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公開番号
2025094580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210224
出願日
2023-12-13
発明の名称
物品収容構造体
出願人
NISSHA株式会社
代理人
主分類
B65D
81/113 20060101AFI20250618BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】梱包箱に収容されたパルプモールド緩衝材と梱包箱との間に空間を形成せず、組立作業にかかる作業量も少ないパルプモールド緩衝材として、物品収容構造体を提供する。
【解決手段】上面が開口した収容空間を有する物品収容構造体10は、左側に左折り曲げ辺12を有し、右側に右折り曲げ辺13を有する、矩形形状の底体20と、底体20の左折り曲げ辺12に折り曲げ可能に接続される左壁体30と、底体20の右折り曲げ辺13に折り曲げ可能に接続される右壁体40とが、パルプを主原料とする材料を用いて乾式パルプモールド工法によって、一枚もののパルプ成形シートとして成形されている。矩形形状の底体20に対して、左壁体30は左折り曲げ辺12で内側に直角になるように折り曲げられ、右壁体40は右折り曲げ辺13で内側に直角になるように折り曲げられて、直方体形状にされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプを主原料とする材料から成形された、上面が開口した収容空間を有する物品収容構造体であって、
上方に突出した底突出部を有し、右側に右折り曲げ辺、左側に左折り曲げ辺を有する底体と、
上方に突出した右突出部を有し、前記底体の前記右折り曲げ辺に折り曲げ可能に接続される右壁体と、
上方に突出した左突出部を有し、前記底体の前記左折り曲げ辺に折り曲げ可能に接続される左壁体と、を備え、
前記底突出部は、上面に、物品を支持する底支持面と、右側面に右当接面と、左側面に左当接面と、を含み、
前記右突出部は、当接面と、上面に、物品を支持する右支持面と、を含み、
前記左突出部は、当接面と、上面に、物品を支持する左支持面と、を含み、
前記底突出部の前記右当接面と前記右突出部の前記当接面とが当接し、前記底突出部の前記左当接面と前記左突出部の前記当接面とが当接するように、前記右壁体を前記右折り曲げ辺で内側に折り曲げ、前記左壁体を前記左折り曲げ辺で内側に折り曲げた状態では、前記底支持面が前記収容空間の下面を、前記右支持面が前記収容空間の右側面を、前記左支持面が前記収容空間の左側面を構成する、物品収容構造体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記底体は矩形形状であり、前記右壁体と前記左壁体とは前記底体に対して直角になるように折り曲げられた、請求項1に記載の物品収容構造体。
【請求項3】
前記右壁体は、その長手方向の片側端部、又は両側端部に、前記右突出部より高く上方に突出した右端突出部を有し、
前記左壁体は、その長手方向の前記右端突出部と同一側の片側端部、又は両側端部に、前記左突出部より高く上方に突出した左端突出部を有し、
前記右端突出部は、内側面に、物品を支持する右端支持面を含み、
前記左端突出部は、内側面に、物品を支持する左端支持面を含み、
前記右端支持面と前記左端支持面とが、前記収容空間の端側面を構成する、
請求項1に記載の物品収容構造体。
【請求項4】
前記右壁体の前記右端突出部は、上面に、対向面を含み、
前記左壁体の前記左端突出部は、上面に、対向面を含み、
前記右壁体を前記右折り曲げ辺で内側に折り曲げ、前記左壁体を前記左折り曲げ辺で内側に折り曲げた状態では、
前記右端突出部の上面に設けられた前記対向面が、
前記左端突出部の上面に設けられた前記対向面に当接される、
請求項3に記載の物品収容構造体。
【請求項5】
前記右壁体の前記右端突出部の上面に設けられた前記対向面は端突出凸部を備え、
前記左壁体の前記左端突出部の上面に設けられた前記対向面は端突出凹部を備え、
前記右壁体を前記右折り曲げ辺で内側に折り曲げ、前記左壁体を前記左折り曲げ辺で内側に折り曲げた状態では、前記端突出凸部は前記端突出凹部に挿入される、
請求項4に記載の物品収容構造体。
【請求項6】
前記底突出部が、前記底体の長手方向に所定の間隔をあけて複数配置され、
前記右突出部と前記左突出部とは、折り曲げ辺側が平面視で凹部と凸部が交互に繰り返す形状に構成され、
前記右壁体を前記右折り曲げ辺で内側に折り曲げ、前記左壁体を前記左折り曲げ辺で内側に折り曲げた状態では、前記凸部の各々が、前記底突出部の間に配置される、
請求項1に記載の物品収容構造体。
【請求項7】
