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公開番号2025102948
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025061802,2021574159
出願日2025-04-03,2020-06-12
発明の名称絶対的位置合わせを伴う微小光学セキュリティデバイス
出願人クレイン アンド カンパニー、 インコーポレイテッド
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B42D 25/30 20140101AFI20250701BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】銀行券、パスポート、及びチケットなどのセキュアな及び/又は高価な文書の偽造防止に関する。
【解決手段】微小光学セキュリティデバイス(100)は、微小光学集光素子の平面アレイ(105)と、画像アイコンの第1の配列(120)とを含み、画像アイコンの第1の配列の各画像アイコン(121)は、光硬化材料の領域を含む。さらに、画像アイコンの第1の配列は、微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第1の視野角の範囲にわたり微小光学集光素子の平面アレイを通して視認可能であり、画像アイコンの第1の配列は、微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第2の視野角の範囲にわたり微小光学集光素子の平面アレイを通しては視認可能ではない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
微小光学セキュリティデバイス(100)であって、
集光素子の平面アレイ(105)と、
画像アイコンの第1の配列(120)であって、前記画像アイコンの第1の配列の各画像アイコン(121)は、光硬化材料の領域を含む、前記画像アイコンの第1の配列と、を備え、
前記画像アイコンの第1の配列は、前記微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第1の視野角の範囲にわたって前記集光素子の平面アレイを通して視認可能(320)であり、前記予め定めた第1の視野角の範囲から前記微小光学セキュリティデバイスに入射する光が、前記集光素子の平面アレイによって前記画像アイコンの第1の配列に集光され、
前記画像アイコンの第1の配列は、前記微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第2の視野角の範囲にわたって前記集光素子の平面アレイを通して視認不可能(360)であり、前記予め定めた第2の視野角の範囲から前記微小光学セキュリティデバイスに入射する光が、前記集光素子の平面アレイによって前記画像アイコンの第1の配列の外側に集光され、
画像アイコン材料を位置決めしかつ保持するための構造を備えるように、エンボス加工された又は他の方法で形成された材料の層を包含する構造化画像層(405)は備えておらず、前記画像アイコンの第1の配列の画像アイコンは、前記構造化画像層(405)内に設けられるものではない、
微小光学セキュリティデバイス。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記画像アイコンの第1の配列は、第1の特性色に対応付けられ、
画像アイコンの第2の配列であって、前記画像アイコンの第2の配列の各画像アイコン(725)が光硬化材料の第2の領域を含む、前記画像アイコンの第2の配列をさらに備え、
前記画像アイコンの第2の配列は、前記微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第3の視野角の範囲にわたって前記集光素子の平面アレイを通して視認可能(360)であり、
前記画像アイコンの第2の配列は、前記微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第4の視野角の範囲にわたって前記集光素子の平面アレイを通して視認不可能である、
請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項3】
前記画像アイコンの第2の配列は、第2の特性色に対応付けられる、請求項2に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項4】
前記集光素子の平面アレイの各集光素子はフットプリント(250)を有し、
前記集光素子の平面アレイの少なくとも1つの集光素子の前記フットプリントは、前記画像アイコンの第1の配列の画像アイコン(260)と、前記画像アイコンの第2の配列の画像アイコン(265)とを含み、
前記画像アイコンの第1の配列の各画像アイコンは前記集光素子の平面アレイの集光素子のフットプリント内の第1の位置に対応付けられ、
前記画像アイコンの第2の配列の各画像アイコンは前記集光素子の平面アレイの集光素子のフットプリント内の第2の位置に対応付けられる、
請求項2に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項5】
前記画像アイコンの第1の配列が、前記集光素子の平面アレイの一部が前記画像アイコンの第1の配列の一部の合成画像を形成するように、前記集光素子の平面アレイに対して配置される、請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項6】
前記画像アイコンの第1の配列の各画像アイコンは前記集光素子の平面アレイの集光素子に対応付けられ、
前記集光素子の平面アレイの各集光素子はフットプリントを有し、
画像アイコンの第1の配列の複数の画像アイコンは、各々に対応する集光素子の前記フットプリント内の異なる位置に配置されて、合成画像、三次元画像、移動効果を有する画像、又はアニメーション効果を有する画像のうちの少なくとも1つを投影する、
請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項7】
前記画像アイコンの第1の配列の画像アイコンが、視認可能な表示を切り替えるように構成され、
前記画像アイコンの第1の配列の画像アイコンが、前記構造化画像層(405)内に設けられていない、
請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項8】
保護層(130)をさらに含み、
前記保護層は、第1の表面の一部に塗布される接着剤層、又は前記画像アイコンの第1の配列の画像アイコン間の保護材料の光硬化領域のうちの少なくとも一方を含む、請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項9】
前記集光素子の平面アレイの集光素子が屈折集光素子を含むか、
又は、前記集光素子の平面アレイの集光素子が反射集光素子を含む、
請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
【請求項10】
