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公開番号2025100259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023223902
出願日2023-12-21
発明の名称チューブホルダー
出願人株式会社ピカソ美化学研究所
代理人
主分類B65B 43/54 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】煩雑な操作を行なわなくても多岐にわたる形状や幅広い範囲の外径のチューブ容器に適用でき、チューブ容器の揺動を抑制してチューブ容器を安定保持できるチューブホルダーの提供。
【解決手段】チューブホルダー1は、ホルダー本体4とその上端面5aに接するように配置された円板状部材からなるチューブ本体支持部3と、チューブ本体支持部3をホルダー本体4の上端部に固定する固定部2と、ホルダー本体4の内側底面に形成された凹部からなるキャップ支承部9とを備え、ホルダー本体4の内周面の少なくとも一部が軸方向上端側から軸方向下端側へ向かって漸次縮径するように形成され、円板状部材が当該円板状部材の径方向中心から径方向外側に向かって放射状に延びるように形成された複数本のスリット及び隣り合う前記スリットによって画定された支持端部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
チューブ本体と当該チューブ本体の軸方向一端部に取り付けられているキャップとを有するチューブ容器内に被充填物を充填するためのチューブ充填機に用いられ、当該チューブ容器を着脱可能に保持するためのチューブホルダーであって、
軸方向上方に向けて開口する開口部を有し、軸方向下端に底部を有する有底円筒体からなるホルダー本体と、
前記ホルダー本体の上端面に接するように配置された可撓性材料からなる円板状部材からなり、チューブ本体を支持するチューブ本体支持部と、
前記チューブ本体支持部の上端面に接するように配置され、前記チューブ本体支持部を前記ホルダー本体の上端部に固定する固定部と、
前記ホルダー本体の内周面に連続して形成された凹部からなり、前記キャップを支承するキャップ支承部と
を備えてなり、
前記ホルダー本体の内周面の少なくとも一部が軸方向上端側から軸方向下端側へ向かって漸次縮径するように形成されてなり、
前記円板状部材が当該円板状部材の径方向中心から径方向外側に向かって放射状に延びるように形成された複数本のスリットと、隣り合う前記スリットによって画定された支持端部とを有する
ことを特徴とするチューブホルダー。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記複数本のスリットが、当該複数本のスリットそれぞれの径方向外側の端点を通る円の半径と前記ホルダー本体の軸方向上端部に形成された開口部の内径とが実質的に同一となるように形成されている請求項1に記載のチューブホルダー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブホルダーに関する。より詳しくは、本発明は、チューブ容器内への被充填物の充填及び充填後のチューブ容器のシールを行なう際に、チューブ容器を保持する用途に有用なチューブホルダーに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
チューブ容器内への被充填物の充填及び充填後のチューブ容器のシールを行なう際には、チューブ充填機のノズル及びシーラーの近傍にチューブ容器を搬送するために、チューブホルダーが用いられている(例えば、特許文献1参照)。前記チューブホルダーは、チューブ容器を嵌入して保持するための軸方向にわたって同一内径の円筒状の内部空間を有している。また、前記チューブホルダーの内部空間の内径は、調整可能とされている。
【0003】
図6は、従来のチューブホルダーの使用状態を示す概略説明図であり、特許文献1に記載のチューブホルダーにおいて、円筒状の内部空間以外の構造を簡略化して図示したものである。図6に示されるチューブホルダー50は、チューブ容器100を嵌入して保持するための軸方向にわたって同一内径の円筒状の内部空間51aを有している。チューブ容器100は、軸方向にわたって同一外径のチューブ本体101と、図6において、軸方向下方に向かって漸次拡径したテーパ形状を有するキャップ102とからなる。チューブ容器100をチューブホルダー50の内部空間51aに嵌入した状態では、チューブ容器100のキャップ102の一部のみがチューブホルダー50の内周面51bと接しているため、チューブ容器100が揺動しやすくなっている。したがって、従来のチューブホルダーには、テーパ部分を有するキャップを有するチューブ容器等を安定して保持し難いため、適用可能なチューブ容器が限定されるという欠点がある。
【0004】
さらに、特許文献1に記載のチューブホルダーでは、適用されるチューブ容器の外径に応じて円筒状の内部空間の内径が調整されるため、チューブ容器内への被充填物の充填及び充填後のチューブ容器のシールを行なう際に、前記内径を調整する煩雑な操作が必要であるという欠点がある。
【0005】
したがって、煩雑な操作を行なわなくても多岐にわたる形状のチューブ容器及び幅広い範囲の外径のチューブ容器に適用することができ、前記チューブ容器の揺動を抑制して当該チューブ容器を安定保持することができるチューブホルダーが待ち望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-133238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、煩雑な操作を行なわなくても多岐にわたる形状のチューブ容器及び幅広い範囲の外径のチューブ容器に適用することができ、前記チューブ容器の揺動を抑制して当該チューブ容器を安定保持することができるチューブホルダーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
(1)チューブ本体と当該チューブ本体の軸方向一端部に取り付けられているキャップとを有するチューブ容器内に被充填物を充填するためのチューブ充填機に用いられ、当該チューブ容器を着脱可能に保持するためのチューブホルダーであって、
軸方向上方に向けて開口する開口部を有し、軸方向下端に底部を有する有底円筒体からなるホルダー本体と、
前記ホルダー本体の上端面に接するように配置された可撓性材料からなる円板状部材からなり、チューブ本体を支持するチューブ本体支持部と、
前記チューブ本体支持部の上端面に接するように配置され、前記チューブ本体支持部を前記ホルダー本体の上端部に固定する固定部と、
前記ホルダー本体の内周面に連続して形成された凹部からなり、前記キャップを支承するキャップ支承部と
を備えてなり、
前記ホルダー本体の内周面の少なくとも一部が軸方向上端側から軸方向下端側へ向かって漸次縮径するように形成されてなり、
前記円板状部材が当該円板状部材の径方向中心から径方向外側に向かって放射状に延びるように形成された複数本のスリットと、隣り合う前記スリットによって画定された支持端部とを有する
ことを特徴とするチューブホルダー、並びに
(2)前記複数本のスリットが、当該複数本のスリットそれぞれの径方向外側の端点を通る円の半径と前記ホルダー本体の軸方向上端部に形成された開口部の内径とが実質的に同一となるように形成されている前記(1)に記載のチューブホルダー
に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のチューブホルダーは、煩雑な操作を行なわなくても多岐にわたる形状のチューブ容器及び幅広い範囲の外径のチューブ容器に適用することができ、前記チューブ容器の揺動を抑制して当該チューブ容器を安定保持することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るチューブホルダーを示す概略説明図である。
図1のA-A線における断面図である。
図1に示されるチューブホルダーのチューブ本体支持部を示す平面概略説明図である。
図1に示されるチューブホルダーにチューブ容器を保持させたときの当該チューブホルダーの状態を示す概略説明図である。
本発明の他の実施形態に係るチューブホルダーにおけるチューブ本体支持部を示す平面概略説明図である。
従来のチューブホルダーにチューブ容器を保持させたときの当該チューブホルダーの状態を示す概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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