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公開番号
2025096911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212902
出願日
2023-12-18
発明の名称
デバイス及びその製造方法
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
C12M
1/34 20060101AFI20250623BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】化合物の非特異吸着が起こりにくく製造性にも優れるデバイスを提供する。
【解決手段】デバイス(1)は、基板(2)と、基板(2)から弾性変形可能に垂設された樹脂製の一対の支持体(4)とを備える。基板(2)は、一対の支持体(4)の設置位置に空隙部(G)を有する基板本体(20)と、空隙部(G)において基板本体(20)に取り付けられる取付部材(30)とを含む。取付部材(30)が、一対の支持体(4)を保持した状態で基板本体(20)に固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、前記基板から弾性変形可能に垂設された樹脂製の一対の支持体と、を備えるデバイスであって、
前記基板は、一対の前記支持体の設置位置に空隙部を有する基板本体と、前記空隙部において前記基板本体に取り付けられる取付部材と、を含み、
前記取付部材が、一対の前記支持体を保持した状態で前記基板本体に固定されている、デバイス。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記基板本体は、前記空隙部に隣接する位置に係合凹部を有し、
前記取付部材は、前記係合凹部に係合する係合凸部を有し、
前記支持体は、前記係合凸部の外形形状に対応する内縁形状の開口部を有し、
前記開口部に前記係合凸部が挿通された状態で前記係合凸部と前記係合凹部とが係合して、前記取付部材及び一対の前記支持体が前記基板本体に取り付けられている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記係合凸部が直方体状に形成されているとともに、直方体状の前記係合凸部における前記係合凹部の底部側の角部が面取り状に形成されている、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
一対の前記支持体は、対向配置された一対のフィルム体である、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
基板と、前記基板から弾性変形可能に垂設された樹脂製の一対の支持体と、を備えるデバイスの製造方法であって、
前記基板の部品として、一対の前記支持体の設置位置に空隙部を有する基板本体と、前記空隙部において前記基板本体に取り付けられる取付部材と、を準備する工程と、
前記取付部材に一対の前記支持体を保持させる工程と、
一対の前記支持体を保持した状態の前記取付部材を前記基板本体に固定する工程と、
を含む、デバイスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば細胞の特性を検出するため、細胞特性検出用デバイスが利用されている。このような細胞特性検出用デバイスの一例が、特開2011-030574号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1のデバイスは、長尺部を有するコラーゲンを主体とする支持体上に保持された筋細胞の収縮特性を、長尺部の片端に備えられた連結部に連結されたひずみゲージによって検出するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-030574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のデバイスでは、細胞を保持する支持体がコラーゲンを主体としており、また、支持体の全体を化合物を含む液体に浸した状態で用いるために、化合物の非特異吸着が起こりやすかった。また、一般に、デバイスを製造するにあたっては、簡単に組み立てられることが望ましい。
【0005】
化合物の非特異吸着が起こりにくく製造性にも優れるデバイスが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るデバイスは、
基板と、前記基板から弾性変形可能に垂設された樹脂製の一対の支持体と、を備えるデバイスであって、
前記基板は、一対の前記支持体の設置位置に空隙部を有する基板本体と、前記空隙部において前記基板本体に取り付けられる取付部材と、を含み、
前記取付部材が、一対の前記支持体を保持した状態で前記基板本体に固定されている。
【0007】
また、本発明に係るデバイスの製造方法は、
基板と、前記基板から弾性変形可能に垂設された樹脂製の一対の支持体と、を備えるデバイスの製造方法であって、
前記基板の部品として、一対の前記支持体の設置位置に空隙部を有する基板本体と、前記空隙部において前記基板本体に取り付けられる取付部材と、を準備する工程と、
前記取付部材に一対の前記支持体を保持させる工程と、
一対の前記支持体を保持した状態の前記取付部材を前記基板本体に固定する工程と、
を含む。
【0008】
これらの構成によれば、デバイスのうち垂設された支持体の先端側の部位のみを液体に浸すことが可能であり、しかもその支持体が樹脂製であるため、接触面積及び材質の両方の点から、化合物の非特異吸着が起こりにくい。また、基板を基板本体と取付部材とを組み合わせて構成し、一対の支持体を保持した状態の取付部材を基板本体に固定することで、デバイスを簡単に組み立てることができる。これらのことから、化合物の非特異吸着が起こりにくく製造性にも優れるデバイスを提供することができる。
【0009】
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
【0010】
一態様として、
前記基板本体は、前記空隙部に隣接する位置に係合凹部を有し、
前記取付部材は、前記係合凹部に係合する係合凸部を有し、
前記支持体は、前記係合凸部の外形形状に対応する内縁形状の開口部を有し、
前記開口部に前記係合凸部が挿通された状態で前記係合凸部と前記係合凹部とが係合して、前記取付部材及び一対の前記支持体が前記基板本体に取り付けられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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