TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025100780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025068608,2021063493
出願日2025-04-18,2021-04-02
発明の名称放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及び、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 6/46 20240101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 内部にAEC機能を搭載させた検出装置を用いた撮影において、簡便な機構で技師の使い勝手向上や採光野選択における負担を軽減する。
【解決手段】 本発明に係る放射線撮影装置は、放射線を検出することにより放射線画像を撮影する放射線検出装置において自動露出制御を行う採光野の候補を表示部に表示する表示制御手段と、前記放射線検出装置の形状に関する情報、前記放射線検出装置における採光野の配置数、撮影する撮影部位、及び、過去の撮影情報のうち少なくとも前記採光野の配置数を含む情報を取得する取得手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて決定された前記採光野の候補を表示部に表示することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
放射線を検出することにより放射線画像を撮影する放射線検出装置において自動露出制御を行う採光野の候補を表示部に表示する表示制御手段と、
前記放射線検出装置の形状に関する情報、前記放射線検出装置における採光野の配置数、撮影する撮影部位、及び、過去の撮影情報のうち少なくとも前記採光野の配置数を含む情報を取得する取得手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された情報に基づいて決定された前記採光野の候補を表示部に表示することを特徴とする放射線撮影装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記取得手段は、前記放射線検出装置の形状に関する情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記形状に関する情報に基づいて、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を1つ選択する第1のパターンと、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を2つ選択する第2のパターンの少なくともいずれかのパターンを表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記形状に関する情報が前記放射線検出装置のサイズの情報を含み、前記放射線検出装置のサイズがフルサイズ及び半切サイズの場合、前記第2のパターンを表示し、前記放射線検出装置のサイズが大四つサイズの場合、前記第1のパターンを表示することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記採光野の配置数の情報に基づいて、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を1つ選択する第1のパターンと、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を2つ選択する第2のパターンの少なくともいずれかのパターンを表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記表示制御手段は、前記採光野の配置数が9つの場合、前記第1のパターンを表示し、前記採光野の配置数が5つの場合、前記第2のパターンを表示することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記取得手段は、撮影する前記撮影部位の情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記撮影部位の情報に基づいて、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を1つ選択する第1のパターンと、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を2つ選択する第2のパターンの少なくともいずれかのパターンを表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記撮影部位が胸部の場合、前記第2のパターンを表示し、前記撮影部位が胸部以外の場合、前記第1のパターンを表示することを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記取得手段は、前記過去の撮影情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記過去の撮影情報に基づいて、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を1つ選択する第1のパターンと、配置された採光野の中から自動露出制御を行う採光野の候補を2つ選択する第2のパターンの少なくともいずれかのパターンを表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記取得手段は、前記過去の撮影情報として、過去に行われた撮影における、放射線検出器の形状に関する情報、配置された採光野の数、及び撮影部位のうち少なくともいずれか1つの情報と、前記撮影において選択された採光野の候補の情報を取得し、
前記表示制御手段は、過去に行われた撮影における、放射線検出器の形状に関する情報、配置された採光野の数、及び撮影部位のうち少なくともいずれか1つの情報に対応する採光野の候補のうち、使用頻度の高い採光野の候補を優先して表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
前記放射線検出装置の形状に関する情報、前記放射線検出装置における採光野の配置数、及び、撮影する撮影部位のいずれかのうち少なくともいずれか1つの情報と、採光野のパターンと、を関連付けたテーブルを管理する採光野管理手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記取得手段により取得された情報と、前記採光野管理手段に管理されたテーブルと、に基づいて決定される前記採光野の候補を表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、AEC制御を行う放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
