TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025103297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220608
出願日2023-12-27
発明の名称トラック用ハンドリフター
出願人松阪運輸株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類B62B 1/26 20060101AFI20250702BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】荷役作業者がトラックの荷台に上ることなく、トラックの片方の側面側から反対の側面側に積まれたパレットを手前側まで容易に移動させることが可能な、トラック用ハンドリフターを提供する。
【解決手段】トラック用ハンドリフター1は、棒状の棒状部11と、棒状部11の一端部に接続され、荷役作業者が把持するための把持部12と、棒状部11の他端部に接続されたフォーク取付部13と、棒状部11とのなす角θが鈍角となるようにフォーク取付部13から延びる一対のフォーク部14と、一対のフォーク部14の各先端部に設けられた一対の先端爪部15と、少なくとも棒状部11の他端部に接続された一対のキャスター取付部160に取り付けられた一対のキャスター16とを有している。一対のフォーク部14は、パレットにおけるフォークリフトのフォークが差し込まれる複数の差込口のうちのいずれか1つの差込口に挿入される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トラックの荷台の下にいる荷役作業者が、前記荷台に積まれたパレットを移動させるために用いられるトラック用ハンドリフターであって、
棒状の棒状部と、
前記棒状部の一端部に接続され、前記荷役作業者が把持するための把持部と、
前記棒状部の他端部に接続されたフォーク取付部と、
前記棒状部とのなす角が鈍角となるように前記フォーク取付部から延びており、前記パレットにおけるフォークリフトのフォークが差し込まれる複数の差込口のうちのいずれか1つの前記差込口に挿入される一対のフォーク部と、
一対の前記フォーク部の各先端部に設けられており、前記パレットの前記差込口に連通する内部空間において前記パレットの一部に引っ掛けるための一対の先端爪部と、
少なくとも前記棒状部の他端部に接続された一対のキャスター取付部、あるいは、前記フォーク取付部に取り付けられた一対のキャスターと、
を有する、
トラック用ハンドリフター。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
一対の前記キャスター取付部は、断面L形状の一対のキャスター用アングル部材より構成されており、
各前記キャスター用アングル部材における一方の山側面と前記棒状部とが接続されており、
各前記キャスター用アングル部材における他方の山側面に各前記キャスターが取り付けられている、
請求項1に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項3】
一対の前記フォーク部は、いずれもフォーク用角管部材より構成されており、
一対の先端爪部は、各前記フォーク用角管部材の先端開口を塞ぐように設けられている、
請求項1または請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項4】
前記キャスターは、前記キャスター取付部に脱着可能に取り付けられている、
請求項1または請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項5】
前記キャスターは、キャスター車輪を支持するキャスターフォークが前記キャスター用アングル部材に締結部材により締結されている、
請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項6】
一対の前記フォーク部間に配置され、一対の前記フォーク部に接続された補強部を有する、
請求項1または請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項7】
前記補強部は、さらに、前記フォーク取付部に接続されている、
請求項6に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項8】
前記フォーク取付部の下方に、前記キャスター取付部が配置されている、
請求項1または請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項9】
前記把持部は、前記棒状部の周面に接続されている、
請求項1または請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
【請求項10】
前記棒状部は、棒状部用角管部材より構成されており、
前記把持部は、前記棒状部用角管部材の周面のうちの上面に接続されている、
請求項1または請求項2に記載のトラック用ハンドリフター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック用ハンドリフターに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トラックによる荷物の運送においては、通常、荷物が積載された複数のパレットがトラックの荷台に積まれて運送されている。荷物が積載された複数のパレットを荷台に積み込み可能なトラックとしては、鳥が翼を広げたように荷台の側面(サイドパネル)が左右に開くウイング車などが知られている。この種のトラックにおいては、一般に、左右のサイドパネルを開き、フォークリフトを用いて、左右の各サイドパネル側からそれぞれパレットが積み降ろしされる。
