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公開番号
2025093803
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209688
出願日
2023-12-12
発明の名称
湯張制御装置
出願人
リンナイ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F24H
15/196 20220101AFI20250617BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】給湯通路に第1継手部を有すると共に、検圧通路に第2継手部を有する湯張制御装置の組み立てを容易とする。
【解決手段】給湯装置側から浴槽側に湯水を導く給湯通路31に電磁弁と、電磁弁よりも浴槽側に直列で2つ設けられた逆止弁とを備え、2つの逆止弁の間から分岐した大気開放通路に大気開放弁を設ける。大気開放弁は、給湯通路の電磁弁よりも給湯装置側から分岐した検圧通路39が接続され、大気開放通路よりも検圧通路の湯水の圧力が規定値以上に高いことで閉弁する。また、大気開放通路の分岐点よりも電磁弁側で給湯通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第1継手部31jを有すると共に、検圧通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第2継手部39jを有する。そして、第1継手部と第2継手部とで挿入方向を平行に配置するのに加えて、何れか一方の挿入量を、何れか他方の挿入量よりも長く設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
給湯装置から浴槽に湯水を供給する湯張通路に設けられ、前記浴槽の湯張りを制御する湯張制御装置において、
前記湯張通路の一部を構成して前記給湯装置側から前記浴槽側に湯水を導く給湯通路を開閉する電磁弁と、
前記電磁弁よりも前記浴槽側に直列で2つ設けられ、前記給湯通路を閉じる閉弁方向に付勢されていると共に、前記電磁弁の開弁によって前記給湯装置から供給される湯水の圧力が所定の開弁圧力を上回ると開弁する逆止弁と、
前記給湯通路の前記2つの逆止弁の間から分岐した大気開放通路を開閉可能に設けられ、開弁バネによって開弁方向に付勢されていると共に、前記給湯通路の前記電磁弁よりも前記給湯装置側から分岐した検圧通路が接続されており、該検圧通路の湯水の圧力が前記大気開放通路の湯水の圧力よりも規定値以上に高いことで前記開弁バネの付勢力に抗して閉弁するのに対し、前記検圧通路の湯水の圧力が低下して前記大気開放通路の湯水の圧力に対する圧力差が前記規定値未満になると前記開弁バネの付勢力によって開弁して前記2つの逆止弁の間の湯水を排出する大気開放弁と
を備え、
前記給湯通路における前記大気開放通路の分岐点よりも前記電磁弁側で該給湯通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第1継手部を有すると共に、
前記検圧通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第2継手部を有しており、
前記第1継手部の挿入方向と、前記第2継手部の挿入方向とが平行に配置されているのに加えて、
前記第1継手部および前記第2継手部のうち、何れか一方の接合時の挿入量が、何れか他方の接合時の挿入量よりも長く設定されている
ことを特徴とする湯張制御装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の湯張制御装置において、
前記第1継手部および前記第2継手部のうち接合時の挿入量が長い何れか一方の継手部のメス側には、挿入される当該継手部のオス側との間にシール部材を介在させるシール部と、該シール部よりも入口側で内径を拡げた拡径部とが設けられている
ことを特徴とする湯張制御装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の湯張制御装置において、
前記第1継手部および前記第2継手部のうち接合時の挿入量が長い何れか一方の継手部は、接合状態で前記挿入方向に対して直交する方向に挿し込まれた接続ピンと、オス側の外周に突設された鍔部との係合によって抜け止めされる
ことを特徴とする湯張制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の湯張制御装置において、
前記第2継手部の接合時の挿入量が、前記第1継手部の接合時の挿入量よりも長く設定されている
ことを特徴とする湯張制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯装置から浴槽に湯水を供給する湯張通路に設けられ、浴槽の湯張りを制御する湯張制御装置に関し、詳しくは、湯張制御装置の組み立てを容易とする技術に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
給湯装置で生成した湯を用いて浴槽の湯張りを行う湯張システムでは、給湯装置から浴槽に湯水を供給する湯張通路に、湯張りを制御する湯張制御装置が一般に設けられており、この湯張制御装置は、電磁弁や逆止弁や大気開放弁などを備えている。電磁弁は、湯張通路の一部を構成して給湯装置側から浴槽側へ湯水を導く給湯通路を開閉可能であり、電磁弁の開弁によって湯張りが開始され、電磁弁の閉弁によって湯張りが停止される。逆止弁は、電磁弁よりも浴槽側に設けられ、給湯通路を閉じる閉弁方向に付勢されている。電磁弁の開弁によって給湯装置から供給される湯水の圧力が所定の開弁圧力を上回ると、逆止弁が開弁して湯水を通過させる。一方、湯張り中に断水などの理由で給湯装置から供給される湯水の圧力が所定の開弁圧力よりも低下すると、逆止弁が閉弁するので、給湯通路(湯張通路)を通って浴槽側から給湯装置側に湯水が逆流するのを阻止できる。そして、2つの逆止弁を直列に設置しておくことによって、逆止弁が1つの場合よりも湯水の逆流を阻止する効果を高めることが可能となる。
