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公開番号2025108003
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001566
出願日2024-01-10
発明の名称紙葉揃え装置及び紙葉の向きを揃える方法
出願人武蔵エンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 31/34 20060101AFI20250715BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】動作中の振動を低減した紙葉揃え装置を提供する。
【解決手段】紙葉揃え装置1は、入口部22と出口部23とを接続する底面部21とを有し、入口部22と出口部23との間で紙葉90を滑らせて搬送する紙葉整列部20と、紙葉整列部20の出口部23に接続され、紙葉整列部20の出口部23から送出された紙葉90を収容するスタッカ部70とを備え、紙葉整列部20は、入口部22から出口部23へ延びる方向に対して交差する方向において、一方の端部が他方の端部よりも低くなるように設けられ、一方の端部には第2側壁部25が設けられ、紙葉90は長辺部91と、短辺部92とを有し、第2側壁部25は、紙葉整列部20に投入された紙葉90との摩擦により紙葉90の長辺部91が一定の方向に向くように紙葉90の向きを揃える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入口部と、出口部と、前記入口部と前記出口部とを接続する底面部とを有し、前記入口部と前記出口部との間で紙葉を滑らせて搬送する紙葉整列部と、
前記紙葉整列部の前記出口部に接続され、前記紙葉整列部の前記出口部から送出された紙葉を収容するスタッカ部と
を備え、
前記紙葉整列部は、前記入口部から前記出口部へ延びる方向に対して交差する方向において、一方の端部が他方の端部よりも低くなるように設けられ、前記一方の端部には側壁部が設けられ、
前記紙葉は長辺部と、短辺部とを有し、
前記側壁部は、前記紙葉整列部に投入された前記紙葉との摩擦により前記紙葉の前記長辺部が一定の方向に向くように前記紙葉の向きを揃える紙葉揃え装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記紙葉整列部に設けられ、前記紙葉整列部内の前記紙葉の前記長辺部を押して前記紙葉の前記長辺部が一定の方向に向くように向きを変更する向き変更部を備える請求項1に記載の紙葉揃え装置。
【請求項3】
前記向き変更部は、
円板状部材と、
前記円板状部材の円周部に設けられた当接部材と、
前記円板状部材を回転させるモータと
を有し、
前記円板状部材の回転軸は前記紙葉整列部の前記底面部に対して垂直に設けられ、前記円板状部材は前記回転軸を中心に回転し、前記当接部材が前記紙葉の前記長辺部を押す請求項2に記載の紙葉揃え装置。
【請求項4】
前記当接部材は、ピンである請求項3に記載の紙葉揃え装置。
【請求項5】
前記向き変更部は、前記円板状部材に設けられた羽部材をさらに有し、
前記羽部材の少なくとも一つは、前記当接部材を含み、
前記向き変更部は、前記円板状部材が前記回転軸を中心に回転したときに、前記羽部材により径方向外側に送風する、請求項3に記載の紙葉揃え装置。
【請求項6】
前記向き変更部は、
板状部材と、
前記板状部材の外周部に設けられた当接部材と、
前記板状部材を回転させるモータと
を有し、
前記板状部材の回転軸は前記紙葉整列部の前記底面部に対して平行且つ前記紙葉整列部の前記入口部から前記出口部へ延びる方向に交差して設けられ、前記板状部材は前記回転軸を中心に回転し、前記当接部材が前記紙葉の前記長辺部を押す請求項2に記載の紙葉揃え装置。
【請求項7】
前記底面部は、表面に網目状に形成された部分を含む請求項1~6のいずれか一項に記載の紙葉揃え装置。
【請求項8】
前記側壁部は、表面に網目状に形成された部分を含む請求項1~6のいずれか一項に記載の紙葉揃え装置。
【請求項9】
前記紙葉整列部の前記入口部及び前記出口部の少なくともいずれか一方に、前記底面部に平行な回転軸を有する上側搬送ローラ及び下側搬送ローラを含む紙葉搬送ローラ部を有する請求項1~6のいずれか一項に記載の紙葉揃え装置。
【請求項10】
