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公開番号2025104942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223143
出願日2023-12-28
発明の名称包装袋
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20250703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】電子レンジ加熱時において所望の箇所以外からの蒸気の抜けを防止可能な包装袋を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る包装袋は、背貼りシール部を有するピロー型の包装袋であって、第1方向における両端部に形成されたシール部とガゼット部と蒸気抜き加工部とを備え、ガゼット部のうち第1方向の両端部において対向する内面のうちガゼット部における折込線とシール部の内側の側辺の交点を含む第1領域は、70℃環境下においてシール性を有する第1ニスによってシールされており、式(1A)によって規定される交点での負荷指数X1が3000以上である。
X1=(R-G+t1)×W・・・(1A)
R=2×(W-2×s)÷π・・・(2)
式(1A)及び式(2)におけるWは包装袋の第1方向の長さであり、Gは第2方向におけるガゼット部の長さであり、sはシール部の第1方向の長さであり、t1は第1領域の第2方向の長さである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
背貼りシール部を有する電子レンジ加熱用のピロー型の包装袋であって、
前記背貼りシール部の延在方向である第1方向における両端部に形成されたシール部と、
前記第1方向に直交する第2方向における一方側に形成されたガゼット部と、
前記ガゼット部以外の領域に形成されており、電子レンジ加熱時において内部の蒸気を抜くための蒸気抜き加工部と、
を備え、
前記ガゼット部のうち前記第1方向の両端部それぞれにおいて対向する内面のうち前記ガゼット部における折込線と前記シール部の内側の側辺との交点を含む第1領域は、70℃環境下においてシール性を有する第1ニスによってシールされており、
前記交点における負荷指数X1を、式(1A)によって規定した場合、X1が3000以上である、
包装袋。
X1=(R-G+t1)×W・・・(1A)
式(1A)におけるRは、式(2)において規定される。
R=2×(W-2×s)÷π・・・(2)
式(1A)及び式(2)におけるWは、前記包装袋の第1方向の長さであり、Gは、前記第2方向における前記ガゼット部の長さであり、sは、前記シール部の前記第1方向の長さであり、t1は、前記第1領域の前記第2方向の長さである。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記第2方向において前記第1領域と隣接する第2領域は、室温以下においてシール性を有する第2ニスによってシールされている、
請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
前記ガゼット部は、前記第1方向に沿って延びている一対のガゼット片を有し、
前記一対のガゼット片それぞれの前記第1方向の両端部は前記シール部でシールされており、
前記一対のガゼット片それぞれにおける前記シール部同士が前記第1ニスでシールされている、
請求項1又は2に記載の包装袋。
【請求項4】
背貼りシール部を有する電子レンジ加熱用のピロー型の包装袋であって、
前記背貼りシール部の延在方向である第1方向における両端部に形成されたシール部と、
前記第1方向に直交する第2方向における一方側に形成されたガゼット部と、
前記ガゼット部以外の領域に形成されており、電子レンジ加熱時において内部の蒸気を抜くための蒸気抜き加工部と、
を備え、
前記ガゼット部における折込線と、前記シール部の内側の側辺との交点における負荷指数X2を、式(1B)によって規定した場合、X2が3000以上である、
包装袋。
X2=(R-G+t1)×W・・・(1B)
式(1B)におけるRは、式(2)において規定される。
R=2×(W-2×s)÷π・・・(2)
式(1B)及び式(2)におけるWは、前記包装袋の第1方向の長さであり、Gは、前記第2方向における前記ガゼット部の長さであり、sは、前記シール部の前記第1方向の長さである。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子レンジで温めて喫食する食品包装のニーズが高まっている。消費者の簡便性の観点から、直接電子レンジ内で加熱可能な包装袋(例えば特許文献1,2参照)が知られている。このように電子レンジで加熱される包装袋は、電子レンジ加熱による内圧の増加に伴う膨張によって包装袋が破裂することを防止するため、内部圧力が一定の圧力に達した場合に、自動的に内部圧力を包装袋の外部に逃がすように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4501019号
