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公開番号
2025126031
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022393
出願日
2024-02-16
発明の名称
ガス絶縁機器
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H02B
13/045 20060101AFI20250821BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】内側容器のメンテナンスを容易に行うことができる。
【解決手段】ガス絶縁機器(100)は、外側容器(2)のフランジ(22)と内側容器(1)のフランジ(12)にそれぞれ挟持され、各外側容器の内部と内側容器の内部とを隔離するスペーサ(3)と、各スペーサと内側容器のフランジとの間にそれぞれ配置されて、各外側容器のフランジと内側容器のフランジに挟持される第1アダプタ(4)と、を備え、内側容器の内部に配置される第1導体(5)の両端は内側容器のフランジの接触面よりも内側容器の中央側に位置し、各第1アダプタは、内側容器が一対の外側容器間に接続された状態で、内側容器側の接触面(42)が、各スペーサの内側容器側の最突出部(34)よりも内側容器側に位置する厚さを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ内部に第2導体が配置された一対の外側容器と、一対の前記外側容器間に挟まれる、内部に第1導体が配置された内側容器とを備え、一対の前記外側容器と前記内側容器とが第1方向に並んで配置されると共に、前記内側容器と各前記外側容器とがフランジ接続されて構成されるガス絶縁機器であって、
各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジにそれぞれ挟持され、各前記外側容器の内部と前記内側容器の内部とを隔離するスペーサであって、絶縁部と前記絶縁部を貫通するスペーサ導体とを有し、前記内側容器の側の面に凸部が設けられたスペーサと、
各前記スペーサと前記内側容器のフランジとの間にそれぞれ配置されて、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジに挟持されるアダプタであって、開口部が設けられた第1アダプタと、を備え、
前記第1導体の両端は前記第1方向において前記内側容器のフランジの接触面よりも前記内側容器の中央側に位置し、
各前記スペーサ導体が各前記外側容器の各前記第2導体に電気的に接続されており、
各前記スペーサ導体が、各前記第1アダプタの前記開口部を通じて、接続導体を介して前記第1導体に電気的に接続されており、
各前記第1アダプタは、
前記内側容器が前記一対の外側容器間に接続された状態で、前記内側容器側の接触面が、前記第1方向において、各前記スペーサの前記凸部の最突出部よりも前記内側容器側に位置する厚さを有する、ガス絶縁機器。
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【請求項2】
それぞれ内部に第2導体が配置された一対の外側容器と、一対の前記外側容器間に挟まれる、内部に第1導体が配置された内側容器とを備え、一対の前記外側容器と前記内側容器とが第1方向に並んで配置されると共に、前記内側容器と各前記外側容器とがフランジ接続されて構成されるガス絶縁機器であって、
各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジにそれぞれ挟持され、各前記外側容器の内部と前記内側容器の内部とを隔離するスペーサであって、絶縁部と前記絶縁部を貫通するスペーサ導体とを有し、前記内側容器とは反対側の面に凸部が設けられたスペーサと、
各前記スペーサと各前記外側容器のフランジとの間にそれぞれ配置されて、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジに挟持されるアダプタであって、開口部が設けられた第2アダプタと、を備え、
各前記第2導体の前記内側容器側の端部は、前記第1方向において各前記外側容器のフランジの接触面よりも前記内側容器から離れる側に位置し、
各前記スペーサ導体が、各前記第2アダプタの前記開口部を通じて、接続導体を介して各前記外側容器の各前記第2導体に電気的に接続されており、
各前記スペーサ導体が、前記第1導体に電気的に接続されており、
各前記第2アダプタは、
前記内側容器が前記一対の外側容器間に接続された状態で、各前記外側容器側の接触面が、前記第1方向において、各前記スペーサの各前記凸部の最突出部よりも前記内側容器から離れる側に位置する厚さを有する、ガス絶縁機器。
【請求項3】
各前記スペーサと各前記外側容器のフランジとの間にそれぞれ配置されて、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジに挟持され、開口部が設けられた第2アダプタを、さらに備え、
各前記第2導体の前記内側容器側の端部は、前記第1方向において各前記外側容器のフランジの接触面よりも前記内側容器から離れる側に位置し、
各前記スペーサ導体が、各前記第2アダプタの前記開口部を通じて、接続導体を介して各前記外側容器の各前記第2導体に電気的に接続されており、
各前記第2アダプタは、
前記内側容器が前記一対の外側容器間に接続された状態で、各前記外側容器側の接触面が、前記第1方向において、各前記スペーサの各前記外側容器側の最突出部よりも前記内側容器から離れる側に位置する厚さを有する、請求項1に記載のガス絶縁機器。
【請求項4】
前記第1アダプタは、外縁が円形または長円となる環状である、
請求項1に記載のガス絶縁機器。
【請求項5】
前記第1アダプタには、前記第1アダプタの外周面から前記第1アダプタの内周面に形成された溝部まで貫通する貫通穴が形成されている、
請求項1に記載のガス絶縁機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はガス絶縁機器に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
