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公開番号2025099069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215431
出願日2023-12-21
発明の名称蓋体
出願人リスパック株式会社
代理人弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類B65D 43/02 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
保管時等には外れにくく、利用時等には外れやすい蓋体を提供する。
【解決手段】
天面110及び周側壁120を備え、周側壁120によって容器本体200への嵌合を行う円形の蓋体100であって、上下方向に対向する位置に、上側凹部170と下側凹部180を複数備え、上側凹部170と下側凹部180の組は、周方向において少なくとも2つ配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
天面及び周側壁を備え、前記周側壁によって容器本体への嵌合を行う円形の蓋体であって、
上下方向に対向する位置に、上側凹部と下側凹部を複数備え、
前記上側凹部と下側凹部の組は、周方向において少なくとも２つ配置されていることを特徴とする蓋体。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記上側凹部は、下側へ向けて幅が狭くなるように、逆ハの字状に開いており、
前記下側凹部は、上側へ向けて幅が狭くなるように、ハの字状に開いている、ことを特徴とする請求項１に記載の蓋体。
【請求項３】
前記天面の縁部には、上方へ突出した凸壁部が設けられ、
前記周側壁の下端部には、側方へ突出したフランジ部が設けられ、
前記上側凹部は、前記凸壁部に配置され、
前記下側凹部は、前記フランジ部に配置されている、ことを特徴とする請求項１又は２に記載の蓋体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願発明は、蓋体に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、キムチ等の食品を収容する包装用容器が、スーパーやコンビニエンスストア等で使用されている。
【０００３】
このような包装用容器の蓋体には、様々な種類があり、特許文献１や特許文献２の包装用容器の蓋体は、平面視略四角形状で、天面と周側壁を備えており、周側壁によって容器本体との嵌合を行っている。また、この平面視略四角形状の蓋体は、コーナー部周辺に力を加えて応力を集中させれば、変形しやすく、比較的簡単に取り外すことができる。一方で、円形状の蓋体は、応力を集中させる箇所が少なく、全体として剛性が高いため、変形しにくく取り外しにくい傾向にある。特に、水分等が多い食品を収容する場合、保管時などでは蓋体が不用意に外れないことが好ましいが、利用者が食品を食する時などは蓋体が取り外しやすいのが好ましい。そこで、円形状の蓋体であっても、保管時等には蓋体が外れにくく、利用時等には蓋体が外れやすい、ことが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実公平７－３９８０３
特開平９－１４２５０９
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
そこで、本願発明は、上記問題に鑑み、保管時等には外れにくく、利用時等には外れやすい蓋体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本願発明の請求項１に係る蓋体は、天面及び周側壁を備え、前記周側壁によって容器本体への嵌合を行う円形の蓋体であって、上下方向に対向する位置に、上側凹部と下側凹部を複数備え、前記上側凹部と下側凹部の組は、周方向において少なくとも２つ配置されていることを特徴とする。
【０００７】
上記特徴によれば、蓋体を外す際に、両側の２箇所の上側凹部及び下側凹部の組を起点に、蓋体が上方へ容易に持ち上がり、蓋体が外しやすくなるのである。
【０００８】
上記課題を解決するために、本願発明の請求項２に係る蓋体は、前記上側凹部は、下側へ向けて幅が狭くなるように、逆ハの字状に開いており、前記下側凹部は、上側へ向けて幅が狭くなるように、ハの字状に開いている、ことを特徴とする。
【０００９】
上記特徴によれば、蓋体を外す際に、上側では、上側凹部が潰れるように変形し、一方、下側では、下側凹部が広がるように変形するので、蓋体が上方へ容易に持ち上がり、蓋体が更に外しやすくなるのである。
【００１０】
上記課題を解決するために、本願発明の請求項３に係る蓋体は、前記天面の縁部には、上方へ突出した凸壁部が設けられ、前記周側壁の下端部には、側方へ突出したフランジ部が設けられ、前記上側凹部は、前記凸壁部に配置され、前記下側凹部は、前記フランジ部に配置されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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