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公開番号2025095235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211106
出願日2023-12-14
発明の名称折り畳み構造体及び折り畳み構造体の製造方法
出願人株式会社マラナタ
代理人弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類B65D 81/05 20060101AFI20250619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】
収納状態にしたときに大きな減容が可能で、大量使用での取り扱いにも優れる可撓性部材の折り畳み構造体及びこのような折り畳み構造体を製造する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
上記課題を解決する本願発明は、収納状態から展開状態に変形可能な枠部0を含む可撓性部材X0の折り畳み構造体Xであって、枠部0は、凸部1と、凸部1と相対する凹部2と、凸部1及び凹部2とを薄肉ヒンジである接続ヒンジH0によって相対回転可能に接続する接続部3と、を有し、収納状態において、凸部1と凹部2が近接し、展開状態において凸部1と凹部2が離間する折り畳み構造体Xである
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
収納状態から展開状態に変形可能な枠部を含む可撓性部材の折り畳み構造体であって、
前記枠部は、凸部と、前記凸部と相対する凹部と、前記凸部及び前記凹部とを薄肉ヒンジによって相対回転可能に接続する接続部と、を有し、
前記収納状態において、前記凸部と前記凹部が近接し、前記展開状態において前記凸部と前記凹部が離間する折り畳み構造体。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記凸部は、前記凹部に相対する凸部相対面を有し、
前記凹部は、前記凸部に相対する凹部相対面を有し、
前記接続部は、接続部本体と、前記接続部本体と前記凸部とを接続する凸部ヒンジと、前記接続部本体と前記凹部とを接続する凹部ヒンジと、を有し、
前記凸部相対面の幅と、前記凸部と接続する2つの前記接続部における前記凸部ヒンジと前記凹部ヒンジの距離の和は、前記凹部相対面の幅よりも長い請求項1に記載の折り畳み構造体。
【請求項3】
前記凸部ヒンジは、前記接続部本体の一端で前記凸部の角と接続し、
前記凹部ヒンジは、前記接続部本体の他端で前記凹部の内周面側の角と接続する請求項2に記載の折り畳み構造体。
【請求項4】
前記凹部は、前記凸部に相対する凹部相対面を有し、
前記接続部は、収納状態において前記凹部と沿う接面を有し、
前記凹部相対面は、収納状態において前記凸部と近接する凹部直対面と、前記接面と近接する接対面と、を有する請求項1~3の何れかに記載の折り畳み構造体。
【請求項5】
前記凹部は、前記凸部と平行に突出する凹部突出部を有し、
前記接続部は、接続部本体と、前記接続部本体の一端で前記凹部と相対回転可能に接続する凹部ヒンジと、前記凹部ヒンジに隣接する凹部近接面を有し、
前記収納状態において、前記凹部近接面は前記凹部突出部に近接する請求項1~3の何れかに記載の折り畳み構造体。
【請求項6】
収納状態から展開状態に変形可能な可撓性部材の折り畳み構造体であって、
複数の凹凸体と、複数の前記凹凸体を接続する接続部と、を備え、
前記凹凸体は、複数の面を有する基部と、前記基部から所定間隔で突出する複数の突出部と、前記突出部の間に形成される中間部と、を有し、
一の前記凹凸体に設けられる前記突出部は、他の前記凹凸体に設けられる前記中間部と相対し、
前記接続部は、一の前記凹凸体に設けられる突出部と、他の前記凹凸体に設けられる突出部と、を薄肉ヒンジによって相対回転可能に接続し、
前記収納状態において、一の前記凹凸体に設けられる前記突出部と他の前記凹凸体に設けられる前記中間部が近接し、前記展開状態において一の前記凹凸体に設けられる前記突出部と他の前記凹凸体に設けられる前記中間部が離間する折り畳み構造体。
【請求項7】
前記突出部は、前記基部の一面において所定間隔で突出する複数の第一突出部と、前記第一突出部が設けられる面に対向する前記基部の面において、所定間隔で突出する複数の第二突出部と、を含む請求項6に記載の折り畳み構造体。
【請求項8】
収納状態から展開状態に変形可能な枠部を含み、
前記枠部は、凸部と、前記凸部と相対する凹部と、前記凸部及び前記凹部と薄肉ヒンジによって相対回転可能に接続する接続部と、を有し、
前記収納状態において、前記凸部と前記凹部が近接し、前記展開状態において前記凸部と前記凹部が離間する折り畳み構造を可撓性部材に形成する方法であって、
前記可撓性部材の縁辺から離れた位置を切断する切断工程を含む、折り畳み構造体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不使用時に折り畳むことで容積を縮小できる、可撓性部材の折り畳み構造体に関するものである。この折り畳み構造は、例えば緩衝材に適用できる。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
