TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025129611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026354
出願日2024-02-26
発明の名称電気光学装置および電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G09F 9/30 20060101AFI20250829BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】上部による遮りと、開口率の低下を抑える。
【解決手段】電気光学装置10は、基板102と、画素電極131と、平面視で画素電極131、開口端Apで規定される開口領域Arで接する発光層132と、画素電極131との間で発光層132を挟持する共通電極133と、導電性を有し、かつ、共通電極133と接して、平面視で画素電極131、発光層132および共通電極133を囲む隔壁161と、隔壁161の上面において、断面視で隔壁161からせり出して設けられる上部163と、を含む。上部161の先端Bpと開口端Apとを結ぶ直線F1のうち、Z方向成分の距離をαとし、直線F1のうち、基板面に沿った成分の距離をβとしたとき、α>β なる関係を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
第1電極と、
前記基板と前記第1電極との間に設けられた第2電極と、
絶縁性を有し、前記第2電極の周縁を覆い、前記第2電極と平面視で重なる開口領域において開口する画素分離層と、
前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、前記開口において前記第2電極と接する発光層と、
前記発光層が発する光に対する遮光性を有し、かつ、平面視で前記第1電極、前記発光層および前記第2電極を囲む隔壁と、
前記隔壁の上面において、断面視で前記隔壁からせり出して設けられ、前記発光層が発する光に対する遮光性を有する上部と、
を含み、
断面視において、前記上部の先端と前記開口領域の開口端とを結ぶ最短の直線のうち、
前記基板に対する法線方向成分の距離をαとし、
前記直線のうち、前記基板の面に沿った成分の距離をβとしたとき、
α>β
なる関係を有する電気光学装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記αおよび前記βにおいて、
tan20°≦(β/α)≦tan40°
なる関係を有する請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項3】
前記第2電極は、前記基板からみて反射性を有する反射電極と画素電極の積層体であり、
前記第1電極は、透光性および反射性を有する
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項4】
前記第2電極は、反射性を有する反射電極であり、
前記第1電極は、透光性および反射性を有する
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項5】
絶縁性および透光性を有し、前記第1電極を覆う封止層を含む
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項6】
前記隔壁は、導電性を有し、
前記第1電極は、前記隔壁と接する
請求項1に記載の電気光学装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の電気光学装置を有する電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気光学装置および電子機器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
表示素子として例えばOLEDを用いた電気光学装置が知られている。OLEDは、Organic Light Emitting Diodeの略である。このような発光素子は、画素電極と共通電極とで発光層が挟持された構成である。共通電極は、全画素部において共通であるので、抵抗成分による電圧ムラを抑える必要がある。このため、導電性を有する隔壁によって、平面視で画素電極、発光層および共通電極を囲い、当該導電性を介して共通電極に電圧を印加する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-100414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画素部の間隔が数μm程度にまで狭ピッチ化されると、発光層からの出射光が、隔壁の上面に設けられた上部によって遮られるか、または、画素部における開口率が低下する、といった問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る電気光学装置は、基板と、第1電極と、前記基板と前記第1電極との間に設けられた第2電極と、絶縁性を有し、前記第2電極の周縁を覆い、前記第2電極と平面視で重なる開口領域において開口する画素分離層と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、前記開口において前記第2電極と接する発光層と、前記発光層が発する光に対する遮光性を有し、かつ、平面視で前記第1電極、前記発光層および前記第2電極を囲む隔壁と、前記隔壁の上面において、断面視で前記隔壁からせり出して設けられ、前記発光層が発する光に対する遮光性を有する上部と、を含み、断面視において、前記上部の先端と前記開口領域の開口端とを結ぶ最短の直線のうち、前記基板に対する法線方向成分の距離をαとし、前記直線のうち、前記基板の面に沿った成分の距離をβとしたとき、α>βなる関係を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示す斜視図である。
電気光学装置の電気的な構成を示す図である。
電気光学装置における画素回路の構成を示す図である。
電気光学装置の動作を説明するための図である。
電気光学装置における画素部の要部を示す平面図である。
電気光学装置を模式的に示す部分断面図である。
電気光学装置を説明するための部分断面図である。
電気光学装置を説明するための部分断面図である。
電気光学装置を説明するための部分拡大断面図である。
電気光学装置における観察角度と相対輝度との関係を示す図である。
電気光学装置を説明するための部分拡大断面図である。
第1実施形態に係る電気光学装置を説明するための部分拡大断面図である。
第2実施形態に係る電気光学装置を説明するための部分拡大断面図である。
第3実施形態に係る電気光学装置を説明するための部分拡大断面図である。
比較例に係る電気光学装置を説明するための部分拡大断面図である。
第1応用例に係る電気光学装置を説明するための部分断面図である。
第2応用例に係る電気光学装置を説明するための部分断面図である。
実施形態等に係る電気光学装置を用いたヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
ヘッドマウントディスプレイの光学構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態に係る電気光学装置について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0008】
図1は、第1実施形態に係る電気光学装置10を示す斜視図であり、図2は、電気光学装置10の電気的な構成を示すブロック図である。
この電気光学装置10は、例えばヘッドマウントディスプレイなどにおいてカラー画像を表示するマイクロ・ディスプレイ・パネルである。電気光学装置10は、複数の画素部や当該画素部を駆動する駆動回路などを含む。当該画素部および当該駆動回路は半導体基板に集積化される。半導体基板は、典型的にはシリコン基板であるが、他の半導体基板であってもよい。
【0009】
電気光学装置10は、表示領域100で開口する枠状のケース192に収納される。電気光学装置10には、FPC基板194の一端が接続される。なお、FPCとは、Flexible Printed Circuitsの略称である。FPC基板194の他端には、図示省略されたホスト装置を接続するための複数の端子196が設けられる。複数の端子196がホスト装置に接続されると、電気光学装置10には、当該ホスト装置から、FPC基板194を介して、映像データや同期信号などが供給される。
【0010】
図2に示されるように、電気光学装置10は、制御回路30、データ信号出力回路50、表示領域100および走査線駆動回路120に大別される。
表示領域100では、m行の走査線12がX方向に沿って設けられ、(3n)列のデータ線14が、Y方向に沿って、かつ、各走査線12と互いに電気的に絶縁を保つように設けられる。なお、mは2以上の整数であり、nは2以上の整数である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
広告
4か月前
個人
標準学士検定
3か月前
個人
知育教材
4か月前
個人
4分割正積世界地図
3か月前
株式会社バンダイ
表示具
3か月前
個人
回転式カード学習具
5日前
日本精機株式会社
発光装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
個人
時刻表示機能つき手帳
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
発光装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
20日前
個人
地熱を利用した集客装置
3か月前
株式会社ケイオー
収納器具
4か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
注射針穿刺訓練用モデル
3か月前
個人
表示装置および表示方法
4か月前
個人
モデルで薔薇の花嫁様を描く為
今日
トヨタ自動車株式会社
評価方法
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
3か月前
シャープ株式会社
表示装置
3か月前
ブジョングループ
電子ラベル装置
3か月前
株式会社一弘社
情報表示板
6日前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
シャープ株式会社
表示装置
2か月前
個人
音楽教材
19日前
個人
口唇閉鎖の訓練具
2か月前
個人
広告設置構造及び広告支持部材
3か月前
パイオニア株式会社
表示装置
2か月前
株式会社ReTech
シミュレータ
4か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
ニチレイマグネット株式会社
磁着式電飾装置
3か月前
EID SYSTEM株式会社
ラベル
3か月前
続きを見る