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公開番号2025101121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217731
出願日2023-12-25
発明の名称搬送システムおよび重量選別システム
出願人大和製衡株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B65G 15/12 20060101AFI20250630BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 任意のコンベアに対してベルトの交換等の作業を容易に行うことができる搬送システムおよびこれを備えた重量選別システムを提供する。
【解決手段】 支持体10と、複数の駆動軸15~18がカップリングCP1~CP3によって直線状に連結されてなり、回転駆動される連結駆動軸14と、駆動軸固定された駆動プーリ11と、駆動プーリと対向する従動プーリと、無端のベルトとを有し、連結駆動軸14の軸方向に平行に並んで配置されて支持体10に取り付けられた3つ以上のコンベアCV11~CV17と、を備え、各々の駆動軸15~18に、2つ以下のコンベアの駆動プーリが固定されており、任意の一の駆動軸とこれと隣合う他の駆動軸とのカップリングによる連結を解除することにより、一の駆動軸が連結駆動軸を構成する位置から離脱可能になるとともに一の駆動軸に固定された駆動プーリを有するコンベアを支持体から取り外し可能に構成されている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
支持体と、
複数の駆動軸がカップリングによって直線状に連結されてなり、モータによって回転駆動される連結駆動軸と、
前記駆動軸に固定された駆動プーリと、前記駆動プーリと対向する従動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡されて物品を搬送する無端のベルトとを有し、前記連結駆動軸の軸方向に平行に並んで配置されて前記支持体に取り付けられた3つ以上のコンベアと、
を備え、
各々の前記駆動軸に、2つ以下の前記コンベアの駆動プーリが固定されており、
前記連結駆動軸を構成する前記複数の駆動軸のうち任意の一の前記駆動軸とこれと隣合う他の前記駆動軸との前記カップリングによる連結を解除することにより、前記一の駆動軸が前記連結駆動軸を構成する位置から離脱可能になるとともに前記一の駆動軸に固定された駆動プーリを有する前記コンベアを前記支持体から取り外し可能に構成された、
搬送システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記カップリングによって連結された隣合う2つの前記駆動軸のうち、他方の駆動軸の端部と隣接する一方の駆動軸の端部の先端と、前記一方の駆動軸に固定された前記駆動プーリとの間の距離(L3)を、前記カップリングの全長(L1)よりも長くなるよう設定し、前記カップリングの全体を前記2つの駆動軸のうちの一方の駆動軸上にずらした状態とすることにより前記カップリングによる連結を解除する、
請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記一方の駆動軸の端部と隣合う他方の駆動軸の端部の先端と前記他方の駆動軸に固定された前記駆動プーリとの間の距離(L2)を前記カップリングの全長(L1)よりも短くした、
請求項2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記コンベアは、
前記駆動プーリが固定された前記駆動軸と前記従動プーリとを保持するフレーム部を有し、
前記支持体は、
前記フレーム部を下方から支持するとともに前記フレーム部を取り外し可能に構成されたコンベア受けを有する、
請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の搬送システム。
【請求項5】
2つの前記コンベアの前記駆動プーリが同一の前記駆動軸に固定されている場合において、前記2つのコンベアの前記フレーム部が連結されている、
請求項4に記載の搬送システム。
【請求項6】
前記コンベアは、
前記駆動プーリが固定された前記駆動軸と前記従動プーリとを保持するフレーム部を有し、
前記支持体は、
前記連結駆動軸を所定位置で回転自在に支持する軸受部と、
前記フレーム部を下方から支持するとともに前記フレーム部を取り外し可能に構成されたコンベア受けと、
前記コンベア受けを上下に揺動させることにより、前記コンベアで搬送される物品の搬送方向を水平方向と斜め下方向とへ切替える揺動手段と、を有する、
請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の搬送システム。
【請求項7】
前記駆動プーリは、
この駆動プーリの幅方向の前記カップリングと面していない一端側から他端側に向かって延びている前記駆動軸を中心とする有底円筒状の空洞部を有し、
前記フレーム部は、
前記駆動プーリの幅方向の前記カップリングと面していない一端側へ延びて前記空洞部に挿入され、前記駆動軸が回転自在に取り付けられる単一のアーム部を有する、
請求項6に記載の搬送システム。
【請求項8】
物品を所定方向へ搬送する、平行に配置された3つ以上のコンベアを有する送込み搬送システムと、
前記送込み搬送システムの前記コンベアから搬送されてきた物品を受けとり、当該物品を所定方向へ搬送しながら重量を測定する、平行に配置された3つ以上の計量コンベアを有する計量搬送システムと、
