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公開番号
2025106721
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000272
出願日
2024-01-04
発明の名称
履物
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
弁理士法人プロテック
,
個人
主分類
A43B
3/12 20060101AFI20250709BHJP(履物)
要約
【課題】O脚及び姿勢を補正する機能を有する履物を提供すること。
【解決手段】前緒部21及び横緒部22からなる鼻緒20と、この鼻緒20が取り付けられ、足が載せられる足台10と、を備えた履物1であって、足台10は、使用者の踵に対向する部位の厚さを薄くした踵欠落部11aと、前緒部21に対して小指側でかつ踵欠落部11aに対してつま先側の部位の厚さを薄くした小指側欠落部11cと、使用者の足裏が載せられるつま先部11bと、を有し、つま先部11bは、母趾内転筋横頭が当接する部位から踵側が当接する水平部11eと、水平部11eからつま先側に向かって上り傾斜する傾斜部11dと、を有し、小指側欠落部11cは、少なくとも使用者の足の中指、薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分とに対向し、前緒部21に対して親指側に対向しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
足が載せられる足台を備えた履物であって、
前記足台は、使用者の踵に対向する部位の厚さを薄くした踵薄肉部と、つま先側の端部に対して小指側でかつ前記踵薄肉部に対してつま先側の部位の厚さを薄くした小指側薄肉部と、前記踵薄肉部及び前記小指側薄肉部を除いた部位に形成され、使用者の足裏が載せられる載置部と、を有し、
前記載置部は、母趾内転筋横頭が当接する部位から踵側が当接する水平部と、当該水平部からつま先側に向かって上り傾斜する傾斜部と、を有し、
当該小指側薄肉部は、少なくとも使用者の足の中指、薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分とに対向する部位であって、足裏を土踏まず付近でつま先側と踵側とに2分割し、このうちつま先側を更に親指側の内側半分と小指側の外側半分とに分割した場合に、前記外側半分に対向する部位に形成され、前記つま先側の端部に対して親指側に対向しないことを特徴とする履物。
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【請求項2】
請求項1に記載した履物であって、
足の親指と人差し指とによって挟まれる前緒部及び足の甲にかける横緒部からなり、前記足台に取り付けられる鼻緒を、更に備え、
前記前緒部は、前記傾斜部に配置されていることを特徴とする履物。
【請求項3】
請求項2に記載した履物であって、
前記足台は、上下の2層構造を有し、
当該2層構造のうちの一方である下の層は、欠落部を設けずに足の外周をかたどった形状であり、
当該2層構造のうちの他方である上の層は、前記載置部と、使用者の踵に対向する部位を欠落させた踵欠落部と、前記前緒部に対して小指側でかつ前記踵欠落部に対してつま先側の部位を欠落させた小指側欠落部と、を有し、
前記踵薄肉部は、前記下の層における前記踵欠落部の下方の部位であり、
前記小指側薄肉部は、前記下の層における前記小指側欠落部の下方の部位であることを特徴とする履物。
【請求項4】
請求項3に記載した履物であって、
前記上の層は、使用者の足裏に当接する均一な厚さの第1上の層と、当該第1上の層の下面に固定される第2上の層とからなる2層構造であり、
前記第2上の層は、前記第1上の層における母趾内転筋横頭が当接する部位から踵側の領域が対向する下層水平部と、当該下層水平部からつま先側に向かって漸次肉厚となり、上面が前記下層水平部の上面から上り傾斜する下層傾斜部と、を有することを特徴とする履物。
【請求項5】
請求項4に記載した履物であって、
前記第2上の層は、前記下層傾斜部の反対面につま先側に向かって下方に緩やかに傾斜する裏側傾斜部を有することを特徴とする履物。
【請求項6】
請求項5に記載した履物であって、
前記第1上の層と前記第2上の層とは同一の部材からなり、互いに異なる色に着色されていることを特徴とする履物。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載した履物であって、
前記水平部の上面から前記傾斜部の頂上までの高さは、7mm以上22mm以下であることを特徴とする履物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、草履やサンダルのような足首から下方が開放される履物に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
