解繊前糸における繊維の撚り係数をkAとし、前記第1解繊物に含まれる前記未解繊糸における繊維の撚り係数をkBとしたとき、kB/kAは、0.2以上1.0未満である請求項1に記載の繊維処理方法。
【請求項4】
前記第1解繊物は、未解繊糸を含み、
前記粗砕片に含まれる解繊前糸の平均糸長をLAとし、前記第1解繊物に含まれる前記未解繊糸の平均糸長をLBとしたとき、LB/LAは、0.1以上0.95以下である請求項1に記載の繊維処理方法。
【請求項5】
前記解繊工程の前に行われ、前記生地を粗砕して前記粗砕片を生成する粗砕工程を有する請求項1に記載の繊維処理方法。
【請求項6】
前記解繊処理は、解繊装置を用いて行われ、
前記反毛処理は、反毛装置を用いて行われる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の繊維処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、衣類などの繊維製品をリサイクルする技術が開示されている。特許文献1では、原料となる繊維製品を裁断機により裁断する裁断工程と、裁断工程で生成された裁断片を反毛機により反毛する反毛工程とを実行することにより、細かく解かれた繊維を得ることができる。そして、この細かく解かれた繊維を再利用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-531103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されている方法では、原料の種類や素材等の条件によっては、細かく解された繊維を得ることができないことがある。例えば、原料が、繊維が比較的強く撚ってある糸を含む場合、特許文献1に記載されている方法では、繊維を細かく解すことができない。細かく解されていない繊維は、そのまま再利用することができず、歩留まりが低下してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の繊維処理方法は、複数の繊維が撚られている糸を含む生地の粗砕片に対し、解繊処理を行い第1解繊物を生成する解繊工程と、
前記第1解繊物に対し、反毛処理を行い第2解繊物を生成する反毛工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本発明の繊維処理方法を実行する繊維処理装置の実施形態を示す縦断面図である。
図2は、図1中のA-A線断面図である。
図3は、図1に示す粗砕片の拡大模式図である。
図4は、図1に示す第1解繊物の拡大模式図である。
図5は、図1に示す第2解繊物の拡大模式図である。
図6は、第1未解繊糸の拡大写真である。
図7は、第1未解繊糸の拡大写真である。
図8は、本発明の各実施例における測定値を示す表(表1)である。
図9は、本発明の各実施例における測定値を示す表(表2)である。
図10は、本発明の各実施例における測定値を示す表(表3)である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の繊維処理方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
<実施形態>
図1は、本発明の繊維処理方法を実行する繊維処理装置の実施形態を示す縦断面図である。図2は、図1中のA-A線断面図である。図3は、図1に示す粗砕片の拡大模式図である。図4は、図1に示す第1解繊物の拡大模式図である。図5は、図1に示す第2解繊物の拡大模式図である。図6および図7は、第1未解繊糸の拡大写真である。
【0009】
なお、以下では、図1の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図1の左側を「左」または「左側」、右側を「右」または「右側」と言うことがある。
【0010】
図1に示す繊維処理装置100は、本発明の繊維処理方法を実行するものであり、原料M0である布の生地を処理し、粗砕片M1および第1解繊物M2を経て第2解繊物M3を生成するものである。繊維処理装置100は、粗砕装置1と、解繊装置2と、反毛装置6と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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