前記画像アイコンの第1の配列の画像アイコンは、焦点テーパ状の側壁プロファイルを有する光硬化材料の領域(713、725)を含む、請求項1に記載の微小光学セキュリティデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、銀行券、パスポート、及びチケットなどのセキュアな及び/又は高価な文書の偽造防止に関する。より具体的には、本開示は、集光素子と集光素子によって拡大される個々の微小光学層との間の絶対的位置合わせを伴う微小光学セキュリティデバイスに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
銀行券及び一部の政府発行文書を含むがこれらに限定されない特定の文書は、複数の小規模な集光素子(例えば、マイクロレンズ)を備える微小光学セキュリティデバイスを利用しており、集光素子の各々はフットプリントを有し、そのフットプリントにおいて、文書の閲覧者に見える合成画像を生成するために視覚情報が提供される。任意の所与のレンズのフットプリント内の視覚情報は、一般に、人間の目で見るには小さ過ぎるが、複数の集光素子の各集光素子の集光動作によって、各集光素子のフットプリント内に設けられた視覚情報の一部が人間に見える形(「合成的に拡大された」画像、又は「合成画像」と呼ばれることがある)で表示される。この視認可能な表示(humanly visible display)は、文書の真正性を示す偽造が困難な証印を提供する。
【発明の概要】
【0003】
複数の集光素子のフットプリントの下に配置された視覚情報の集合的な寸法特性(例えば、ピッチや角度)を制御することによって、微小光学システムによって提供される視認可能な表示の外観を調整することができる。例えば、視覚情報(例えば、アイコン)のアイテム間の繰り返し周期を集光素子のピッチ又は繰り返し周期に対して調整することによって、その表示が文書の上に「浮いて」見えたり、又は文書の下の深さにあるように、視認可能な表示(いくつかの実施形態では、合成画像である)の文書の平面に対する知覚距離を調整することができる。同様に、視覚情報の繰り返し軸を、複数の集光素子の繰り返し軸に対してわずかに回転させることによって、オルソパララックス(視差直交)による視覚効果を達成することができる。ここで、1つの軸に沿った観察視点(viewing perspective)の傾きは、直交軸に沿った視認可能な表示における位置シフトを生じさせる。
【0004】
微小光学セキュリティシステムによって提供される視認可能な表示の幅広い視覚効果と特性とは、視覚情報と集光素子との間の集約的な空間的関係を制御することによって生成することができるが、絶対的位置合わせ、即ち、集光素子のフットプリント内の特定の位置に視覚情報を配置する技能、及び、暗に、予め定めた視野角で視認可能な表示を提供する技能は、依然として技術的な課題及び改善の機会の原因である。
【0005】
本開示は、絶対的位置合わせを伴う微小光学セキュリティデバイスを提供する。
【0006】
第1の実施形態では、微小光学セキュリティデバイスは、微小光学集光素子の平面アレイと、画像アイコンの第1の配列とを備え、画像アイコンの第1の配列の各画像アイコンは、光硬化材料(light-cured material)の領域を含む。さらに、画像アイコンの第1の配列は、微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第1の視野角の範囲にわたって、微小光学集光素子の平面アレイを通して視認可能である。また、画像アイコンの第1の配列は、微小光学セキュリティデバイスに対する予め定めた第2の視野角の範囲にわたって、微小光学集光素子の平面アレイを通して視認不可能である。
【0007】
第2の実施形態では、微小光学システムの製造方法は、集光素子の平面アレイに対して固定された関係を有する微小光学システムの第1の表面に、光硬化性材料(light-curabl
e material)層を塗布するステップを含み、第1の表面は、集光素子の平面アレイの集光素子の1つ又は複数の焦点に近接して配置される。この方法は、光硬化性材料層の第1の部分が硬化された画像アイコンの第1の配列を形成するまで、構造化光(structured light)の第1のパターンを集光素子の平面アレイのレンズ面に向けるステップと、微小光学システムの第1の表面から未硬化の光硬化性材料を除去又は不活性化するステップと、をさらに含む。加えて、構造化光の第1のパターンは、集光素子の平面アレイに対する予め定めた第1の視野角の範囲から集光素子の平面アレイのレンズ面に向けられる。
【0008】
他の技術的特徴は、以下の図面、説明、及び特許請求の範囲から当業者には容易に明らかになるであろう。
【0009】
以下の詳細な説明を行う前に、本特許文書全体を通して使用される特定の単語及び語句の定義を提示することが有利であり得る。「カップリング(couple)」という用語及びその派生語は、これらの要素が互いに物理的に接触しているかどうかにかかわらず、2つ以上の要素間の任意の直接的または間接的なコミュニケーションを指す。「含む(include
)」及び「含む(comprise)」という用語、ならびにそれらの派生語は、限定されない包含を意味する。「または(or)」という用語は、包括的であり、及び/またはを意味する。「に関連付けられた(associated with)」という語句、ならびにその派生語は、「含
む(to include)」、「内に含まれる(be included within)」、「互いに接続される(interconnect with)」、「包含する(contain)」、「内に包含される(be contained within)」、「に/と接続される(connect to or with)」、「に/と結合される(couple to or with)」、「と通信可能な(be communicable with)」、「と連携する(cooperate with)」、「交互配置する(interleave)」、「並べる(juxtapose)」、「最も近
い(be proximate to)」、「に/と決まっている(be bound to or with)」、「有する(have)」、「の性質を有する(have a property of)」、「に/と関係を有する(have
a relationship to or with)」などを含む意味を持つ。また、特定のコントローラに関連する機能は、ローカルまたはリモートに関わらず、集中型でも分散型でもよい。「の少なくとも1つ(at least one of)」という語句は、アイテムのリストとともに使用される場合、リストされたアイテムのうちの1つ以上の異なる組み合わせが使用され得、リスト内の1つのアイテムのみが必要とされ得ることを意味する。例えば、「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、ならびにA及びB及びCのいずれかの組み合わせを含む。
【0010】
その他の特定の語句の定義は、本特許文書全体を通して提供される。当業者であれば、ほとんどの場合ではないにしても多くの場合、そのような定義は、そのように定義された語句の以前及び以後の使用に適用されることを理解すべきである。
(【0011】以降は省略されています)

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