草履やサンダルのような足首から下方が開放された開放式履物は、一般に、足裏の形をした平板状の足底に、ベルトや鼻緒を取り付けることによって構成されている。また、従来、足底に突起を設け、歩行しながら足裏のつぼを刺激したり、足底を横方向に傾斜させてO脚やX脚を補正したりする、といった健康によい機能を有する草履やサンダルが普及している。
【0003】
従来、この種の技術としては、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1には、人差し指を中心にして親指対中指・薬指・小指の3本が1対3になるように鼻緒の前坪を取り付ける位置を人差し指を挟むように2か所に設定し、更に人差し指が乗る天の部分を2~5mmほど高くした健康サンダルについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3232282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、ビーチサンダルのような比較的安価な履物においても、健康によい機能を有することが望まれている。特に、O脚や姿勢を補正する機能を有するビーチサンダルの出現が望まれる。
【0006】
本発明は、このような要望に応え、O脚及び姿勢を補正する機能を有する履物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備える。
【0008】
(1) 足が載せられる足台(例えば、足台10)を備えた履物(例えば、履物1)であって、
前記足台は、使用者の踵に対向する部位の厚さを薄くした踵薄肉部(例えば、踵欠落部11a)と、つま先側の端部に対して小指側でかつ前記踵薄肉部に対してつま先側の部位の厚さを薄くした小指側薄肉部(例えば、小指側欠落部11c)と、前記踵薄肉部及び前記小指側薄肉部を除いた部位に形成され、使用者の足裏が載せられる載置部(例えば、つま先部11b)と、を有し、
前記載置部は、母趾内転筋横頭が当接する部位から踵側が当接する水平部(例えば、水平部11e)と、当該水平部からつま先側に向かって上り傾斜する傾斜部(例えば、傾斜部11d)と、を有し、
当該小指側薄肉部は、少なくとも使用者の足の中指、薬指、小指及びこれらの付け根部分と、当該付け根部分に対して踵寄りに位置する母趾内転筋横頭の部分とに対向する部位であって、足裏を土踏まず付近でつま先側と踵側とに2分割し、このうちつま先側を更に親指側の内側半分と小指側の外側半分とに分割した場合に、前記外側半分に対向する部位に形成され、前記つま先側の端部に対して親指側に対向しないことを特徴とする履物。
【0009】
(1)によれば、足台に小指側薄肉部を形成したことにより、使用者が本発明の履物を履いて歩行した場合、足裏におけるつま先側でかつ外側の部位が足台の上面から離間するため、使用者の体重は、使用者の足裏の内側側部に集中する。これにより、使用者の脚の重心を内側に補正することが可能になり、使用者がO脚であれば、使用者の膝の間隔を狭くすることが可能になる。更に、足台に踵薄肉部を形成したことにより、使用者はつま先立ちで歩くような格好になる。このため、履物を履いて歩くことよって、自然にふくらはぎ、太腿の裏から尻にかけての筋肉を鍛錬することが可能になる。
また、使用者が本発明の履物を履いた場合に、足を足台に載せた状態で、踵薄肉部の面に踵を着けることが可能になる。このため、つま先側よりも踵側が低くなるため、使用者の重心を後方に移動させることが可能になり、踵側に体重がかかり易くなる。これにより、前屈みの姿勢を補正することができるとともに、使用者は、歩行の際に、足を足台に載せた状態で踵を上下動させることができるようになり、使用者のふくらはぎ、太腿の裏から尻にかけての筋肉を効率よく鍛錬することが可能になる。
しかも、足台における水平部に母趾内転筋横頭が位置し、親指が傾斜部に位置するため、使用者が本発明の履物を履いた場合に、地面に対して背骨のラインを真っ直ぐにするとともに、踵側に体重がかかり易い状態にすることが可能になる。これにより、使用者のふくらはぎ、太腿の裏から尻にかけての筋肉を効率よく鍛錬することが可能になるとともに、前屈みの姿勢を補正することができる。
【0010】
(2) (1)において、足の親指と人差し指とによって挟まれる前緒部及び足の甲にかける横緒部からなり、前記足台に取り付けられる鼻緒を、更に備え、
前記前緒部は、前記傾斜部に配置されていることを特徴とする履物。
(【0011】以降は省略されています)
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