特開2022-125473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2に記載の包装袋は、ピロータイプの包装袋であり、レンジ加熱時に発生する蒸気を排出するための蒸気口がレンジ加熱時に形成されるように構成されている。上記包装袋は、センターシール部と、センターシール部に直交する両端部に形成された第1及び第2シール部と、センターシール部と平行な折りこみからなるガゼット部とを有する。包装袋が、ガゼット部を有することから、ガゼット部の折込線(ガゼット部の最深部)と、上記第1及び第2シール部それぞれの内側の側辺との交点が存在する。そのため、包装袋がレンジ加熱によって膨張すると、上記交点に生じた負荷のために、交点近傍で意図しないシール後退が生じ、結果、所望の蒸気口と違う箇所から蒸気が抜けたり、内容物が噴出したりするおそれがある。
【0005】
本開示の一側面は、電子レンジ加熱時において所望の箇所以外からの蒸気の抜けを防止可能な包装袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本開示の一側面に係る包装袋は、背貼りシール部を有する電子レンジ加熱用のピロー型の包装袋であって、上記背貼りシール部の延在方向である第1方向における両端部に形成されたシール部と、上記第1方向に直交する第2方向における一方側に形成されたガゼット部と、上記ガゼット部以外の領域に形成されており、電子レンジ加熱時において内部の蒸気を抜くための蒸気抜き加工部と、を備え、上記ガゼット部のうち上記第1方向の両端部それぞれにおいて対向する内面のうち上記ガゼット部における折込線と上記シール部の内側の側辺との交点を含む第1領域は、70℃環境下においてシール性を有する第1ニスによってシールされており、上記交点における負荷指数X1を、式(1A)によって規定した場合、X1が3000以上である。
X1=(R-G+t1)×W・・・(1A)
式(1A)におけるRは、式(2)において規定される。
R=2×(W-2×s)÷π・・・(2)
式(1A)及び式(2)におけるWは、上記包装袋の第1方向の長さであり、Gは、上記第2方向における上記ガゼット部の長さであり、sは、上記シール部の上記第1方向の長さであり、t1は、上記第1領域の上記第2方向の長さである。
【0007】
上記[1]に記載の包装袋では、蒸気抜き加工部を有しているので、包装袋を電子レンジで加熱した場合、蒸気抜き加工部から過剰蒸気を抜くことができる。包装袋は、ガゼット部を有する。包装袋では、上記交点での負荷指数X1が3000以上である。そのため、電子レンジ加熱された場合、交点でのシール後退が防止されている。そのため、交点の位置で意図せずに包装袋が開口することがないので、包装袋の構成では、所望の箇所である蒸気抜き加工部以外からの蒸気抜けを防止できている。
【0008】
[2]上記[1]に記載の包装袋において、上記第2方向において上記第1領域と隣接する第2領域は、室温以下においてシール性を有する第2ニスによってシールされていてもよい。この[2]の包装袋では、例えば、輸送したり、保管されたりする際において、交点近傍での破損が生じにくい。
【0009】
[3]上記[1]又は[2]に記載の包装袋において、上記ガゼット部は、上記第1方向に沿って延びている一対のガゼット片を有し、上記一対のガゼット片それぞれの上記第1方向の両端部は上記シール部でシールされており、上記一対のガゼット片それぞれにおける上記シール部同士が上記第1ニスでシールされていてよい。
【0010】
[4]本開示に係る包装袋の他の例は、背貼りシール部を有する電子レンジ加熱用のピロー型の包装袋であって、上記背貼りシール部の延在方向である第1方向における両端部に形成されたシール部と、上記第1方向に直交する第2方向における一方側に形成されたガゼット部と、上記ガゼット部以外の領域に形成されており、電子レンジ加熱時において内部の蒸気を抜くための蒸気抜き加工部と、を備え、上記ガゼット部における折込線と、上記シール部の内側の側辺との交点における負荷指数X2を、式(1B)によって規定した場合、X2が3000以上である。
X2=(R-G+t1)×W・・・(1B)
式(1B)におけるRは、式(2)において規定される。
R=2×(W-2×s)÷π・・・(2)
式(1B)及び式(2)におけるWは、上記包装袋の第1方向の長さであり、Gは、上記第2方向における上記ガゼット部の長さであり、sは、上記シール部の上記第1方向の長さである。
(【0011】以降は省略されています)

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