【0003】
先行する特許文献1には、トラック用ではないが、人力によってパレットの溝に挿入させることができる荷受け用のフォークを前面に備えた人力パレット移動用台車が開示されている。この人力パレット移動用台車は、台車の本体を構成する本体フレーム部と、本体フレーム部に連結して設けられ、フォークを車長方向に挿入し固定するフォーク支持部と、フォーク支持部に挿入・固定されない側の端をパレットの溝に差し込んでパレットを昇降可能に支持するフォーク部と、フォーク部と異なる端の本体フレーム部に設けられ、左右1対のハンドルを有する手押しハンドル部と、本体フレーム部に連結して手押しハンドル部とフォーク支持部の中間に配置される荷受台部と、フォーク支持部の本体フレーム部底面側に設置された車輪支持部に回転自在に取り付けられた車輪部と、荷受台部の本体フレーム部底面側に設置されたV字脚部と、を有しており、フォークは折れ曲り形状を有するフォークにより構成され、車輪部は2輪により構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3167528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トラックの荷台に積まれた複数のパレットを荷台から降ろす場合、狭い場所など、左右サイドパネルのうち片方のサイドパネルしか開くことができない場所においては、次のようにしてパレットを降ろすことが必要になる。
【0006】
すなわち、先ず、片方の開いたサイドパネル側に並んで積まれたパレットを全てフォークリフトにて降ろす。次に、反対側の閉じているサイドパネル側に積まれたパレットを降ろすには、フォークリフトのフォークが届かないため、一旦荷降ろし作業を中断し、閉じていたサイドパネルがフォークリフト作業側になるように(トラックの前後が反対向きになるように)トラックを転向させる。そして、閉じていたサイドパネルを開き、こちら側に並んで積まれたパレットを全てフォークリフトにて降ろす。
【0007】
そのため、荷降ろし作業の効率が非常に悪く、荷降ろしに時間がかかる。また、片方の開いたサイドパネル側に積まれたパレットを降ろした後、トラックを転向させずに、荷役作業者が荷台に上がり、奥側にあるパレット(閉じたサイドパネル側に積まれたパレット)をバールなどにより手前側(最初に開いたサイドパネル側)まで移動させることも考えられるが、このような作業も荷降ろし作業の効率を低下させる。
【0008】
また、荷物を積載した複数のパレットは近接した状態で荷台に並べて積まれることが一般的であり、荷崩れ防止のために、隣り合うパレット上の荷物同士をあえて接触させることもある。また、パレットからはみ出している大きな荷物が隣接するパレットの荷物と干渉していることもある。このような場合には、パレットを真っすぐに手前まで引っ張るだけでは荷物同士の接触・干渉によりパレットを手前まで移動させることが難しい。特に、パレット上の荷物に荷崩れ防止用のラップ材が巻かれている場合には、ラップ材同士のひっつきにより、パレットの移動がより困難になる。
【0009】
なお、特許文献1に記載の人力パレット移動用台車は、そもそもトラック用ではない上、荷台の下にいる荷役作業者が、トラックの荷台上に積まれたパレットを移動させることは困難である。
【0010】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、荷役作業者がトラックの荷台に上ることなく、トラックの片方の側面側から反対の側面側に積まれたパレットを手前側まで容易に移動させることが可能な、トラック用ハンドリフターを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

松阪運輸株式会社
トラック用ハンドリフター
15日前
個人
カート
17日前
個人
走行装置
1か月前
個人
電動走行車両
1か月前
個人
乗り物
2か月前
個人
折り畳み自転車
7か月前
個人
発音装置
4か月前
個人
電動モビリティ
4か月前
個人
閂式ハンドル錠
1か月前
個人
自転車用傘捕捉具
8か月前
個人
ルーフ付きトライク
今日
個人
自転車用荷台
12か月前
個人
自由方向乗車自転車
4か月前
個人
体重掛けリフト台車
8か月前
個人
アタッチメント
8か月前
個人
自転車用荷物台
8か月前
個人
キャンピングトライク
6か月前
株式会社CPM
駐輪機
9か月前
個人
ステアリングの操向部材
11か月前
個人
ステアリングの操向部材
6か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
7か月前
個人
フロントフットブレーキ。
1か月前
三甲株式会社
台車
11か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
1か月前
三甲株式会社
台車
11か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
10か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
9か月前
豊田鉄工株式会社
小型車両
14日前
個人
ホイールハブ駆動構造
1か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
9か月前
学校法人千葉工業大学
車両
7か月前
学校法人千葉工業大学
車両
7か月前
学校法人千葉工業大学
車両
7か月前
続きを見る