前記紙葉搬送ローラ部は、前記上側搬送ローラと前記下側搬送ローラとの間隔を広げることが可能に構成されている請求項9に記載の紙葉揃え装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、紙葉揃え装置及び紙葉の向きを揃える方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の紙葉揃え装置として、例えば特許文献1に記載されている紙葉揃え装置が知られている。この紙葉揃え装置は、ホッパ出口に向けて先細り状に形成されたホッパと、ホッパ出口から放出された紙葉を受けるシュータとを備える。そして、ホッパに複数の長方形状の紙葉が投入されたときに、ホッパが揺動することによりホッパに投入された紙葉の向きが一定の向きに揃えられ、一定の向きに揃えられた状態の紙葉がホッパ出口から放出され、紙葉シュータに収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-144999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示す紙葉揃え装置では、ホッパが揺動することにより紙葉の向きを揃えるため、紙葉揃え装置が発生させる振動が大きいという問題点があった。
【0005】
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、動作中の振動を低減した紙葉揃え装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、この発明に係る紙葉揃え装置は、入口部と、出口部と、入口部と出口部とを接続する底面部とを有し、入口部と出口部との間で紙葉を滑らせて搬送する紙葉整列部と、紙葉整列部の出口部に接続され、紙葉整列部の出口部から送出された紙葉を収容するスタッカ部とを備え、紙葉整列部は、入口部から出口部へ延びる方向に対して交差する方向において、一方の端部が他方の端部よりも低くなるように設けられ、一方の端部には側壁部が設けられ、紙葉は長辺部と、短辺部とを有し、側壁部は、紙葉整列部に投入された紙葉との摩擦により紙葉の長辺部が一定の方向に向くように紙葉の向きを揃える。
【0007】
また、前記紙葉整列部に設けられ、前記紙葉整列部内の前記紙葉の前記長辺部を押して前記紙葉の前記長辺部が一定の方向に向くように向きを変更する向き変更部を備えてもよい。
また、前記向き変更部は、円板状部材と、前記円板状部材の円周部に設けられた当接部材と、前記円板状部材を回転させるモータとを有し、前記円板状部材の回転軸は前記紙葉整列部の前記底面部に対して垂直に設けられ、前記円板状部材は前記回転軸を中心に回転し、前記当接部材が前記紙葉の前記長辺部を押してもよい。
また、前記当接部材は、ピンであってもよい。
また、前記向き変更部は、前記円板状部材に設けられた羽部材をさらに有し、前記羽部材の少なくとも一つは、前記当接部材を含み、前記向き変更部は、前記円板状部材が前記回転軸を中心に回転したときに、前記羽部材により径方向外側に送風してもよい。
また、前記向き変更部は、板状部材と、前記板状部材の外周部に設けられた当接部材と、前記板状部材を回転させるモータとを有し、前記板状部材の回転軸は前記紙葉整列部の前記底面部に対して平行且つ前記紙葉整列部の前記入口部から前記出口部へ延びる方向に交差して設けられ、前記板状部材は前記回転軸を中心に回転し、前記当接部材が前記紙葉の前記長辺部を押してもよい。
また、前記底面部は、表面に網目状に形成された部分を含んでもよい。
また、前記側壁部は、表面に網目状に形成された部分を含んでもよい。
また、前記紙葉整列部の前記入口部及び前記出口部の少なくともいずれか一方に、前記底面部に平行な回転軸を有する上側搬送ローラ及び下側搬送ローラを含む紙葉搬送ローラ部を有してもよい。
また、前記紙葉搬送ローラ部は、前記上側搬送ローラと前記下側搬送ローラとの間隔を広げることが可能に構成されていてもよい。
また、前記紙葉搬送ローラ部は、前記上側搬送ローラ又は前記下側搬送ローラのいずれか一方が、径方向に沿って延びるように設けられた羽根状部材を有し、前記羽根状部材の先端部は前記紙葉に接触してもよい。
また、前記紙葉整列部の上面を覆う扉と、前記扉の開放時に、前記向き変更部の動作を停止するインターロックスイッチとを有してもよい。
また、前記紙葉整列部の前記入口部に接続された紙葉投入口を備え、前記紙葉投入口の前記側壁部は、前記紙葉整列部の前記入口部に向けて先細り状となるように形成されていてもよい。
また、前記紙葉整列部が取り付けられている直方体状の基台と、前記基台を支持し、折り畳み自在な支持部材と、折り畳まれた前記支持部材が収納可能なケースとを備え、前記スタッカ部は、前記基台に着脱自在に接続され、前記支持部材は、前記基台に着脱自在に接続され、前記スタッカ部を前記基台から外し、前記支持部材を前記基台から外して折り畳んで前記ケースに収納した状態で、前記基台と前記ケースとを接続することで、収納形態となってもよい。