緩衝材は物品を輸送する際に物品を固定・緩衝するために用いられる材であり、その特性上容積が大きく場所をとるため、大量に使用する倉庫や果樹園では保管に難儀がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-321538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような課題に鑑みて、例えば特許文献1には、枠体を折り畳むことにより小さく収納することができるリターナブル型の梱包体が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の梱包体の折り畳み構造を達成するためには複数種類のパーツが必要であり、大量生産や大量使用には向かない。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑み、収納状態にしたときに大きな減容が可能で、大量使用での取り扱いにも優れる可撓性部材の折り畳み構造体及びこのような折り畳み構造体を製造する方法を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明は、収納状態から展開状態に変形可能な枠部を含む可撓性部材の折り畳み構造体であって、前記枠部は、凸部と、前記凸部と相対する凹部と、前記凸部及び前記凹部と薄肉ヒンジによって相対回転可能に接続する接続部と、を有し、前記収納状態において、前記凸部と前記凹部が近接し、前記展開状態において前記凸部と前記凹部が離間する折り畳み構造体である。
凸部と凹部の間の離間と近接を接続部の相対回転によって制御することで、折り畳み状態にした時に大きな減容が可能となり、また、相対回転可能な接続を薄肉ヒンジで行うことにより、パーツ数を減らすとともに展開操作を容易にし、大量保管や大量使用における取り扱いにも適する折り畳み構造体を提供できる。
【0007】
他の形態では、前記凸部は、前記凹部に相対する凸部相対面を有し、前記凹部は、前記凸部に相対する凹部相対面を有し、前記接続部は、接続部本体と、前記接続部本体と前記凸部とを接続する凸部ヒンジと、前記接続部本体と前記凹部とを接続する凹部ヒンジと、を有し、前記凸部相対面の幅と、前記凸部と接続する2つの前記接続部における前記凸部ヒンジと前記凹部ヒンジの距離の和は、前記凹部相対面の幅よりも長い。また、他の形態では、前記凸部ヒンジは、前記接続部本体の一端で前記凸部の角と接続し、前記凹部ヒンジは、前記接続部本体の他端で前記凹部の内周面側の角と接続する。また、前記接続部は、収納状態において前記凹部と沿う接面を有し、前記凹部相対面は、収納状態において前記凸部と近接する凹部直対面と、前記接面と近接する接対面と、を有する。また、前記凹部は、前記凸部と平行に突出する凹部突出部を有し、前記接続部は、前記凹部ヒンジに隣接する凹部近接面を有し、前記収納状態において、前記凹部近接面は前記凹部突出部に近接する。これにより、収納状態にしたときにより大きな減容が可能で、大量使用での取り扱いにもより優れる可撓性部材の折り畳み構造体を提供できる。
【0008】
また、本発明は、収納状態から展開状態に変形可能な可撓性部材の折り畳み構造体であって、複数の凹凸体と、複数の前記凹凸体を接続する接続部と、を備え、前記凹凸体は、複数の面を有する基部と、前記基部から所定間隔で突出する複数の突出部と、前記突出部の間に形成される中間部と、を有し、一の前記凹凸体に設けられる前記突出部は、他の前記凹凸体に設けられる前記中間部と相対し、前記接続部は、一の前記凹凸体に設けられる突出部と、他の前記凹凸体に設けられる突出部と、を薄肉ヒンジによって相対回転可能に接続し、前記収納状態において、一の前記凹凸体に設けられる前記突出部と他の前記凹凸体に設けられる前記中間部が近接し、前記展開状態において一の前記凹凸体に設けられる前記突出部と他の前記凹凸体に設けられる前記中間部が離間する折り畳み構造体である。
前述の発明と同様に、収納状態にしたときに大きな減容が可能で、大量使用での取り扱いにも優れる可撓性部材の折り畳み構造体を提供できる。
このとき、前記突出部は、前記基部の一面において所定間隔で突出する複数の第一突出部と、前記第一突出部が設けられる面に対向する前記基部の面において、所定間隔で突出する複数の第二突出部と、を含み、これにより突出部の配置効率が向上し、収納状態における減容性能をより高めることができる。
【0009】
また、この折り畳み構造体の製造工程は、前記可撓性部材の縁辺から離れた位置を切断する切断工程を含む。これにより大量生産も容易になる。
【発明の効果】
【0010】
上記課題を解決する本発明は、収納状態にしたときに大きな減容が可能で、大量使用にも適する可撓性部材の折り畳み構造や、この折り畳み構造体の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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