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公開番号
2025103117
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220234
出願日
2023-12-27
発明の名称
フィルム型太陽光発電装置の取付構造、フィルム型太陽光発電装置付き外装材、構造物
出願人
JFEスチール株式会社
代理人
個人
主分類
E04D
13/18 20180101AFI20250702BHJP(建築物)
要約
【課題】コストを抑えた容易な施工性を実現し、かつ太陽光発電装置が劣化した際の交換も容易にできるフィルム型太陽光発電装置の取付構造を提供する。また、該取付構造を用いたフィルム型太陽光発電装置付き外装材、構造物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るフィルム型太陽光発電装置1の取付構造は、構造物の屋根躯体9に接合された外装材7の表面にフィルム型太陽光発電装置1を取り付ける方法であって、屋根躯体9に外装材7を接合した接合部11を覆うように配設されたキャップ部材13と、外装材7との間に、フィルム型太陽光発電装置1の端辺部を挟み込んでフィルム型太陽光発電装置1を固定することを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
構造物の構造躯体に接合された外装材の表面にフィルム型太陽光発電装置を取り付けるフィルム型太陽光発電装置の取付構造であって、
前記構造躯体に前記外装材を接合した接合部を覆うように配設されたキャップ部材と、前記外装材との間に、前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を挟み込んで前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とするフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記キャップ部材を挟んで両側に配置された一対の前記フィルム型太陽光発電装置のうち、一方のフィルム型太陽光発電装置で前記キャップ部材の上面を覆い、該覆ったキャップ部材と前記外装材との間に、前記一方のフィルム型太陽光発電装置の端辺部と他方の前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を重ねて挟み込むことを特徴とする請求項1に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項3】
貫通孔を有する取付用金具を前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部に設け、
前記外装材を前記構造躯体に接合するためのボルト又はビスを、前記貫通孔に挿通させて前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項1に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項4】
前記構造躯体は屋根躯体であり、該屋根躯体に固定されたタイトフレームと、該タイトフレームにボルト及びナットで固定された吊り子によって前記接合部が構成される場合において、
貫通孔を有する取付用金具を前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部に設け、
前記ボルトを前記貫通孔に挿通させて前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項3に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項5】
前記構造躯体は壁躯体であり、前記外装材における前記壁躯体側に凹となる部分が前記ビスによって前記壁躯体に固定されることで前記接合部が構成される場合において、
貫通孔を有する取付用金具を前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部に設け、
前記ビスを前記貫通孔に挿通させて前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項3に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項6】
貫通孔を有する押さえ金具を、前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を押さえるように配置し、
前記外装材を前記構造躯体に接合するためのボルト又はビスを、前記貫通孔に挿通させて前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項1に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項7】
前記構造躯体は屋根躯体であり、前記屋根躯体に固定されたタイトフレームと、該タイトフレームにボルト及びナットで固定された吊り子によって前記接合部が構成される場合において、
貫通孔を有する押さえ金具と前記吊り子で前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を挟み、前記貫通孔に挿通させた前記ボルトで、前記押さえ金具、前記吊り子及び前記タイトフレームを締結して、前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項6に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項8】
前記構造躯体は壁躯体であり、前記外装材における前記壁躯体側に凸となる部分が前記ビスによって前記壁躯体に固定されることで前記接合部が構成される場合において、
貫通孔を有する押さえ金具と前記外装材で前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を挟み、前記貫通孔に挿通させた前記ビスで前記外装材を前記壁躯体に固定して、前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項6に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項9】
前記構造躯体は屋根躯体であり、前記屋根躯体に固定されたタイトフレームと、該タイトフレームにボルト及びナットで固定された吊り子によって前記接合部が構成される場合において、
前記タイトフレームと前記吊り子で前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を挟持して、前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とする請求項1に記載のフィルム型太陽光発電装置の取付構造。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の取付構造によって、前記外装材に前記フィルム型太陽光発電装置が取り付けられてなることを特徴とするフィルム型太陽光発電装置付き外装材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の外装材へのフィルム型太陽光発電装置の取付構造、及び、該取付構造を用いたフィルム型太陽光発電装置付き外装材、構造物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、化石燃料の使用による二酸化炭素等の温室効果ガス排出の課題に対する解決策として、自然エネルギーの利用が推奨されている。
自然エネルギーとしては、水力、風力、地熱、潮汐力等があるが、建築業界では、構造物への取付けやすさから太陽光発電装置がよく用いられている。
【0003】
太陽光発電装置としては、板厚が大きく剛性の高いパネル型のものと、板厚が小さく剛性の低いフィルム型(薄膜型)のものがあり、いずれの形式についても構造物に取付けられた実績がある。
太陽光発電装置を構造物に取付ける方法の一例が例えば特許文献1、2に開示されている。
【0004】
特許文献1の方法は、折り曲げ部を有する屋根躯体と太陽光電池を一体化してユニットを作成し、該ユニットを複数組み合わせて着脱可能な固定具によって屋根構造材に固定することを特徴としている。
特許文献2の方法は、屋根に枠体を作成し、薄膜型の太陽光電池を枠体の中に差し込んで保持することを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-197560号公報
特開2000-220258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、太陽光発電装置を屋根材に直接接合してユニット化しているが、太陽光発電装置の耐久性は結晶系でも20年から25年程度と言われており、長期供用を求められる屋根材との耐久性ギャップが大きい。そのため、屋根材の供用期間中であっても、太陽光発電装置の経年劣化等により太陽光発電装置を交換する必要がある。
しかし、太陽光発電装置と屋根材が一体化しているので、屋根材ごと交換しなくてはならず、コストと手間がかかる。また、既設の屋根に対しては容易に設置することができないという問題もある。
【0007】
これに対して特許文献2の方法は、屋根材に設けられた枠体で薄膜型の太陽光発電装置の両側端をスライド自在に保持するので、太陽光発電装置の交換が容易である。しかし、薄膜型の太陽光発電装置は剛性が低いので、暴風時に太陽光発電装置が変形して枠体から抜け出し、飛散する恐れがある。
また、太陽光発電装置を保持するための枠体を屋根に予め設けておく必要があるので、屋根や外壁に用いる鋼板を特殊な形状に成型しなくてはならず、屋根や外壁の製作コストが高くなる。さらに、部材数が多くなって現場施工の負荷も大きくなる。
【0008】
特許文献1、2の他、例えばフィルム型の太陽光発電装置の取付構造として、太陽光発電装置を構造物の外装材に直接接着剤で接合する方法もある。しかし、接着剤で接合すると、太陽光発電装置を交換する際に屋根から太陽光発電装置を取り外す作業が手間である。また、取り外した後に外装材に付着した接着剤を除去する手間も生ずる。
【0009】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コストを抑えた容易な施工性を実現し、かつ太陽光発電装置が劣化した際の交換も容易にできるフィルム型太陽光発電装置の取付構造を提供することを目的とする。また、該取付構造を用いたフィルム型太陽光発電装置付き外装材、構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明に係るフィルム型太陽光発電装置の取付構造は、構造物の構造躯体に接合された外装材の表面にフィルム型太陽光発電装置を取り付けるものであって、
前記構造躯体に前記外装材を接合した接合部を覆うように配設されたキャップ部材と、前記外装材との間に、前記フィルム型太陽光発電装置の端辺部を挟み込んで前記フィルム型太陽光発電装置を固定することを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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