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公開番号
2025094833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210608
出願日
2023-12-13
発明の名称
ガイドワイヤ挿入方法
出願人
朝日インテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61M
25/09 20060101AFI20250618BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本管と、前記本管から分岐する側枝とを有する血管にガイドワイヤを挿入するガイドワイヤ挿入方法を提供する。
【解決手段】ナックル進展抑制構造を有するガイドワイヤを用意することと、前記ガイドワイヤを患者の血管の本管に挿入し、前記ガイドワイヤの先端を患部に向けて押し進めることと、前記ガイドワイヤの先端が血管の側枝に引っ掛かることで前記ガイドワイヤの先端部にナックルが発生した後、前記ナックル進展抑制構造を利用してナックルの進展を抑制することと、前記ガイドワイヤの先端を前記側枝から外し、前記本管内において前記患部に向けてナックルを維持したまま前記先端部を押し進めることと、を備える、ガイドワイヤ挿入方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
本管と、前記本管から分岐する側枝とを有する血管にガイドワイヤを挿入するガイドワイヤ挿入方法であって、
ナックル進展抑制構造を有するガイドワイヤを用意することと、
前記ガイドワイヤを患者の血管の本管に挿入し、前記ガイドワイヤの先端を患部に向けて押し進めることと、
前記ガイドワイヤの先端が血管の側枝に引っ掛かることで前記ガイドワイヤの先端部にナックルが発生した後、前記ナックル進展抑制構造を利用してナックルの進展を抑制することと、
前記ガイドワイヤの先端を前記側枝から外し、前記本管内において前記患部に向けてナックルを維持したまま前記先端部を押し進めることと、を備える、ガイドワイヤ挿入方法。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記ナックル進展抑制構造が、前記ガイドワイヤの先端側に位置する第1領域の表面が、前記第1領域よりも基端側に位置する第2領域の表面よりも滑りにくいことによって実現される、請求項1に記載のガイドワイヤ挿入方法。
【請求項3】
前記ナックル進展抑制構造が、前記ガイドワイヤの先端側に位置する第1領域の剛性と、前記第1領域よりも基端側に位置する第2領域の剛性とが異なることによって実現される、請求項1に記載のガイドワイヤ挿入方法。
【請求項4】
心臓の冠動脈における虚血性心疾患の治療において行われる、請求項1に記載のガイドワイヤ挿入方法。
【請求項5】
前記本管内において前記先端部を押し進めることが、血管内径が4-6mmの部位まで継続される、請求項1に記載のガイドワイヤ挿入方法。
【請求項6】
前記本管内において前記先端部を押し進めることが、血管内径が1-2mmの部位まで継続される、請求項1に記載のガイドワイヤ挿入方法。
【請求項7】
前記ガイドワイヤがワークホース用ガイドワイヤである、請求項1に記載のガイドワイヤ挿入方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、血管治療において、ガイドワイヤを血管内に挿入する方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
血管、消化器官等の人体の管状器官に挿入されるカテーテル状の医療器具を標的部位に誘導するための医療デバイスとして、ガイドワイヤが知られている。例えば狭心症や心筋梗塞といった心臓の冠動脈における虚血性心疾患の治療のために行われる経皮的冠動脈形成術(Percutaneous Coronary Intervention、PCI)がある。経皮的冠動脈形成術では、血管にガイドワイヤを通して疾患の原因となっている狭窄部(患部)を通過させ、そのガイドワイヤを利用してバルーンカテーテルやステントを狭窄部にデリバリする手技が行われている。
【0003】
従来、PCIの手技においては、ガイドワイヤは血管の本管から枝分かれした分岐血管を選択して挿入する。そのために、形状付けされた先端を有するガイドワイヤを用いて、その先端を操作して患部まで誘導することが一般的であった。例えば特開昭59-067968号公報には、先端が形状付けされたガイドワイヤを用いて血管治療を行うことが開示されている。