GIS(Gas Insulated Switchgear)等のガス絶縁システムは、絶縁性ガスを封入した容器が複数連結されて構成されている。ガス絶縁システムにおいて、接続部材を収容する容器を、線路導体を収容する一対の容器間に接続し、一対の容器の線路導体間を電気的に接続する場合がある。そのような連結用の内側容器は、運用時においてメンテナンス等で取り外しが必要となる場合がある。
【0003】
特許文献1には、伸縮可能なベローズ圧縮装置が内側容器として用いられる技術が開示されている。特許文献1の従来技術では、ベローズを圧縮することによりベローズ内部に収容されている接続部材を露出させることで、当該接続部材の取り外しを可能にし、また内側容器としてのベローズ圧縮装置を一対の容器間から取り外すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-350316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ベローズ機構を内側容器に適用すると高コストになり、また耐久性の点でも懸念がある。本発明の一態様は、このような懸念のあるベローズ機構を用いずとも、内側容器のメンテナンスを容易に行うことができるガス絶縁機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るガス絶縁機器は、それぞれ内部に第2導体が配置された一対の外側容器と、一対の前記外側容器間に挟まれる、内部に第1導体が配置された内側容器とを備え、一対の前記外側容器と前記内側容器とが第1方向に並んで配置されると共に、前記内側容器と各前記外側容器とがフランジ接続されて構成されるガス絶縁機器であって、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジにそれぞれ挟持され、各前記外側容器の内部と前記内側容器の内部とを隔離するスペーサであって、絶縁部と前記絶縁部を貫通するスペーサ導体とを有し、前記内側容器の側の面に凸部が設けられたスペーサと、各前記スペーサと前記内側容器のフランジとの間にそれぞれ配置されて、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジに挟持されるアダプタであって、開口部が設けられた第1アダプタと、を備え、前記第1導体の両端は前記第1方向において前記内側容器のフランジの接触面よりも前記内側容器の中央側に位置し、各前記スペーサ導体が各前記外側容器の各前記第2導体に電気的に接続されており、各前記スペーサ導体が、各前記第1アダプタの前記開口部を通じて、接続導体を介して前記第1導体に電気的に接続されており、各前記第1アダプタは、前記内側容器が前記一対の外側容器間に接続された状態で、前記内側容器側の接触面が、前記第1方向において、各前記スペーサの前記凸部の最突出部よりも前記内側容器側に位置する厚さを有する。
【0007】
本発明の他の一態様に係るガス絶縁機器は、それぞれ内部に第2導体が配置された一対の外側容器と、一対の前記外側容器間に挟まれる、内部に第1導体が配置された内側容器とを備え、一対の前記外側容器と前記内側容器とが第1方向に並んで配置されると共に、前記内側容器と各前記外側容器とがフランジ接続されて構成されるガス絶縁機器であって、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジにそれぞれ挟持され、各前記外側容器の内部と前記内側容器の内部とを隔離するスペーサであって、絶縁部と前記絶縁部を貫通するスペーサ導体とを有し、前記内側容器とは反対側の面に凸部が設けられたスペーサと、各前記スペーサと各前記外側容器のフランジとの間にそれぞれ配置されて、各前記外側容器のフランジと前記内側容器のフランジに挟持されるアダプタであって、開口部が設けられた第2アダプタと、を備え、各前記第2導体の前記内側容器側の端部は、前記第1方向において各前記外側容器のフランジの接触面よりも前記内側容器から離れる側に位置し、各前記スペーサ導体が、各前記第2アダプタの前記開口部を通じて、接続導体を介して各前記外側容器の各前記第2導体に電気的に接続されており、各前記スペーサ導体が、前記第1導体に電気的に接続されており、各前記第2アダプタは、前記内側容器が前記一対の外側容器間に接続された状態で、各前記外側容器側の接触面が、前記第1方向において、各前記スペーサの各前記凸部の最突出部よりも前記内側容器から離れる側に位置する厚さを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、コストや耐久性の点で課題のあるベローズ機構を用いずとも、内側容器のメンテナンスを容易に行うことができるガス絶縁機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態1に係るガス絶縁機器の概略構成を示す図である。
上記ガス絶縁機器の要部を示す切断部端面図である。
上記ガス絶縁機器の第1アダプタを示す図である。
第1アダプタの別の構成例を示す図である。
上記ガス絶縁機器において、一対の外側容器から内側容器を取り外した状態を示す正面図である。
上記ガス絶縁機器において、一対の外側容器から内側容器を取り外した状態を示す切断部端面図である。
本開示の実施形態2に係るガス絶縁機器の概略構成を示す図である。
上記ガス絶縁機器の要部を示す切断部端面図である。
上記ガス絶縁機器において、一対の外側容器から内側容器を取り外した状態を示す正面図である。
本開示の実施形態3に係るガス絶縁機器の概略構成を示す図である。
上記ガス絶縁機器において、スペーサ、第1アダプタおよび第2アダプタを取り外した状態を示す正面図である。
第1アダプタ、第2アダプタの変形例を示す図である。
変形例のアダプタの活用例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本発明に係るガス絶縁機器100の一例を説明するものであり、本発明の技術的範囲は、以下の説明および図の内容に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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