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公開番号2025101312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218079
出願日2023-12-25
発明の名称線材巻取装置
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 54/70 20060101AFI20250630BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】線材が巻き取られる際の荷重に対して堅牢な構造を備えた線材巻取装置を提供する。
【解決手段】線材巻取装置1は、前面カバー12に軸支持部22が取り付けられており、軸支持部22は、前面カバー12に開口された孔部15に通された荷重受部23と、この荷重受部23に通されていて、巻取軸部17の回転軸と同軸上に配置された軸支持本体部25と、荷重受部23と軸支持本体部25との間において軸支持本体部25の外面に取り付けられたボールベアリング27及びローラーベアリング28と、軸支持本体部25の外面に取り付けられていてボールベアリング27及びローラーベアリング28を留めたナット31と、荷重受部23を前面カバー12の外側から閉じた蓋部32とを有している。線材から受けた荷重は、巻取軸部17の円錐部21と接触した当接部26を介して軸支持本体部25に作用し、ボールベアリング27とローラーベアリング28とが受ける。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
線材収容室に配置されて回転する巻取軸部と、
前記線材収容室の一部であって前記巻取軸部の回転軸方向の前方に配置された前面カバーと、
前記前面カバーに取り付けられていて前記巻取軸部の回転軸方向の先端部を支持する軸支持部と、を有し、
前記先端部が、先端に向けて窄まった円錐部を有し、
前記軸支持部が、
前記巻取軸部の回転軸と同軸上に配置されていて前記前面カバーに対して回転自在である軸支持本体部と、
前記軸支持本体部に連接されていて前記円錐部に当接する当接部と、
前記前面カバーと前記軸支持本体部の外面との間に取り付けられたボールベアリングと、
前記前面カバーと前記軸支持本体部の外面との間に取り付けられたローラーベアリングと、を有し、
前記軸支持部に支持された状態で回転した前記巻取軸部に線材が巻き付けられたことで加わった荷重を前記ボールベアリング及び前記ローラーベアリングに支持させる、
ことを特徴とする線材巻取装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記前面カバーの内面に取り付けられて前記先端部の周囲に配置された環状の先端保護部を有し、
前記先端保護部の内径が、前記円錐部の直径よりも大きく、かつ、前記先端部の直径よりも小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載された線材巻取装置。
【請求項3】
前記軸支持部が、
前記前面カバーに開口された孔部に通された筒状の荷重受部と、
前記荷重受部に通されていて、前記ボールベアリング、及び、前記ボールベアリングに対して前記当接部と反対側において前記ボールベアリングに隣接した前記ローラーベアリングを介して、前記荷重受部の内面に取り付けられた前記軸支持本体部と、
前記軸支持本体部の外面に取り付けられていて前記ローラーベアリングの内輪部を留めたナットと、
前記孔部を前記前面カバーの外側から閉じて前記ローラーベアリングの外輪部を留める蓋部と、を有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された線材巻取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包体等の結束に用いられた使用済の線材を巻き取るための線材巻取装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、古紙等が束ねられる際、金属製のワイヤーが用いられており、使用済のワイヤーの後処理に用いられる装置として、例えば下記特許文献1に記載された線材処理装置(以下、「文献公知1発明」と記す。)がある。この文献公知1発明によれば、処理箱にスクリューシャフトが取り付けられており、箱内に収容されたワイヤーがスクリューシャフトに巻き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平05-294556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、金属製のワイヤーを処理箱内に巻き付けて収めるためには、降伏点を超えるまでワイヤーを折り曲げる必要があるため、ワイヤーが巻き付けられる際、スクリューシャフトには大きな荷重が加わる。よって、スクリューシャフトの構造は、堅牢であることを要する。
【0005】
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものであり、線材が巻き取られる際の荷重に対して堅牢な構造を備えた線材巻取装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る線材巻取装置は、線材収容室に配置されて回転する巻取軸部と、前記線材収容室の一部であって前記巻取軸部の回転軸方向の前方に配置された前面カバーと、前記前面カバーに取り付けられていて前記巻取軸部の回転軸方向の先端部を支持する軸支持部と、を有し、前記先端部が、先端に向けて窄まった円錐部を有し、前記軸支持部が、前記巻取軸部の回転軸と同軸上に配置されていて前記前面カバーに対して回転自在である軸支持本体部と、前記軸支持本体部に連接されていて前記円錐部に当接する当接部と、前記前面カバーと前記軸支持本体部の外面との間に取り付けられたボールベアリングと、前記前面カバーと前記軸支持本体部の外面との間に取り付けられたローラーベアリングと、を有し、前記軸支持部に支持された状態で回転した前記巻取軸部に線材が巻き付けられたことで加わった荷重を前記ボールベアリング及び前記ローラーベアリングに支持させる、ことを特徴とする。
【0007】
本発明に係る線材巻取装置は、前記前面カバーの内面に取り付けられて前記先端部の周囲に配置された環状の先端保護部を有し、前記先端保護部の内径が、前記円錐部の直径よりも大きく、かつ、前記先端部の直径よりも小さい、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る線材巻取装置は、前記軸支持部が、前記前面カバーに開口された孔部に通された筒状の荷重受部と、前記荷重受部に通されていて、前記ボールベアリング、及び、前記ボールベアリングに対して前記当接部と反対側において前記ボールベアリングに隣接した前記ローラーベアリングを介して、前記荷重受部の内面に取り付けられた前記軸支持本体部と、前記軸支持本体部の外面に取り付けられていて前記ローラーベアリングの内輪部を留めたナットと、前記孔部を前記前面カバーの外側から閉じて前記ローラーベアリングの外輪部を留める蓋部と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る線材巻取装置は、線材収容室に配置されて回転する巻取軸部と、線材収容室の一部であって巻取軸部の回転軸方向の前方に配置された前面カバーと、前面カバーに取り付けられていて巻取軸部の回転軸方向の先端部を支持する軸支持部とを有し、先端部が、先端に向けて窄まった円錐部を有し、軸支持部が、巻取軸部の回転軸と同軸上に配置されていて前面カバーに対して回転自在である軸支持本体部と、軸支持本体部に連接されていて円錐部に当接する当接部と、前面カバーと軸支持本体部の外面との間に取り付けられたボールベアリングと、前面カバーと軸支持本体部の外面との間に取り付けられたローラーベアリングとを有し、軸支持部に支持された状態で回転した巻取軸部に線材が巻き付けられたことで加わった荷重をボールベアリング及びローラーベアリングに支持させる。線材が巻き付けられる際に線材から受けた荷重は、円錐部と接触した当接部を介して軸支持本体部に作用し、ボールベアリングとローラーベアリングとが受ける。特に、スラスト荷重は、ローラーベアリングが受けることで分散される。よって、本発明は、線材が巻き取られる際の荷重に対して堅牢である。
【0010】
本発明に係る線材巻取装置は、カバーの内面に取り付けられて先端部の周囲に配置された環状の先端保護部を有し、先端保護部の内径が、円錐部の直径よりも大きく、かつ、先端部の直径よりも小さく形成されている。巻取軸部に巻き取られる際の線材は、不規則に弾性変形及び塑性変形をするため、巻取軸部の先端部に集まって軸支持部と干渉する可能性があるところ、先端保護部材によって先端部が囲まれているため、線材による干渉を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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