TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025093520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209222
出願日2023-12-12
発明の名称温水暖房装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類F24D 3/18 20060101AFI20250617BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】省エネルギー性を向上できる温水暖房装置を提供する。
【解決手段】圧縮機2を制御する制御装置100と、目標消費電力を設定するリモコン20(設定部)と、を備え、制御装置100は、リモコン20により目標消費電力が設定された場合、全体消費電力が目標消費電力以下となるように、圧縮機2の周波数を調整する第1制限制御を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機と温水が循環する暖房端末とを備える温水暖房装置であって、
前記圧縮機を制御する制御装置と、
目標消費電力を設定する設定部と、を備え、
前記制御装置は、前記設定部により前記目標消費電力が設定された場合、全体消費電力が前記目標消費電力以下となるように、前記圧縮機の周波数を調整する第1制限制御を行う、
温水暖房装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記設定部は、前記第1制限制御を行う所定期間を設定可能であり、
前記制御装置は、前記所定期間だけ前記第1制限制御を行う、
請求項1に記載の温水暖房装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記第1制限制御を行う際に、前記目標消費電力以上である場合で、かつ、前記圧縮機の前記周波数が、前記圧縮機の運転における最低周波数と等しい場合、前記圧縮機の前記周波数を前記最低周波数に維持させる、
請求項1に記載の温水暖房装置。
【請求項4】
前記設定部は、前記目標消費電力よりも大きい最大消費電力を設定可能であり、
前記制御装置は、前記全体消費電力が、前記最大消費電力以上となった場合に前記圧縮機の運転を停止する第2制限制御を行う、
請求項1又は2に記載の温水暖房装置。
【請求項5】
前記圧縮機を含む各部に流れる電流の電流値を検出する電流値センサを備え、
前記制御装置は、
前記目標消費電力に対応する電流値である目標電流値、及び前記最大消費電力に対応する電流値である最大電流値を算出し、
前記制御装置は、前記第1制限制御を行う際に、
前記電流値センサの検出値が前記目標電流値以上である場合、前記圧縮機の周波数を低下させ、
前記電流値センサの検出値が前記目標電流値以下である場合、前記圧縮機に通常の運転をさせ、
前記第2制限制御を行う際に、前記電流値センサの検出値が前記最大電流値以上である場合、前記圧縮機の運転を停止させる、
請求項4に記載の温水暖房装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、温水暖房装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電力会社の料金メニューの観点から、最大需要電力量のピーク値を下げるために、貯湯式給湯機の運転時間を変更する技術を開示する。特許文献2は、電気料金を比較して、近日中の電気料金が安いタイミングにおいて貯湯タンクに貯湯する給湯装置の技術を開示する。特許文献3は、電気の買取金額が基準よりも高い場合は貯湯式電気給湯機の運転を制限する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-124031号公報
特開2017-161133号公報
国際公開2017/090180号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
省エネルギー性を向上できる温水暖房装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における温水暖房装置は、圧縮機と温水が循環する暖房端末とを備える温水暖房装置であって、前記圧縮機を制御する制御装置と、目標消費電力を設定する設定部と、を備え、前記制御装置は、前記設定部により前記目標消費電力が設定された場合、全体消費電力が前記目標消費電力以下となるように、前記圧縮機の周波数を調整する第1制限制御を行う。
【発明の効果】
【0006】
本開示における温水暖房装置は、全体消費電力を一定値以下に抑えて運転することができる。よって、温水暖房装置の省エネルギー性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態1における温水暖房装置1の要部を示す概略図
温水暖房装置の制御系の要部を示すブロック図
制御装置の動作を示すフローチャート
制御装置の動作を示すフローチャート
制御装置の動作を示すフローチャート
制御装置の動作を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、特許文献1、2、及び3のように、電気の料金に関わる事柄に基づいて、温水暖房装置の運転を制限するという技術があった。しかしながら、従来の技術では、温水暖房装置の全体消費電力そのものを抑えることに着目しておらず、全体消費電力を所望の目標値以下に抑えて温水暖房装置を運転させたいとの要望に対処できておらず、温水暖房装置の省エネルギー性の向上を図れていない、と言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、省エネルギー性を向上できる温水暖房装置を提供する。
【0009】
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0010】
(実施の形態1)
[1-1.構成]
[1-1-1.温水暖房装置1の構成]
図1は、実施の形態1にかかる温水暖房装置1の要部を示す概略図である。
温水暖房装置1は、冷媒を循環させる熱源側冷媒回路を備える、ヒートポンプ式の暖房装置である。熱源側冷媒回路は、圧縮機2、放熱器3、膨張弁により構成される減圧機構4、蒸発器5、及び蒸発器6に送風するファン7が配管により接続されることで構成されている。
温水暖房装置1は暖房と冷房との運転を切り替え可能な、四方弁8を備える。
温水暖房装置1の冷房の運転は、特にデフロストのために行われる。
温水暖房装置1では、放熱器3が、冷媒と利用側熱媒体である水媒体との間で熱交換を行って、水媒体を加熱し、温水を生成する熱交換器の役割を成し、該温水は暖房に利用される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
空気調和機
1か月前
個人
エアコン室内機
24日前
株式会社コロナ
加湿装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
給湯装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
5日前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
株式会社コロナ
空調装置
3か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
個人
住宅換気空調システム
3か月前
株式会社コロナ
空気調和機
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯機
1か月前
個人
ソーラークッカー
5か月前
株式会社パロマ
給湯器
5か月前
株式会社パロマ
給湯器
5か月前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
5か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
4か月前
三菱電機株式会社
送風機
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
25日前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
4か月前
3ms株式会社
風調整具
4か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
4か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
2か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
1か月前
株式会社ノーリツ
燃焼装置
1か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
1か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
1か月前
続きを見る