前記底突出部は、前記底体の短辺方向に、前記右折り曲げ辺から前記左折り曲げ辺にわたって柱状に形成された、請求項6に記載の物品収容構造体。
【請求項8】
前記右突出部の当接面と前記左突出部の当接面とは、前記凹部の中で、前記右壁体と前記左壁体との上面より高い位置に形成された、請求項6又は請求項7に記載の物品収容構造体。
【請求項9】
前記右突出部が前記右壁体の長手方向に、前記左突出部が前記左壁体の長手方向に、一方の端部から他方の端部にわたって柱状に形成された、請求項1に記載の物品収容構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、パルプを主原料とする材料が成形されたパルプモールド緩衝材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
梱包箱に収容される物品を、外部からの荷重や衝撃や、輸送中の振動などから保護する用途に、梱包箱と物品との間に緩衝材が用いられてきた。また、環境に対する配慮から、廃棄処理や再資源化処理などが容易な、パルプやセルロースなどを主原料とする材料などが成形された緩衝材が提案されてきた。パルプやセルロースなどを主原料とする材料は、樹脂材料などと比較して可塑性が少ないので、パルプモールド成形に用いられる金型の抜き方向や形状に制約があり、金型には抜き勾配部が設けられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、パルプを主原料とする材料を用いて成形された、パルプモールドによる包装用緩衝材が記載されている。
【0004】
また、例えば、特許文献2には、シート状の紙を用いた、折り曲げや型押し、接着などすることで組み立てられた紙製保護体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公平06-035975号
特公平06-088614号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような従来のパルプモールド緩衝材では、パルプモールド緩衝材が備える抜き勾配部によって、梱包箱に収容されたパルプモールド緩衝材は梱包箱との間に空間が形成され、梱包箱はパルプモールド緩衝材によって支えられず、外部からの衝撃や、梱包箱を複数積み上げた状態でかかる荷重などにより、梱包箱は変形されてしまっていた。
【0007】
また、特許文献2のような、シート状の紙を組み立てた従来の緩衝材では、折り曲げや接着などと作業量の多い組立作業が行われていた。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、梱包箱に収容されたパルプモールド緩衝材と梱包箱との間に空間を形成せず、組立作業にかかる作業量も少ないパルプモールド緩衝材として、物品収容構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、パルプを主原料とする材料が成形された、上面が開口した収容空間を有する物品収容構造体であって、上方に突出した底突出部を有し、右側に右折り曲げ辺、左側に左折り曲げ辺を有する底体と、上方に突出した右突出部を有し、底体の右折り曲げ辺に折り曲げ可能に接続される右壁体と、上方に突出した左突出部を有し、底体の左折り曲げ辺に折り曲げ可能に接続される左壁体と、を備える物品収容構造体である。底突出部は、上面に、物品を支持する底支持面と、右側面に右当接面と、左側面に左当接面と、を備える。右突出部は、上面に、物品を支持する右支持面と、当接面と、を備える。左突出部は、上面に、物品を支持する左支持面と、当接面と、を備える。底突出部の右当接面と右突出部の当接面とが当接し、底突出部の左当接面と左突出部の当接面とが当接するように、右壁体を右折り曲げ辺で内側に折り曲げ、左壁体を左折り曲げ辺で内側に折り曲げた状態で、底支持面が収容空間の下面を、右支持面が収容空間の右側面を、左支持面が収容空間の左側面を構成する。
【0010】
このように構成すると、物品収容構造体によって収容空間の3面が形成されるため、その3面に外部からかかる荷重や衝撃などから収容空間が保護される。また、物品収容構造体の折り曲げ辺が梱包箱内面の角に接触され、物品収容構造体の底体と左壁体と右壁体とが梱包箱内面に接触されるため、梱包箱は物品収容構造体との間に空間を形成されなくなる。梱包箱は物品収容構造体によって隙間なく支えられるため、外部からの荷重や衝撃などによって梱包箱が変形されにくくできる。更に、右折り曲げ辺と左折り曲げ辺とが折り曲げられるだけで物品収容構造体は組み立てられるため、組立作業にかかる作業量を少なくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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