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公開番号
2025122353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017760
出願日
2024-02-08
発明の名称
乾燥装置及び記録装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F26B
3/347 20060101AFI20250814BHJP(乾燥)
要約
【課題】媒体の品質を維持しつつも短時間で媒体を乾燥させることができる乾燥装置及び記録装置を提供する。
【解決手段】乾燥装置は、高周波電圧の印加に応じて電磁波を発生させることにより、顔料、水及び溶剤を含む顔料インクが吐出された媒体を乾燥させる乾燥部を備える。乾燥部は、第1電極と、媒体に向かう第1方向からの平面視において第1電極を取り囲むように配置される第2電極と、コイルを有し、高周波電圧を伝送可能である伝送線路と第1電極とを電気的に接続する第1導体と、伝送線路と第2電極とを電気的に接続する第2導体と、を有する。乾燥部は、顔料インクが吐出された媒体における電磁波の照射強度が時系列にパルス状となるように電磁波を発生させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
高周波電圧の印加に応じて電磁波を発生させることにより、顔料、水及び溶剤を含む顔料インクが吐出された媒体を乾燥させる乾燥部を備え、
前記乾燥部は、
第1電極と、
媒体に向かう第1方向からの平面視において前記第1電極を取り囲むように配置される第2電極と、
コイルを有し、高周波電圧を伝送可能である伝送線路と前記第1電極とを電気的に接続する第1導体と、
前記伝送線路と前記第2電極とを電気的に接続する第2導体と、
を有し、
前記乾燥部は、顔料インクが吐出された媒体における電磁波の照射強度が時系列にパルス状となるように電磁波を発生させる、
ことを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の乾燥装置において、
前記乾燥部は、制御パターンに基づいて電磁波を発生させ、
前記制御パターンは、第1開始タイミングから第1パルス幅に亘って電磁波を発生させ、前記第1開始タイミングよりも後である第2開始タイミングから、前記第1パルス幅よりも短い第2パルス幅に亘って電磁波を発生させるパルス状のパターンである、
乾燥装置。
【請求項3】
請求項2に記載の乾燥装置において、
搬送方向に沿って媒体を搬送する乾燥搬送部を備え、
前記乾燥搬送部は、前記搬送方向に沿って媒体を間欠搬送し、
前記乾燥部は、前記乾燥搬送部による媒体の搬送が停止した状態で、前記制御パターンに基づいて電磁波を発生させる、
乾燥装置。
【請求項4】
請求項1に記載の乾燥装置において、
搬送方向に沿って媒体を搬送する乾燥搬送部を備え、
前記乾燥部は、第1乾燥部と、前記第1乾燥部よりも前記搬送方向の下流に設けられる第2乾燥部とを有し、
前記第1乾燥部は、前記乾燥搬送部によって所定速度で媒体が連続搬送される状態で、第1制御パターンに基づいて電磁波を発生させ、
前記第2乾燥部は、前記乾燥搬送部によって所定速度で媒体が連続搬送される状態で、第2制御パターンに基づいて電磁波を発生させ、
前記第1制御パターンは、所定強度の電磁波を継続して発生させるパターンであり、
前記第2制御パターンは、所定パルス幅に亘って電磁波を発生させるパルス状のパターンである、
乾燥装置。
【請求項5】
請求項1に記載の乾燥装置において、
搬送方向に沿って媒体を搬送する乾燥搬送部を備え、
前記乾燥部は、第1乾燥部と、前記第1乾燥部よりも前記搬送方向の下流に設けられる第2乾燥部とを有し、
前記第1乾燥部は、第1領域に設けられ、
前記第2乾燥部は、第2領域に設けられ、
前記第2領域は、前記第1領域よりも前記搬送方向の下流に設けられる領域であり、かつ、前記搬送方向における前記第1領域との間に電磁波が発生されない第3領域が設けられる領域であり、
前記第1領域の前記搬送方向における第1距離は、前記第2領域の前記搬送方向における第2距離よりも長く、
前記第1乾燥部及び前記第2乾燥部は、前記乾燥搬送部によって所定速度で媒体が連続搬送される状態で、制御パターンに基づいて電磁波を発生させ、
前記制御パターンは、所定強度の電磁波を継続して発生させるパターンである、
乾燥装置。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載の乾燥装置において、
前記第1乾燥部の共振周波数と前記第2乾燥部の共振周波数とは異なり、
前記第1乾燥部は、前記第2乾燥部よりも高い強度の電磁波を発生させる、
乾燥装置。
【請求項7】
顔料、水及び溶剤を含む顔料インクを媒体に吐出することにより記録を行う記録部と、
高周波電圧の印加に応じて電磁波を発生させることにより、前記記録部により顔料インクが吐出された媒体を乾燥させる乾燥部と、を備え、
前記乾燥部は、
第1電極と、
