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公開番号
2025110280
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024004121
出願日
2024-01-15
発明の名称
バンパキャップ、緩衝装置
出願人
Astemo株式会社
代理人
個人
主分類
F16F
9/32 20060101AFI20250718BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ストッパーラバーとの接触に起因する異音を抑制することができるバンパキャップ等を提供することを目的とする。
【解決手段】バンパキャップは、シリンダ部から突出したロッドを通す貫通孔が形成されているとともに、前記シリンダ部よりも前記ロッドの軸方向の一方側に配置された環状部と、前記環状部における外周部から前記軸方向の他方側に突出するとともに、前記シリンダ部における外周面を覆う筒状部と、を備え、前記環状部は、前記他方側に突出する複数の他方側凸部を有するとともに、隣り合う前記他方側凸部間に前記貫通孔から流入した流体を前記筒状部へ案内する案内路を形成し、前記筒状部は、内側に突出する複数の内側凸部を有するとともに、隣り合う前記内側凸部間に前記案内路にて案内された流体を外部へ排出する排出路を形成し、前記案内路に設けられて、前記貫通孔から流入した流体の流路面積を絞る絞り部をさらに有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダ部から突出したロッドを通す貫通孔が形成されているとともに、前記シリンダ部よりも前記ロッドの軸方向の一方側に配置された環状部と、
前記環状部における外周部から前記軸方向の他方側に突出するとともに、前記シリンダ部における外周面を覆う筒状部と、
を備え、
前記環状部は、前記他方側に突出する複数の他方側凸部を有するとともに、隣り合う前記他方側凸部間に前記貫通孔から流入した流体を前記筒状部へ案内する案内路を形成し、
前記筒状部は、内側に突出する複数の内側凸部を有するとともに、隣り合う前記内側凸部間に前記案内路にて案内された流体を外部へ排出する排出路を形成し、
前記案内路に設けられて、前記貫通孔から流入した流体の流路面積を絞る絞り部をさらに有する、
バンパキャップ。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記絞り部は、周方向に延びる流路を有する、
請求項1に記載のバンパキャップ。
【請求項3】
前記絞り部は、周方向及び前記周方向に交差する方向に延びる流路を有する、
請求項1に記載のバンパキャップ。
【請求項4】
前記絞り部は、前記貫通孔から流入した流体の流路面積を絞る1次絞り部と、
前記1次絞り部を通過した流体の流路面積を拡張する拡張部と、
前記拡張部を通過した流体の流路面積を絞る2次絞り部と、
を有する、
請求項1に記載のバンパキャップ。
【請求項5】
前記絞り部は、前記貫通孔から流入した流体を分岐させる分岐部と、
前記分岐部にて分岐した流体を合流させる合流部と、
を有する、
請求項1に記載のバンパキャップ。
【請求項6】
前記絞り部は、前記貫通孔から流入した流体の流路面積を絞る2つの流入口と、
前記2つの流入口から流入した流体を合流させる合流部と、
を有する、
請求項1に記載のバンパキャップ。
【請求項7】
前記環状部は、前記一方側の面から前記一方側に突出する一方側凸部、及び、前記一方側の面から前記他方側に凹む凹部の少なくともいずれかを有する、
請求項1に記載のバンパキャップ。
【請求項8】
シリンダ部と、
前記シリンダ部に装着された、請求項1から7のいずれか1項に記載のバンパキャップと、
を備える緩衝装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バンパキャップ及び緩衝装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、緩衝器において異音の発生を抑制する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の緩衝器本体に装着されるバンパキャップは、一端が開口を有し、他端が底部および該底部を貫通する貫通孔を有して、前記緩衝器本体を覆うカバー部と、前記カバー部の前記底部から前記開口側に向けて突出し、隣り合うもの同士の間に隙間が形成される複数の突出部と、を備える。そして、特許文献1に記載のバンパキャップは、前記カバー部の外部から前記貫通孔を通り、該カバー部内と前記緩衝器本体との間に流入される流体の前記カバー部内での回転を抑制する抑制部を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2022/181463
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたバンパキャップによれば、例えば緩衝器の縮み行程においてダストカバー内へのシリンダの進入量が増えることでシリンダにより押し出されたダストカバー内のエアの流量が多く、流速が速い際に発生する風切り音が原因となる異音を防止することは可能である。しかしながら、特許文献1に記載されたバンパキャップにおいては、流量が少ない、バンパキャップとストッパーラバーとの接触に起因する異音を抑制する点においては改善の余地がある。