また、前記紙葉整列部の前記出口部に、回転軸が前記底面部に対して平行且つ前記紙葉整列部の前記入口部から前記出口部へ延びる方向に交差して設けられた偏芯ローラを有してもよい。
【0008】
また、上記の課題を解決するために、この発明に係る紙葉の向きを揃える方法は、入口部と、出口部と、入口部と出口部とを接続する底面部と、入口部から出口部へ延びる方向に対して交差する方向において、一方の端部よりも低くなるように設けられた他方の端部に設けられている側壁部とを備える紙葉整列部の、入口部と出口部との間で紙葉を滑らせて搬送を開始する工程と、側壁部と紙葉との間の摩擦により、搬送中の紙葉の長辺部が一定の方向に向くように紙葉の向きを揃える工程と、紙葉整列部の出口部から送出された紙葉を紙葉整列部の出口部に接続されたスタッカ部に収容する工程とを含む。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る紙葉揃え装置は、入口部と出口部との間で紙葉を滑らせて搬送する紙葉整列部と、紙葉整列部の出口部に接続され、紙葉整列部の出口部から送出された紙葉を収容するスタッカ部とを備え、紙葉整列部は、入口部から出口部へ延びる方向に対して交差する方向において、一方の端部が他方の端部よりも低くなるように設けられ、一方の端部には側壁部が設けられ、紙葉は長辺部と、短辺部とを有し、側壁部は、紙葉整列部に投入された紙葉との摩擦により紙葉の長辺部が一定の方向に向くように紙葉の向きを揃えるため、紙葉揃え装置の動作中の振動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の正面図である。
図1に示す紙葉揃え装置の扉を閉じたときの正面図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の右側面図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉整列部の入口部に設けられた入口側搬送ローラ部の断面図である。
図4に示す入口側搬送ローラ部をL-L線で切断した断面概略図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉整列部の出口部に設けられた出口側搬送ローラ部の断面図である。
図6に示す出口側搬送ローラ部をM-M線で切断した断面概略図である。
図1に示す回転プレートの断面図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第1の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第2の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第3の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第4の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第5の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第6の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の紙葉の向きを揃える動作の第7の工程を示す図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の収納状態を示す斜視図である。
本発明の実施の形態1に係る紙葉揃え装置の収納状態を説明する斜視図である。
本発明の実施の形態2に係る紙葉揃え装置の正面図である。
図18に示す回転プレートの正面図である。
図18に示す回転プレートの斜視図である。
本発明の実施の形態3に係る紙葉揃え装置の正面図である。
図21に示す縦回転プレートの側面図である。
図21に示す紙葉揃え装置の紙葉整列部の出口部の部分拡大斜視図である。
本発明の実施の形態4に係る紙葉揃え装置の斜視図である。
図24に示す偏芯ローラの断面図である。
図25に対して偏芯ローラが矢印G方向に回転したときの断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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