媒体に向かう第1方向からの平面視において前記第1電極を取り囲むように配置される第2電極と、
コイルを有し、高周波電圧を伝送可能である伝送線路と前記第1電極とを電気的に接続する第1導体と、
前記伝送線路と前記第2電極とを電気的に接続する第2導体と、
を有し、
前記乾燥部は、顔料インクが吐出された媒体における電磁波の照射強度が時系列にパルス状となるように電磁波を発生させる、
ことを特徴とする記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥装置及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、液体が吐出された媒体に電磁波を発生させることにより、媒体を乾燥させる乾燥装置が開示されている。液体としては、顔料インクが用いられる場合がある。顔料インクは、顔料、水及び溶媒を含むものであり、溶媒としては、例えばグリセリンなどを含むものがある。
【0003】
このような乾燥装置は、第1電極と第2電極との間に高周波電圧を供給することにより、媒体に強度の高い電磁波を発生させる。これにより、媒体の周囲において水蒸気が飽和している状態であるか否かに関係なく、媒体に吐出された液体を沸騰させることにより、短時間で媒体を乾燥させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-16742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような乾燥装置では、高い強度の電磁波が発生するため、媒体に対する熱変性が発生してしまうおそれがあった。したがって、媒体の品質を維持しつつも短時間で媒体を乾燥させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する乾燥装置は、高周波電圧の印加に応じて電磁波を発生させることにより、顔料、水及び溶剤を含む顔料インクが吐出された媒体を乾燥させる乾燥部を備え、前記乾燥部は、第1電極と、媒体に向かう第1方向からの平面視において前記第1電極を取り囲むように配置される第2電極と、コイルを有し、高周波電圧を伝送可能である伝送線路と前記第1電極とを電気的に接続する第1導体と、前記伝送線路と前記第2電極とを電気的に接続する第2導体と、を有し、前記乾燥部は、顔料インクが吐出された媒体における電磁波の照射強度が時系列にパルス状となるように電磁波を発生させる。
【0007】
上記課題を解決する記録装置は、顔料、水及び溶剤を含む顔料インクを媒体に吐出することにより記録を行う記録部と、高周波電圧の印加に応じて電磁波を発生させることにより、前記記録部により顔料インクが吐出された媒体を乾燥させる乾燥部と、を備え、前記乾燥部は、第1電極と、媒体に向かう第1方向からの平面視において前記第1電極を取り囲むように配置される第2電極と、コイルを有し、高周波電圧を伝送可能である伝送線路と前記第1電極とを電気的に接続する第1導体と、前記伝送線路と前記第2電極とを電気的に接続する第2導体と、を有し、前記乾燥部は、顔料インクが吐出された媒体における電磁波の照射強度が時系列にパルス状となるように電磁波を発生させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の記録システムを示す模式図である。
図2は、第1実施形態の乾燥部を示す上面図である。
図3は、第1実施形態の乾燥部を示す斜視図である。
図4は、第1実施形態の乾燥制御処理を示すフローチャートである。
図5は、第1実施形態の媒体における電磁波の強度及び媒体における温度を示す説明図である。
図6は、第2実施形態の乾燥部を示す上面図である。
図7は、第2実施形態の媒体における電磁波の強度を示す説明図である。
図8は、第3実施形態の乾燥部を示す上面図である。
図9は、第3実施形態の媒体における電磁波の強度を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、乾燥装置及び記録装置を含む記録システムの一実施形態について説明する。以下の説明では、鉛直方向Zと交差する方向を幅方向Xとし、鉛直方向Z及び幅方向Xと交差する方向を奥行方向Yとする。幅方向Xに沿う一方の方向を第1幅方向X1とし、幅方向Xに沿う他方の方向を第2幅方向X2とする。奥行方向Yに沿う一方の方向を第1奥行方向Y1とし、奥行方向Yに沿う他方の方向を第2奥行方向Y2とする。鉛直方向Zのうち上方を上方Z1とし、鉛直方向Zのうち下方を下方Z2とする。鉛直方向Zが第1方向の一例に相当する。
【0010】
<記録システム10の構成>
図1に示すように、記録システム10は、媒体90に記録を行うシステムである。特に、記録システム10は、媒体90に液体を吐出することにより、媒体90に記録を行うシステムである。記録システム10は、液体を吐出した記録後の媒体90を乾燥させるシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
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