【発明の概要】
【0004】
しかしながら、実際には本管治療のように分岐血管を選択する必要がないケースも多く存在する。このような本管治療においてガイドワイヤの先端を操作して血管内を推し進めていこうとすると、ガイドワイヤの先端が微細血管に意図せず迷入してしまったり、先端が血管壁と接触して解離や穿孔が生じてしまったりするという問題があった。そのような問題に加えて、ガイドワイヤの先端が、血管壁に対して点で接触してしまうことによる血管壁への負荷の増大も懸念される。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ガイドワイヤの先端が微細血管への迷入や血管壁の解離・穿孔を引き起こしにくく、血管壁への負荷が抑制されたガイドワイヤの挿入方法を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため、本開示は、本管と、前記本管から分岐する側枝とを有する血管にガイドワイヤを挿入するガイドワイヤ挿入方法であって、ナックル進展抑制構造を有するガイドワイヤを用意することと、前記ガイドワイヤを患者の血管の本管に挿入し、前記ガイドワイヤの先端を患部に向けて押し進めることと、前記ガイドワイヤの先端が血管の側枝に引っ掛かることで前記ガイドワイヤの先端部にナックルが発生した後、前記ナックル進展抑制構造を利用してナックルの進展を抑制することと、前記ガイドワイヤの先端を前記側枝から外し、前記本管内において前記患部に向けてナックルを維持したまま前記先端部を押し進めることと、を備える、ガイドワイヤ挿入方法を提供する(開示1)。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係るガイドワイヤ挿入方法に用いられるガイドワイヤの構造を示す説明図である。
同ガイドワイヤ挿入方法に用いられるガイドワイヤの構造の変形例を示す説明図である。
同ガイドワイヤ挿入方法の流れを示すフローチャートである。
同ガイドワイヤ挿入方法の過程を示す説明図(その1)である。
同ガイドワイヤ挿入方法の過程を示す説明図(その2)である。
同ガイドワイヤ挿入方法の過程を示す説明図(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一実施形態に係るガイドワイヤ挿入方法を説明する。本開示は、以下に説明する実施形態にのみ限定されるものではなく、記載された実施形態はあくまでも本開示の技術的特徴を説明するための例示にすぎない。各図面に示す形状や寸法はあくまでも本開示の内容の理解を容易にするために示したものであり、実際の形状や寸法を正しく反映したものではない。
【0009】
<ガイドワイヤの構造>
本開示のガイドワイヤ挿入方法は、ナックル進展抑制構造を有するガイドワイヤを用いるものであるため、はじめに当該ガイドワイヤ挿入方法に用いられるガイドワイヤ10の構造を図面に基づいて説明する。ガイドワイヤ10は、心臓の冠動脈における虚血性心疾患の治療に適したものであり、経皮的冠動脈形成術(PCI)用のカテーテルやステント等を冠動脈狭窄部位に誘導するワークホース用ガイドワイヤである。ガイドワイヤ10の先端側が体内に挿入される側、ガイドワイヤ10の基端側が医師等の手技者によって操作される側である。ガイドワイヤ10においては、ナックル進展抑制構造(詳細は後述)が、ガイドワイヤ10の先端側に位置する第1領域10aの表面が、第1領域よりも基端側に位置する第2領域10bの表面よりも滑りにくいことによって実現されている。
【0010】
本明細書において、「先端側」とは、ガイドワイヤの軸線方向に沿う方向であって、ガイドワイヤが標的部位に向かって進行する方向を意味する。「基端側」とは、ガイドワイヤの軸線方向に沿う方向であって、上記先端側と反対の方向を意味する。「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。「先端部」とは、任意の部材または部位において、その先端を含み上記先端から基端側に向かって上記部材等の中途まで延びる部位を指す。「基端部」とは、任意の部材または部位において、その基端を含みこの基端から先端側に向かって上記部材等の中途まで延びる部位を指す。図1においては、図示左側が体内へと挿入される「先端側」であり、図示右側が手技者によって操作される「基端側」である。
(【0011】以降は省略されています)
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