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公開番号2025100715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025065728,2022515112
出願日2025-04-11,2020-09-10
発明の名称調節可能な制御のためのCA2-IL15融合タンパク質
出願人オブシディアン セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12N 15/62 20060101AFI20250626BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】調節可能な制御のためのCA2-IL15融合タンパク質の提供。
【解決手段】本開示は、ヒトインターロイキン15(IL15)ペイロードのタンパク質安定性を調節することができるヒト炭酸脱水酵素2由来の薬物応答性ドメイン、ならびにその組成物および使用方法を提供するものである。本開示は、小分子依存の安定性を示すヒト炭酸脱水酵素2(CA2)由来の新規のタンパク質ドメインを提供する。そのようなタンパク質ドメインは、薬剤応答性ドメイン(DRD)と呼ばれる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
本出願は、2019年9月10日に出願された米国仮出願第62/898,520号の
優先権の利益を主張するものである。前記出願の全内容は、参照により、その全体を本明
細書に援用する。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
配列表の参照
本出願は、ASCII形式で電子的に提出された配列表を含み、参照により、その全体
を本明細書に援用する。2020年9月10日に作成された当該ASCIIコピーは、2
68052_473951_SL.txtという名前で、178,693バイトのサイズ
である。
【0003】
本開示は、ヒトインターロイキン15(IL15)を含む少なくとも1つのペイロード
に対するタンパク質安定性を調節できるヒト炭酸脱水酵素2(CA2)由来の薬剤応答性
ドメイン(Drug responsive domain(DRD))、組成物、およ
びその使用方法に関する。本開示において、免疫細胞からの反応を高める際に使用する、
CA2バイオ回路システム、CA2エフェクターモジュール、刺激応答要素(SRE)の
ポリペプチド、それらをコードするポリヌクレオチド、ポリペプチドおよび/またはポリ
ヌクレオチドを含むベクターおよび細胞が提供される。
【背景技術】
【0004】
サイトカイン機能および/または発現を制御する方法と共に本明細書に記載のDRD技
術を使用することにより、既存の免疫療法戦略が大幅に改善され、遺伝子導入および養子
T細胞移植(ACT)療法に安全で効果的に取り込むことができるタンパク質治療の領域
を拡大させることができ、それにはこれまで治療的使用に適さないと見なされてきた用途
も含まれる。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)、および
T細胞ベースの免疫療法の改善は、治療の機能性を高め、改善するために必要とされるが
、それは、例えば、様々な免疫療法における被験者への投与時の使用のため、操作免疫細
胞の持続性および/または生存性を改善することによる。ヒトIL15に結合しているC
A2 DRD、そのようなDRDを含む修飾細胞、組成物、およびそのような必要性を満
たす方法が提供される。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、小分子依存の安定性を示すヒト炭酸脱水酵素2(CA2)由来の新規のタン
パク質ドメインを提供する。そのようなタンパク質ドメインは、薬剤応答性ドメイン(D
RD)と呼ばれる。その結合(すなわち、安定化)リガンドの非存在下においては、DR
Dは、不安定化し、DRDに作動可能に結合しているペイロード(例えば、対象のタンパ
ク質(POI))の分解が生じる。一方、その結合リガンドの存在下においては、DRD
およびその作動可能に結合しているペイロードは、安定化する。DRDおよびその作動可
能に結合しているペイロードの安定性は、結合リガンドの用量によって決まる。
【0006】
いくつかの実施形態においては、本開示は、全体または一部において、ヒト炭酸脱水酵
素2(CA2、配列番号:1のアミノ酸配列を有する)由来の薬剤応答性ドメイン(DR
D)を含みうる、刺激応答要素(SRE)を提供する。1実施形態においては、DRDは
、全長CA2ポリペプチド(配列番号:1)由来であってよい。いくつかの実施形態にお
いては、DRDは、ヒト炭酸脱水酵素の一部または領域由来であってよい。CA2の一部
または領域は、CA2(配列番号:2)のアミノ酸2~260から選択されてよい。
【0007】
いくつかの実施形態においては、SREは、配列番号:1または配列番号:2に対して
、CA2に1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上の変異を含むDRDを含んでよい。い
くつかの実施形態においては、SREは、配列番号:1または配列番号:2に対して、C
A2に1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上のアミノ酸置換を含むDRDを含んでよい

【0008】
いくつかの実施形態においては、SREは、CA2の一部に1つ、2つ、3つ、4つま
たはそれ以上の変異を含むDRDを含んでよい。いくつかの実施形態においては、SRE
は、CA2またはその一部に1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上の変異を含むDRD
を含んでよく、追加的なアミノ酸を更に含んでよい。いくつかの実施形態においては、S
REは、CA2の一部に1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上のアミノ酸置換を含むD
RDを含んでよい。いくつかの実施形態においては、SREは、CA2またはその一部に
1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上のアミノ酸置換を含むDRDを含んでよく、追加
的なアミノ酸を更に含んでよい。
【0009】
本明細書において、配列番号:1に対して、少なくとも1つの変異を含む分離されたポ
リペプチドバリアントも提供される。配列番号:1に対するCA2変異の非限定的な例と
しては、M1delおよびL156Hが挙げられる。別の態様においては、DRDは、配
列番号:4のアミノ酸配列を含む、または配列番号:4のアミノ酸配列から成るポリペプ
チドであり、CA2変異は、配列番号:1に対して、Mdel1(M1del)およびL15
6Hを含む。別の態様においては、DRDは、配列番号:1に対して、アミノ酸欠失M1
delおよびアミノ酸置換L156Hを含むポリペプチドであり、追加的なアミノ酸を更
に含んでよい。別の態様においては、DRDは、配列番号:4のアミノ酸配列から成るポ
リペプチドである。
【0010】
本明細書において、少なくとも1つのエフェクターモジュールを含むバイオ回路システ
ムも提供される。バイオ回路のエフェクターモジュールは、刺激応答要素(SRE)を含
んでよく、SREは、配列番号:1または配列番号:2のアミノ酸配列に対して、CA2
の1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上の変異を含む、ヒト炭酸脱水酵素2(CA2;
配列番号:1)またはその変異体由来のDRDを含んでよい。いくつかの実施形態におい
ては、バイオ回路のエフェクターモジュールは、配列番号:1または配列番号:2に対し
て、CA2に1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上のアミノ酸置換を含むDRDを含む
SREを含む。バイオ回路は、SREに付着しうる、付加されうる、または結び付きうる
少なくとも1つのペイロードを含んでもよい。ペイロードは、配列番号:8のアミノ酸配
列を含む(i)ヒトIL15を含んでよいが、これに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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