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公開番号
2025093751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209584
出願日
2023-12-12
発明の名称
制御リレー装置および電気転てつ機
出願人
株式会社京三製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B61L
5/06 20060101AFI20250617BHJP(鉄道)
要約
【課題】制御リレー装置において、ジャック板との連結部からの虫等の生物侵入を防止すること。
【解決手段】制御リレー装置2は、基部10を覆って器内空間16を画成するカバー部12を、締付ネジ70で挿通孔17に挿通されたジャック板80の雌ネジ部82に螺合させて、ジャック板80へ連結される。締付ネジ70は、器内空間16を貫通するロッド部71と、カバー部12の上面から突出する頭部に設けられた回転操作部72と、挿通孔17内に位置し、ロッド部71の下部に設けられた雄ネジ部73と、を有する。制御リレー装置2は、雄ネジ部73と雌ネジ部82とが螺合した連結状態において生じる挿通孔17内の隙間を、ロッド用閉塞部材75で閉塞する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ジャック板に連結される制御リレー装置であって、
基部と、
器内空間を画成するカバー部と、
前記ジャック板上の雌ネジ部に螺合するための締付ネジと、
を備え、
前記基部は、前記雌ネジ部に対応する位置に挿通孔を有し、
前記締付ネジは、
前記カバー部の上面から突出する頭部に設けられた回転操作部と、
前記器内空間を貫通するロッド部と、
前記挿通孔内に位置し、前記ロッド部の下部に設けられた前記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部と、
を有し、
前記雄ネジ部と前記雌ネジ部とが螺合した連結状態において生じる前記挿通孔内の隙間を通じた器外と前記器内空間との連続を閉塞するための閉塞部材、
を更に備える制御リレー装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記閉塞部材は、前記ロッド部を挿通する筒状体又は環状体である、
請求項1に記載の制御リレー装置。
【請求項3】
前記閉塞部材は、前記挿通孔の内径より大きい外径を有し、自重により前記ロッド部に沿って前記器内空間を下方に移動することで前記挿通孔の上部開口を閉塞する、
請求項2に記載の制御リレー装置。
【請求項4】
前記ロッド部に沿った前記閉塞部材の移動範囲を制限する移動制限部、
を更に備える、
請求項3に記載の制御リレー装置。
【請求項5】
前記閉塞部材は、前記ロッド部の所定位置に設けられ、前記回転操作部の回転操作による前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との螺合過程において一部又は全部が前記挿通孔内に挿入されることで、前記連結状態における前記器外と前記器内空間との連続を閉塞する、
請求項2に記載の制御リレー装置。
【請求項6】
前記閉塞部材は、硬化体又は弾性体である、
請求項1から5の何れか一項に記載の制御リレー装置。
【請求項7】
請求項1から5の何れか一項に記載の制御リレー装置と、
前記ジャック板と、
を具備する電気転てつ機であって、
前記雌ネジ部は、前記連結の際に前記挿通孔内に挿入される、前記ジャック板に立設された雌ネジスタッドであり、当該雌ネジスタッドを挿通する筒状体又は環状体の第2の閉塞部材を有する、
電気転てつ機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御リレー装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電気転てつ機は、外部からの電気信号により当該電気転てつ機の動作を制御するための制御リレー装置と回路制御器とを有する。例えば、特許文献1には、カバー部の側面から突出させたレバー(転極レバー)を転てつ機のロックピースと係合させ、当該レバーがロックピースの動作に連動して揺動することで転てつ機の電動機回路およびKR(表示)回路を切り換える回路制御器が開示されている。
【0003】
従来の電気転てつ機用の回路制御器は、基部に中空のカバー部を被せて画成された器内空間に各種接点を含む機構部が収められているが、カバー部にはレバーを突出させる突出口が開いたままになっていた。レバー突出口の隙間から蟻などの生物が器内空間に侵入して不具合を起こす生物侵入に起因する故障事例が発生することがあった。
【0004】
生物侵入に起因する故障事例を防ぐために、例えば、特許文献1の技術では、レバーと突出口の周縁との間隙を塞ぐ塞ぎ板を設け、この塞ぎ板をレバーの揺動に追従してスライドさせている。また例えば、レバーと突出口の周縁との間に、ゴム系材料等で構成された閉塞部材を設けてレバーの動作許容空間を形成しつつ、レバーを挿通させる揺動軸付近で閉塞部材をレバーに接触させて閉塞することで、回路制御器の内部空間を外部から遮断する技術がある(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-193506号公報
特開2015-85880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
電気転てつ機用の回路制御器は、転てつ機側に取り付けられているジャック板に連結されて使用されるが、ジャック板との連結部からの虫等の生物侵入も想定される。こうした課題は、制御リレー装置においても同様である。また、電気転てつ機について一例を挙げて説明したが、踏切制御用の器具箱内に設置される制御リレー装置など、他の制御リレー装置にも同様の課題が起こり得た。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、制御リレー装置において、ジャック板との連結部からの虫等の生物侵入を防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための第1の発明は、ジャック板に連結される制御リレー装置であって、基部と、器内空間を画成するカバー部と、前記ジャック板上の雌ネジ部に螺合するための締付ネジと、を備え、前記基部は、前記雌ネジ部に対応する位置に挿通孔を有し、前記締付ネジは、前記カバー部の上面から突出する頭部に設けられた回転操作部と、前記器内空間を貫通するロッド部と、前記挿通孔内に位置し、前記ロッド部の下部に設けられた前記雌ネジ部に螺合する雄ネジ部と、を有し、前記雄ネジ部と前記雌ネジ部とが螺合した連結状態において生じる前記挿通孔内の隙間を通じた器外と前記器内空間との連続を閉塞するための閉塞部材、を更に備える制御リレー装置である。
【0009】
第1の発明によれば、制御リレー装置をジャック板に連結する部位に生じる隙間を閉塞することができるため、当該隙間を通じた蟻などの生物侵入を防止できる。
【0010】
第2の発明は、上記の制御リレー装置において、前記閉塞部材が、前記ロッド部を挿通する筒状体又は環状体である、制御リレー装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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