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公開番号
2025098282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2025061911,2023094959
出願日
2025-04-03,2020-04-23
発明の名称
非燃焼加熱型香味吸引物品、及び、電気加熱型香味吸引システム
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
A24D
1/02 20060101AFI20250624BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】本発明は、たばこ充填材を取り囲むラッパーに生じる染みを低減した非燃焼加熱型香味吸引物品を提供する
【解決手段】非燃焼加熱型香味吸引物品は、たばこ充填物と揮発性香料とを含むたばこ充填材と、前記たばこ充填材を取り囲むラッパーと、を有するたばこ部を備える。ラッパーの拡散係数は0cm/s以上であり、拡散係数の上限値は0.022cm/sと0.10cm/sとの間にある。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
たばこ充填物と、揮発性香料と、を含むたばこ充填材と、
前記たばこ充填材を取り囲むラッパーと、
を有するたばこ部を備え、
前記ラッパーの拡散係数は0cm/s以上であり、前記拡散係数の上限値は0.022cm/sと0.10cm/sとの間にある、非燃焼加熱型香味吸引物品。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記ラッパーの前記拡散係数は、0cm/sから0.022cm/sである、請求項1に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項3】
前記ラッパーは、前記拡散係数の紙製及び/又は不織布製の基材シートを有する、請求項1又は請求項2に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項4】
前記ラッパーは、紙製及び/又は不織布製の基材シートと、前記基材シートに設けられる非金属のコーティング層と、を有し、
前記拡散係数は、前記基材シート及び前記コーティング層により規定される、請求項1又は請求項2に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項5】
前記基材シートは、紙製又は不織布製の第1シートと、紙製又は不織布製の第2シートとを有し、
前記コーティング層は、前記第1シートと前記第2シートとの間に挟まれている、請求項4に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項6】
前記コーティング層は、前記基材シートのうち前記たばこ充填材に当接する面に設けられている、請求項4に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項7】
前記コーティング層は、樹脂、増粘剤、又はこれらの混合物を含む、請求項4に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項8】
前記樹脂は、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニル共重合体又はポリ酢酸ビニルである、請求項7に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項9】
前記増粘剤は、アラビアガム、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、又はヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である、請求項7に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
【請求項10】
前記コーティング層は、填料を更に含む、請求項4に記載の非燃焼加熱型香味吸引物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼を伴わない非燃焼加熱型香味吸引物品、及び、電気加熱型香味吸引システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
たばこ刻みを円筒形に巻き上げるためのラッパーにおいて、染み発生を低減したものが知られている。たばこ用巻紙に発生する染みは、紙巻きたばこの蔵置中に、たばこ刻みに含まれる物質がラッパーに滲出することで形成されると考えられる。たばこ用巻紙に染みを形成する主な組成物の例として、たばこ刻みに含有させた香料が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特許6333409号公報
【発明の概要】
【0004】
近年、燃焼を伴わない非燃焼加熱型の香味吸引物品が、においの低減等の観点から非常に有用であり、たばこ市場において急速に受け入れられつつある。一方、非燃焼加熱型の香味吸引物品では、伝統的紙巻たばこの燃焼中の温度(700℃~900℃)に比して加熱温度が著しく低い(30℃~400℃)。このため、伝統的紙巻たばこと同じ量の香料をたばこ刻みに含有させただけでは、ユーザが感じる香料の強さが十分でない問題がある。このため、この新しいタイプの香味吸引物品(非燃焼加熱型香味吸引物品)では、伝統的紙巻たばこと同等の清涼感(香喫味)を得るために、伝統的紙巻たばこに比して多量の香料をたばこ刻みに含有させる必要がある。したがって、非燃焼加熱型香味吸引物品では、伝統的紙巻たばこに比して、香料を増量した分だけ香料に起因した染みをラッパーに生じやすい。
【0005】
本発明は、たばこ充填材を取り囲むラッパーに生じる染みを低減した非燃焼加熱型香味吸引物品を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の1つの形態にかかる非燃焼加熱型香味吸引物品は、たばこ充填物と、揮発性香料と、を含むたばこ充填材と、前記たばこ充填材を取り囲むラッパーと、を有するたばこ部を備える。ラッパーの拡散係数は0cm/s以上であり、拡散係数の上限値は0.022cm/sと0.10cm/sとの間にある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の電気加熱型香味吸引システムを示す断面模式図である。
図2は、図1に示す電気加熱型香味吸引システムのロッドを拡大して示す断面模式図である。
図3は、図2中のロッドのたばこ部のF3-F3線に沿うラッパーおよびたばこ充填材を示す断面図である。
図4は、図2中のロッドのF4-F4線に沿うラッパーの一方の端部と、他方の端部と、それらの間の接着面と、を示す断面図である。
図5は、図1に示す電気加熱型香味吸引システムの本体にロッドを差し込む過程を示した断面模式図である。
図6は、図2中のロッドのたばこ部のF3-F3線に沿うラッパーおよびたばこ充填材の第1変形例を示す断面図である。
図7は、図2中のロッドのたばこ部のF3-F3線に沿うラッパーおよびたばこ充填材の第2変形例を示す断面図である。
図8は、第2実施形態の電気加熱型香味吸引システムのロッドを示す断面模式図である。
図9は、実施例、比較例の各測定値を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1から図5を参照して、電気加熱型香味吸引システムの実施形態について説明する。図面は、発明の各構成要素を模式的に示したものである。このため、図面上の寸法が実際の製品上の寸法とは必ずしも一致しない。
【0009】
[第1実施形態]
図1に示すように、電気加熱型香味吸引システム11は、伝統的な紙巻たばこ(シガレット)とは異なり、燃焼を伴わないでたばこ充填材23を電気加熱等により温めて、たばこの香味を味わうことができる加熱式のものである。
【0010】
電気加熱型香味吸引システム11は、本体12と、本体12の差し込み部13に対して着脱されるロッド14(非燃焼加熱型香味吸引物品)と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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