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公開番号2025105194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223570
出願日2023-12-28
発明の名称キッチンユニット
出願人大建工業株式会社
代理人個人,弁理士法人M&Partners
主分類A47B 77/02 20060101AFI20250703BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】リフォームなどでキッチンを移設する際にシンクの排水周りを適正化することができるキッチンユニットを提供する。
【解決手段】キッチンキャビネット(K)の背面に取り付けられるキッチンユニットであって、シンク側ボックス(10A)とコンロ側ボックス(10B)とボックス連結部(10C)とを備える。シンク側ボックス(10A)の背板(20)の下部に、シンク下部の排水口へ通ずる開口部(20a)が設けられ、ボックス連結部(10C)に面するシンク側ボックス(10A)の側板(12)及びコンロ側ボックス(10B)の側板(22)それぞれの下部に、長孔で形成された配管挿通孔(12a,22a)が設けられる。また、シンク側ボックス(10A)の底板(14)及びコンロ側ボックス(10B)の底板(24)の少なくとも一方に、床下配管(W)取り出し用の配管取出し孔(40)が穿設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シンク(S)とコンロ(C)とが備え付けられたキッチンキャビネット(K)の背面に取り付けられるキッチンユニットであって、
上記キッチンキャビネット(K)が設置された床面から上記キッチンキャビネット(K)の上面を超えて延びる左右一組の側板(12)と、その側板(12)の下端部間に架設された底板(14)と、上記の側板(12)の上端部間に架設された天板(16)と、上記キッチンキャビネット(K)の背面に固定される側の平面を覆う背板(20)とで構成され、上記キッチンキャビネット(K)の背面における幅方向シンク(S)側端部に固定されるシンク側ボックス(10A),
上記キッチンキャビネット(K)が設置された床面から上記キッチンキャビネット(K)の上面を超えて延びる左右一組の側板(22)と、その側板(22)の下端部間に架設された底板(24)と、上記の側板(22)の上端部間に架設された天板(26)と、上記キッチンキャビネット(K)の背面に固定される側の平面を覆う背板(30)とで構成され、上記キッチンキャビネット(K)の背面における幅方向コンロ(C)側端部に固定されるコンロ側ボックス(10B),及び
上記シンク側ボックス(10A)の側板(12)と上記コンロ側ボックス(10B)の側板(22)との下端部間に架設される底板(32)と、上記シンク側ボックス(10A)の側板(12)と上記コンロ側ボックス(10B)の側板(22)との上端部間に架設される天板(34)と、上記キッチンキャビネット(K)の背面に固定される側の平面を覆う背板(38)とで構成され、上記キッチンキャビネット(K)の背面における上記シンク側ボックス(10A)と上記コンロ側ボックス(10B)との隙間を埋めるように長さ調整されて両者を連結するボックス連結部(10C)を備え、
上記シンク側ボックス(10A)の背板(20)の下部に、上記シンク(S)下部の排水口へ通ずる開口部(20a)が設けられ、
上記のボックス連結部(10C)に面する上記シンク側ボックス(10A)の側板(12)及び上記コンロ側ボックス(10B)の側板(22)それぞれの下部に、長孔で形成された配管挿通孔(12a,22a)が設けられると共に、
上記シンク側ボックス(10A)の底板(14)及び上記コンロ側ボックス(10B)の底板(24)の少なくとも一方に、床下配管(W)取り出し用の配管取出し孔(40)が穿設される、ことを特徴とするキッチンユニット。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1のキッチンユニットにおいて、
前記シンク側ボックス(10A)における天板(16)の長手方向外側端部上面から、前記コンロ側ボックス(10B)における天板(26)の長手方向外側端部上面に亘って、カウンターパネル(42)が取り付けられる、ことを特徴とするキッチンユニット。
【請求項3】
請求項1又は2のキッチンユニットにおいて、
前記コンロ側ボックス(10B)の底板(24)に前記の配管取出し孔(40)が穿設され、
前記の配管挿通孔(12a,22a)には、前記シンク(S)の排水口と前記の床下配管(W)とを繋ぐ延長配管(L)が挿通されると共に、
上記の延長配管(L)が上記シンク(S)の排水口から上記の床下配管(W)に向けて下り勾配となるように支持する支持部材(44)が設けられる、ことを特徴とするキッチンユニット。
【請求項4】
請求項1又は2のキッチンユニットにおいて、
前記シンク側ボックス(10A),前記コンロ側ボックス(10B)及び前記ボックス連結部(10C)表面には、その表面を覆う正面化粧パネル(46)が取り付けられる、ことを特徴とするキッチンユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システムキッチンを設置する際にシンクの排水周りを適正化することができるキッチンユニットに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種のキッチンユニットには、従来では、下記の特許文献1(日本国・特開2006-6703号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
キッチンキャビネットと該キャビネット後方の壁面との間に設けられた配管スペースを覆うキッチンユニットであって、上記キャビネットが設置された床面から該キャビネットの側面とほぼ同一面上で該キャビネットの上面を超えて上方に延びる左右の側板と、壁面に沿って該左右の側板の上端部間に架設された天板と、上記キャビネットの後部上端に載置されて、該後部上端から天板までの間における左右の側板の前面を覆う前板とを有する。上記前板は、切断することにより高さの変更が可能なものが使用され、上記前面を覆う高さに調節されて用いられる。