【0003】
また、給湯通路の2つの逆止弁の間から分岐した大気開放通路に大気開放弁が設置されている。大気開放弁は、開弁バネによって開弁方向に付勢されていると共に、給湯通路の電磁弁よりも給湯装置側から分岐した検圧通路が接続されており、検圧通路の湯水の圧力が大気開放通路の湯水の圧力よりも規定値以上に高いことで開弁バネの付勢力に抗して閉弁状態になっている。そして、断水などで検圧通路の湯水の圧力が低下して大気開放通路の湯水の圧力に対する圧力差が規定値未満になると、開弁バネの付勢力で大気開放弁が開弁し、2つの逆止弁の間の湯水が排出されると共に、流入する空気で置換される。そのため、仮に逆止弁の閉弁が不完全であったとしても、浴槽側から給湯装置側への湯水の逆流を防ぐことができる。
【0004】
こうした湯張制御装置では、給湯通路における大気開放通路の分岐点よりも電磁弁側で給湯通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第1継手部を有すると共に、検圧通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第2継手部を有するものが知られている。そして、第1継手部の挿入方向と第2継手部の挿入方向とを平行に配置しておき、第1継手部の接合および第2継手部の接合を同時に行うことで、組み立てを容易とすることが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-150662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述のような構成を有する湯張制御装置では、給湯通路の第1継手部における挿入の位置合わせと、検圧通路の第2継手部における挿入の位置合わせとを同時に行う必要があり、構成部品のばらつきなどによっては、却って組み立てが困難になる場合があるという問題があった。
【0007】
この発明は従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、給湯通路に第1継手部を有すると共に、検圧通路に第2継手部を有する湯張制御装置の組み立てを容易とすることが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明の湯張制御装置は次の構成を採用した。すなわち、
給湯装置から浴槽に湯水を供給する湯張通路に設けられ、前記浴槽の湯張りを制御する湯張制御装置において、
前記湯張通路の一部を構成して前記給湯装置側から前記浴槽側に湯水を導く給湯通路を開閉する電磁弁と、
前記電磁弁よりも前記浴槽側に直列で2つ設けられ、前記給湯通路を閉じる閉弁方向に付勢されていると共に、前記電磁弁の開弁によって前記給湯装置から供給される湯水の圧力が所定の開弁圧力を上回ると開弁する逆止弁と、
前記給湯通路の前記2つの逆止弁の間から分岐した大気開放通路を開閉可能に設けられ、開弁バネによって開弁方向に付勢されていると共に、前記給湯通路の前記電磁弁よりも前記給湯装置側から分岐した検圧通路が接続されており、該検圧通路の湯水の圧力が前記大気開放通路の湯水の圧力よりも規定値以上に高いことで前記開弁バネの付勢力に抗して閉弁するのに対し、前記検圧通路の湯水の圧力が低下して前記大気開放通路の湯水の圧力に対する圧力差が前記規定値未満になると前記開弁バネの付勢力によって開弁して前記2つの逆止弁の間の湯水を排出する大気開放弁と
を備え、
前記給湯通路における前記大気開放通路の分岐点よりも前記電磁弁側で該給湯通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第1継手部を有すると共に、
前記検圧通路を分割可能とし、オス側をメス側に挿入して接合される第2継手部を有しており、
前記第1継手部の挿入方向と、前記第2継手部の挿入方向とが平行に配置されているのに加えて、
前記第1継手部および前記第2継手部のうち、何れか一方の接合時の挿入量が、何れか他方の接合時の挿入量よりも長く設定されている
ことを特徴とする。
【0009】
このような本発明の湯張制御装置の組み立て作業では、第1継手部および第2継手部のうち、挿入量が長い一方の継手部でオス側がメス側に入り始める際に、挿入量が短い他方の継手部ではオス側とメス側との間隔が空いており未だ入らないので、作業者は、一方の継手部の挿入の位置合わせだけに注意すればよい。その後、他方の継手部でオス側がメス側に入り始める際に、一方の継手部では既にオス側がメス側に挿入されて位置合わせの必要がないので、他方の継手部の挿入の位置合わせだけに注意すればよく、2つの継手部で挿入の位置合わせを同時に行う場合に比べて、湯張制御装置の組み立てを容易とすることができる。
【0010】
上述した本発明の湯張制御装置では、第1継手部および第2継手部のうち接合時の挿入量が長い何れか一方の継手部のメス側に、挿入される継手部のオス側との間にシール部材を介在させるシール部と、そのシール部よりも入口側で内径を拡げた拡径部とが設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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