X線などの放射線を検出するセンサパネルを用いた放射線撮影装置は、産業や医療などの分野で広く用いられている。近年、放射線撮影装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線の照射をモニタする機能を内蔵することが検討されている。この機能によって、例えば、放射線源からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射が停止されるべきタイミングの検知、放射線の照射量または積算照射量の検知が可能となる。被検者を透過した放射線の積算照射量を検知し、検知した積算照射量が適正量に達した時点で放射線源による放射線の照射を停止することで、自動露出制御(Automatic Exposure Control:AEC)も可能となる。一般的にFPD(Flat Panel Detector)を用いて自動露光量制御を行う場合、FPDとは別体の板状のAECセンサを被写体とFPD間に挟むように配置する。AECセンサは、予め決められた1~複数カ所の放射線をモニタする放射線検知領域(採光野)で被写体を透過した線量を計測し、予め決められた線量に到達したところでX線照射停止の制御を行う。
【0003】
別体のAECセンサを使用した撮影はFPDとAECセンサの持ち運びが困難のため、立位・臥位撮影のような据え置き設置の撮影が一般的である。FPD内部にAEC機能を搭載させた場合、従来のFPDと同様に可搬できるようになり、立位・臥位以外の体位でAEC撮影が可能になる。一方で、被写体とFPDの位置関係が任意設置または意図しない設置になることにより、露出を適正に制御することができなくなる。その結果、適切な濃度の放射線画像を取得することができず、再撮影となる虞がある。
【0004】
そこで、立位・臥位撮影のような据え置き設置の撮影時に利用する架台からの着脱により採光野をFPDの中心1点に固定する方法や選択候補を限定する方法が特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-162971公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1で開示される技術では、立位・臥位以外の体位でのAEC撮影では中心固定および選択候補を限定する方法で汎用性に欠ける。また、特許文献1では内部にAEC機能を搭載させたFPDは1台の利用であることが前提であり、内部にAEC機能を搭載させたFPDが複数存在する場合においては考慮されていない。
【0007】
特に、内部にAEC機能を搭載させたFPDが複数存在する場合においては、各FPDの採光野の位置や個数が異なっているため設定すべき採光野にバラつきがある。また、全ての採光野の選択パターンを表示すると、操作者が採光野を選択するのに時間がかかる等のワークフローの煩雑さがある。
【0008】
このように、内部にAEC機能を搭載させたFPDが複数存在する場合において、各FPDの撮影目的に応じた採光野の選択候補を表示する必要があるが、その必要性については考慮されていなかった。
【0009】
本発明は、上述した問題を鑑みて、内部にAEC機能を搭載させた検出装置を用いた撮影において、簡便な機構で技師の使い勝手向上や採光野選択における負担を軽減することを目的の一つとする。
【0010】
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本明細書の開示の他の目的の1つとして位置付けることができる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
情報処理装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
電子機器およびその制御方法
4日前
キヤノン株式会社
電子機器およびその制御方法
4日前
キヤノン株式会社
電子機器およびその制御方法
4日前
キヤノン株式会社
電子機器およびその制御方法
4日前
キヤノン株式会社
接合装置、および物品製造方法
4日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、方法、およびプログラム
3日前
キヤノン株式会社
露光装置、制御方法及び物品の製造方法
3日前
キヤノン株式会社
発光装置、撮像装置、電子機器及び移動体
4日前
キヤノン株式会社
通信装置、基地局、制御方法、プログラム
4日前
キヤノン株式会社
露光装置、物品の製造方法、及び露光方法
4日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、その制御方法およびプログラム
4日前
キヤノン株式会社
電子機器用の樹脂部材、樹脂組成物及び電子機器
3日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッドの製造方法および液体吐出ヘッド
3日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム
4日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録装置、制御方法、及びプログラム
4日前
キヤノン株式会社
処理装置、撮影システム、処理方法、及びプログラム
3日前
キヤノン株式会社
コンピュータプログラム、印刷制御方法、及びシステム
3日前
キヤノン株式会社
焦点検出装置及び方法、撮像装置、プログラム及び記憶媒体
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
危険回避システム、情報処理装置、及びコンピュータプログラム
3日前
キヤノン株式会社
チップを接合する方法およびその方法を実施するためのシステム
3日前
キヤノン株式会社
撮影制御装置、放射線撮影システム、撮影制御方法及びプログラム
4日前
キヤノン株式会社
撮影制御装置、放射線撮影システム、撮影制御方法及びプログラム
4日前
キヤノン株式会社
液体吐出方法、液体吐出装置、インプリント方法及びインプリント装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置およびアクセサリ
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置及びその制御方法
3日前
キヤノン株式会社
交換レンズ及びアクセサリ
3日前
キヤノン株式会社
撥インク部材、撥インク部材の製造方法、インクジェットヘッド、物品の製造方法
4日前
キヤノン株式会社
発光装置、表示装置、撮像装置、及び電子機器
3日前
続きを見る