を備えた重量選別システムであって、
前記送込み搬送システムが請求項4に記載の搬送システムで構成された、
重量選別システム。
【請求項9】
物品を所定方向へ搬送しながら重量を測定する、平行に配置された3つ以上の計量コンベアを有する計量搬送システムと、
前記計量コンベアから搬送されてきた物品を受け取り、当該物品の測定重量が許容範囲内か否かに応じて当該物品の搬送方向を水平方向と斜め下方向とへ切替え可能に構成された、平行に配置された3つ以上のコンベアを有する振分け搬送システムと、
を備えた重量選別システムであって、
前記振分け搬送システムが請求項6に記載の搬送システムで構成された、
重量選別システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送システムおよび重量選別システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物品を搬送する複数のコンベアが平行に並んで配置された搬送システムがある。例えば、特許文献1には、秤量部に搬送部を取り付けてなる秤量装置を複数台並べて構成した複連秤量装置の前段に設けられ、各秤量装置に被測定物を送り込むために複数のコンベアを並べて構成した複連助走コンベアが記載されている。この複連助走コンベアとして、共通のモータに駆動される共通の駆動軸に6つのコンベアが設けられた構成が例示されている。
【0003】
また、特許文献2には、秤量装置の後段に配置される多列搬送コンベアが記載されている。この多列搬送コンベアとして、共通のモータに駆動される共通の駆動軸に6つのコンベアが設けられた組が二組並列に配置された構成が例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-18237号公報
特開2018-131296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2に例示されているように、6つのコンベアが狭い間隔で平行に並んで配置されて共通の駆動軸によって駆動される構成では、任意のコンベアのベルトを容易に交換することができない。例えば、ベルトの交換対象のコンベアが6つのコンベアのうち内側に配置されたコンベアである場合には、例えば、6つのコンベアから共通の駆動軸を抜き出した後、交換対象のコンベアを所定位置から取り外してからベルトを交換し、その後、ベルトを交換したコンベアを所定位置へ取り付けて、さらに共通の駆動軸を取りつけるというような、非常に面倒な作業を行わなければならない。
【0006】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、共通の駆動軸(連結駆動軸)によって駆動プーリが回転させられる3つ以上のコンベアを有する搬送システムにおいて、任意のコンベアに対してベルトの交換等の作業を容易に行うことができる搬送システムおよびこれを備えた重量選別システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1態様に係る搬送システムは、支持体と、複数の駆動軸がカップリングによって直線状に連結されてなり、モータによって回転駆動される連結駆動軸と、前記駆動軸に固定された駆動プーリと、前記駆動プーリと対向する従動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡されて物品を搬送する無端のベルトとを有し、前記連結駆動軸の軸方向に平行に並んで配置されて前記支持体に取り付けられた3つ以上のコンベアと、を備え、各々の前記駆動軸に、2つ以下の前記コンベアの駆動プーリが固定されており、前記連結駆動軸を構成する前記複数の駆動軸のうち任意の一の前記駆動軸とこれと隣合う他の前記駆動軸との前記カップリングによる連結を解除することにより、前記一の駆動軸が前記連結駆動軸を構成する位置から離脱可能になるとともに前記一の駆動軸に固定された駆動プーリを有する前記コンベアを前記支持体から取り外し可能に構成されている。
【0008】
この構成によれば、平行に並んで配置された3つ以上のコンベアの駆動プーリが、共通の駆動軸である連結駆動軸によって回転させられる。そして、連結駆動軸を構成する任意の一の駆動軸とこれと隣合う他の駆動軸とのカップリングによる連結を解除することにより、一の駆動軸を連結駆動軸を構成する位置から離脱させて、一の駆動軸に固定された駆動プーリを有する1つまたは2つのコンベアを支持体から取り外すことができる。このように、1つまたは2つのコンベアを支持体から取り外すことができるので、任意のコンベアに対してベルトの交換等の作業を容易に行うことができる。
【0009】
また、第2態様に係る搬送システムは、第1態様に係る搬送システムにおいて、前記カップリングによって連結された隣合う2つの前記駆動軸のうち、他方の駆動軸の端部と隣接する一方の駆動軸の端部の先端と、前記一方の駆動軸に固定された前記駆動プーリとの間の距離(L3)を、前記カップリングの全長(L1)よりも長くなるよう設定し、前記カップリングの全体を前記2つの駆動軸のうちの一方の駆動軸上にずらした状態とすることにより前記カップリングによる連結を解除するようにしている。
【0010】
この構成によれば、カップリングの全体を当該カップリングが連結する2つの駆動軸のうちの一方の駆動軸上にずらすことによりカップリングによる連結を解除することができ、任意のコンベアに対してベルトの交換等の作業を効率よく行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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