【0003】
この従来技術によれば、キッチン設置時やリフォーム時等に、施工現場において意匠性を維持しつつ寸法調整が容易な配管スペースユニットを実現できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-6703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、リフォーム時にキッチンのレイアウトを壁付け型から例えばアイランド型と言ったように大幅に変更する事には対応しておらず、また、仮にそのような大幅なレイアウトの変更ができたとしても、外部排水部の床下配管の床面への取出し位置を変更すると言った大掛かりな改装工事が必要となる。ここで、キッチンをリフォームする住戸が集合住宅である場合には、外部排水部は共有部分に当たることから、床下配管の床面への取出し位置を変更する改装工事自体の実施が困難であり、リフォーム時のレイアウト変更に制限が加えられると言った問題が生じ得る。
また、上記の従来技術では、キッチンキャビネットの幅に応じてキッチンユニットの幅を簡単に調整できるようにはなっておらず、様々な幅のキッチンキャビネットに対応するためには、そのキッチンキャビネットの幅に応じた様々なサイズ(幅)の長大なパーツを在庫として保管・管理しなければならないと言う問題も有った。
それゆえに、本発明の主たる課題は、様々な幅のキッチンキャビネットに簡単に対応することができると共に、リフォームなどでキッチンを移設する際に、外部排水部の床下配管の床面への取出し位置を変更することなくシンクの排水周りを適正化することができるキッチンユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するため、本発明は、例えば、図1~2に示すように、シンクSとコンロCとが備え付けられたキッチンキャビネットKの背面に取り付けられるキッチンユニット10を次のように構成した。
すなわち、上記キッチンキャビネットKが設置された床面から上記キッチンキャビネットKの上面を超えて延びる左右一組の側板12と、その側板12の下端部間に架設された底板14と、上記の側板12の上端部間に架設された天板16と、上記キッチンキャビネットKの背面に固定される側の平面を覆う背板20とで構成され、上記キッチンキャビネットKの背面における幅方向シンクS側端部に固定されるシンク側ボックス10A,上記キッチンキャビネットKが設置された床面から上記キッチンキャビネットKの上面を超えて延びる左右一組の側板22と、その側板22の下端部間に架設された底板24と、上記の側板22の上端部間に架設された天板26と、上記キッチンキャビネットKの背面に固定される側の平面を覆う背板30とで構成され、上記キッチンキャビネットKの背面における幅方向コンロC側端部に固定されるコンロ側ボックス10B,及び上記シンク側ボックス10Aの側板12と上記コンロ側ボックス10Bの側板22との下端部間に架設される底板32と、上記シンク側ボックス10Aの側板12と上記コンロ側ボックス10Bの側板22との上端部間に架設される天板34と、上記キッチンキャビネットKの背面に固定される側の平面を覆う背板38とで構成され、上記キッチンキャビネットKの背面における上記シンク側ボックス10Aと上記コンロ側ボックス10Bとの隙間を埋めるように長さ調整されて両者を連結するボックス連結部10Cを備える。上記シンク側ボックス10Aの背板20の下部に、上記シンクS下部の排水口へ通ずる開口部20aが設けられる。又、上記のボックス連結部10Cに面する上記シンク側ボックス10Aの側板12及び上記コンロ側ボックス10Bの側板22それぞれの下部に、長孔で形成された配管挿通孔12a,22aが設けられる。更に、上記シンク側ボックス10Aの底板14及び上記コンロ側ボックス10Bの底板24の少なくとも一方に、床下配管W取り出し用の配管取出し孔40が穿設される。
【0007】
本発明では、キッチンキャビネットKの背面におけるシンク側ボックス10Aと上記コンロ側ボックス10Bとの隙間を埋めるボックス連結部10Cを長さ調整可能としているので、様々な幅のキッチンキャビネットKに対応することが出来る。又、ボックス連結部10Cに面するシンク側ボックス10Aの側板12及びコンロ側ボックス10Bの側板22それぞれの下部に長孔で形成された配管挿通孔12a,22aが設けられているので、後述するようにシンクSの排水口と床下配管Wとを繋ぐ際に延長配管Lを用いる場合に、当該延長配管Lの排水に必要な勾配(傾斜)を確保することが出来る。
【0008】
本発明においては、前記シンク側ボックス10Aにおける天板16の長手方向外側端部上面から、前記コンロ側ボックス10Bにおける天板26の長手方向外側端部上面に亘って、カウンターパネル42を取り付けるのがより好ましい。
この場合、キッチンユニット10の上面をキッチンカウンターとして好適に使用する事が出来る。
【0009】
また、本発明において、前記コンロ側ボックス10Bの底板24に前記の配管取出し孔40を穿設し、前記の配管挿通孔12a,22aに前記シンクSの排水口と前記の床下配管Wとを繋ぐ延長配管Lを挿通する際には、その延長配管Lが上記シンクSの排水口から上記の床下配管Wに向けて下り勾配となるように支持する支持部材44を設けるのが好ましい。
この場合、延長配管Lの排水に必要な勾配(傾斜)を安定して維持することが出来るようになる。
【0010】
さらに、本発明においては、前記シンク側ボックス10A,前記コンロ側ボックス10B及び前記ボックス連結部10Cの表面に正面化粧パネル46を取り付けるのが好ましい。
この場合、壁付け型レイアウトのキッチンをリフォームする際、アイランド型のレイアウトにも対応することができるようになる(図3参照)。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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