本発明は、ストッパーラバーとの接触に起因する異音を抑制することができるバンパキャップ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと完成させた本発明は、シリンダ部から突出したロッドを通す貫通孔が形成されているとともに、前記シリンダ部よりも前記ロッドの軸方向の一方側に配置された環状部と、前記環状部における外周部から前記軸方向の他方側に突出するとともに、前記シリンダ部における外周面を覆う筒状部と、を備え、前記環状部は、前記他方側に突出する複数の他方側凸部を有するとともに、隣り合う前記他方側凸部間に前記貫通孔から流入した流体を前記筒状部へ案内する案内路を形成し、前記筒状部は、内側に突出する複数の内側凸部を有するとともに、隣り合う前記内側凸部間に前記案内路にて案内された流体を外部へ排出する排出路を形成し、前記案内路に設けられて、前記貫通孔から流入した流体の流路面積を絞る絞り部をさらに有する、バンパキャップである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ストッパーラバーとの接触に起因する異音を抑制することができるバンパキャップ等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る懸架装置の概略構成の一例を示す図である。
図1のII部の拡大図の一例である。
バンパキャップを、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
バンパキャップを、第1側から見た斜視図の一例である。
絞り部におけるエアの流れの一例を示す図である。
第1変形例に係る絞り部を、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第2変形例に係る絞り部を、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第3変形例に係る絞り部を、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第2実施形態に係るバンパキャップを、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第2実施形態に係る絞り部の変形例を、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第3実施形態に係るバンパキャップを、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第4実施形態に係るバンパキャップを、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
第5実施形態に係るバンパキャップの一例を示す図である。(a)は、バンパキャップを、第2側から見た斜視図の一例であり、(b)は、バンパキャップを、半径方向の外側から見た図の一例である。
第6実施形態に係るバンパキャップの一例を示す図である。(a)は、バンパキャップを、第2側から見た斜視図の一例であり、(b)は、バンパキャップを、半径方向の外側から見た図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る懸架装置1の概略構成の一例を示す図である。
図2は、図1のII部の拡大図の一例である。
図3は、バンパキャップ100を、軸方向の第1側から見た図の一例を示す図である。
図4は、バンパキャップ100を、第1側から見た斜視図の一例である。
懸架装置1は、乗用自動車等の四輪車に用いられるサスペンションであり、図1に示すように、油圧式の緩衝装置2と、緩衝装置2の外側に配置されたコイルスプリング3とを備える。また、懸架装置1は、コイルスプリング3における、後述するロッド20の軸方向の第1側(図1では下側)の端部を支持する下スプリングシート4と、コイルスプリング3における、ロッド20の軸方向の第2側(図1では上側)の端部を支持する上スプリングシート5とを備える。
【0009】
また、懸架装置1は、懸架装置1を車両に取り付けるための車体側ブラケット6と、懸架装置1を車輪に取り付けるための車輪側ブラケット7と、シリンダ部10及びロッド20の少なくとも一部を覆うダストカバー8と、ストッパーラバー9とを備える。ストッパーラバー9は、円筒状のゴム製の部材である。
以下では、ロッド20の軸方向を、単に「軸方向」と称する場合がある。また、軸方向の第1側(図1では下側)、軸方向の第2側(図1では上側)を、それぞれ、単に「第1側」、「第2側」と称する場合がある。また、軸方向に交差する方向(例えば、直交方向)を、「半径方向」と称する。半径方向において、シリンダ11の中心線側を単に「内側」と称し、中心線から離れる側を単に「外側」と称する場合がある。
【0010】
以下、緩衝装置2について詳述する。
緩衝装置2は、オイルを収容するシリンダ部10と、第2側の端部がシリンダ部10から突出して設けられるとともに第1側の端部がシリンダ部10内に挿入されるロッド20とを備える。また、緩衝装置2は、ロッド20の第1側の端部に設けられるピストン部30と、シリンダ部10の第1側の端部に設けられるボトム部40とを備える。また、緩衝装置2は、シリンダ部10における第2側の端部に圧入されるとともに、圧縮時に生じるストッパーラバー9の荷重を受けて最圧縮ストロークを規制するバンパキャップ100を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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