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公開番号
2025121625
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017181
出願日
2024-02-07
発明の名称
押出プレス装置のシャーナイフスプレー装置
出願人
UBEマシナリー株式会社
代理人
主分類
B21C
35/04 20060101AFI20250813BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】シャー装置の全高を抑制するシャーシリンダ2本形態の場合においても、シャー刃近傍から潤滑液をシャー刃に塗布可能なシャーナイフスプレー装置を提供することを目的とする。
【解決手段】シャーシリンダ35のシリンダロッドが、シャースライド33下方に固定され、全高を抑制可能な押出プレス装置のシャー装置の、シャーナイフスプレー装置50において、
シャー刃34が上昇限位置にあるとき、スプレーノズル51を待機位置から塗布位置まで移動させて、シャー刃34に潤滑液を塗布可能な、押出プレス装置のシャー装置のシャーナイフスプレー装置によって達成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シャーシリンダのシリンダロッドが、シャースライド下方に固定され、全高を抑制可能な押出プレス装置のシャー装置の、シャーナイフスプレー装置において、
シャー刃が上昇限位置にあるとき、スプレーノズルを待機位置から塗布位置まで移動させて、前記シャー刃に潤滑液を塗布可能な、押出プレス装置のシャー装置のシャーナイフスプレー装置。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記スプレーノズルの前記塗布位置が、前記シャー刃のコンテナ側であることを特徴とする請求項1に記載の押出プレス装置のシャー装置のシャーナイフスプレー装置。
【請求項3】
前記スプレーノズルの移動が、前記シャーナイフスプレー装置を構成するアクチュエータにより行われ、前記アクチュエータが前記シャー装置のシャーガイドまたは固定フレームに配置される、請求項1または2に記載の押出プレス装置のシャー装置のシャーナイフスプレー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミニウム合金等の金属押出成形に用いられる押出プレス装置の、シャー装置のシャー刃(シャーナイフ)に潤滑液を塗布するシャーナイフスプレー装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
金属材料、例えば、アルミニウム又はその合金材料等による押出材(以後:ビレット)を押出成形する一般的な押出プレス装置100を図1に示す。図1は、一部断面を含む押出プレス装置100の概略側面図である。メインシリンダ12Aにその一端側が収納され、油圧で前進駆動されるメインラム12Bの先端部に、メインクロスヘッド22を介して押出ステム24が取り付けられている。
【0003】
押出プレス装置100によりビレット20を押出成形する場合、エンドプラテン10の凹部10Dに埋設された、リング状のプレッシャーリング10Bを介してエンドプラテン10側に配置されたダイス16に、コンテナシリンダ28でコンテナ18(コンテナホルダ19)を押圧させる(コンテナシール)。実際には、押出方向に複数の部材が組み合わされ、ダイスアッセンブリとして構成されるダイス16は、図示しない保持手段(例えばダイカセット)に収納されている。そして、メインラム12Bを前進させて、コンテナ18内に収納されたビレット20を押出ステム24によりダイス16に押圧させる(アプセット工程)。押圧されたビレット20は半径方向に膨張するように塑性変形し、コンテナ18の内周面に密着する。
【0004】
メインラム12Bをさらに前進させることにより、ビレット20を押出ステム24によりダイス16に押圧(押圧作用力)させて、ダイス16から押出用開口部10Aへ、所定の断面形状の押出製品21が連続して押出成形される(押出工程)。なお、図1において、押出工程におけるメインラム12Bの移動を前進とし、図1の押出プレス装置100の左側を前方、右側を後方とする。また、図示された構成の後方への移動を後退とする。
【0005】
一方、メインシリンダ12Aは、エンドプラテン10と対向するように配置されたメインシリンダハウジング12の略中央に配置され、サイドシリンダ26は、メインシリンダハウジング12のメインシリンダ12Aの周囲に複数個配置されている。サイドシリンダ26のシリンダロッドはメインクロスヘッド22の後端面に固定され、後退手段を持たないメインラム12Bの後退時に駆動される。また、サイドシリンダ26は、押出工程において、メインラム12Bと共にメインクロスヘッド22を前進させる。
【0006】
そして、エンドプラテン10は、タイロッドナット13及びタイロッド14によりメインシリンダハウジング12と連結されている。押圧作用力の反力は、押出工程中にダイス16(プレッシャーリング10B)を介してエンドプラテン10に作用すると共に、メインシリンダ12Aを介してメインシリンダハウジング12に作用し、これらを互いに離間させる方向へ作用する。このような押圧作用力の反力に対して、エンドプラテン10の四隅及びメインシリンダハウジング12の対応する四隅を貫通するタイロッド14と、タイロッド14の両端に配置され、タイロッド14の大径部を構成するタイロッドナット13と、によって、これらを互いに離間させる方向への移動を拘束すると共に、タイロッド14の伸長(弾性領域内)により、押圧作用力の反力に抗するよう構成されている。
【0007】
そして、押出成形後にコンテナ18をダイス16より離間させて、ダイス16端面において、ビレット20の残部であり、ダイス16内において押出製品21と連続するディスカードを押出プレス装置のシャー装置により切断する。
【0008】
ここで、図2を参照しながら押出プレス装置の従来のシャー装置の基本構成を説明する。図2(a)はシャー装置をコンテナ18側から見た正面図で、図2(b)は図2(a)のA矢視図である。ダイス16が保持されるエンドプラテン10上方の、コンテナ18側に立設された固定フレーム31にシャーガイド32が配置されており、下端にシャー刃(シャーナイフ)34が配置されたシャースライド33が、該シャーガイド32に昇降可能に案内される。シャースライド33はシャーシリンダ35により昇降駆動され、シャーシリンダ35はシャーガイド32と同様に固定フレーム31に取り付けられている。このようなシャー装置において、ディスカード切断時には、シャースライド33を上方の待機位置から下降させ、ダイス16端面においてシャー刃34によりディスカードを押出製品21から切断する。このとき、シャー刃34には切断したディスカードが付着するため、シャースライド33に内蔵されたノッカー機構のノッカー(図示せず)を下降させて、付着したディスカードを除去する。
【0009】
上記のような、シャー刃(シャーナイフ)に付着したディスカード(押粕)を除去するシャー装置として、例えば、特許文献1の押粕切断装置(シャー装置)を挙げることができる。
【0010】
そして、シャー装置には、ディスカードの切断や、切断によってシャー刃34に付着するディスカードの分離を容易にするために、シャー刃34に潤滑液を塗布するシャーナイフスプレー装置40が配置される。シャーナイフスプレー装置40は、シャー刃34のコンテナ18側の面から潤滑液を塗布できるようにスプレーノズル41が配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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