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公開番号
2025093448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209096
出願日
2023-12-12
発明の名称
ラベルプリンタシステム
出願人
東芝テック株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B65C
11/02 20060101AFI20250617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ラベル剥離判定が不能となることを防止可能とする。
【解決手段】実施形態に係るラベルプリンタシステムは、印刷機構と、剥離機構と、センサと、ハードウェアプロセッサとメモリとを備えるコンピュータと、を備える。印刷機構は、台紙にラベルが貼り付けられたラベル紙におけるラベルの貼り付け面の反対面に対して印刷を行う。剥離機構は、印刷機構による印刷後のラベルを台紙から剥離する。センサは、剥離機構により剥離されたラベルの存在を検出する。ハードウェアプロセッサは、センサの出力値に基づいてラベルが台紙から剥離されたと判定したとき、センサの出力値をメモリに記憶し、センサの時系列の出力値の変化の度合いに基づいて、ラベルの剥離判定が不能となる故障の発生予測を行う。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
台紙にラベルが貼り付けられたラベル紙における前記ラベルの貼り付け面の反対面に対して印刷を行う印刷機構と、
前記印刷機構による印刷後の前記ラベルを前記台紙から剥離する剥離機構と、
前記剥離機構により剥離された前記ラベルの存在を検出するセンサと、
ハードウェアプロセッサとメモリとを備えるコンピュータと、
を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、
前記センサの出力値に基づいて前記ラベルが前記台紙から剥離されたと判定したとき、前記センサの出力値を前記メモリに記憶し、
前記メモリに記憶された前記センサの時系列の出力値の変化の度合いに基づいて、前記ラベルの剥離判定が不能となる故障の発生予測を行う、
ラベルプリンタシステム。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記ラベルの剥離判定が不能となる前記故障は、前記ラベルが剥離された後の前記台紙が、前記剥離された前記ラベルと前記センサとの間に進入して、前記センサの出力値に影響を及ぼすことで発生する、請求項1に記載のラベルプリンタシステム。
【請求項3】
前記ハードウェアプロセッサは、前記センサの前記時系列の出力値の変化の度合いが閾値に到達したとき、前記故障が発生すると予測する、請求項1又は2に記載のラベルプリンタシステム。
【請求項4】
前記ハードウェアプロセッサは、
前記センサの前記時系列の出力値に基づいて近似式を算出し、
前記近似式の傾きが、前記閾値としての傾き閾値に到達したとき、前記故障が発生すると予測する、請求項3に記載のラベルプリンタシステム。
【請求項5】
出力装置を更に備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記故障が発生すると予測したとき、前記出力装置により故障予測警告を出力する、請求項1に記載のラベルプリンタシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ラベルプリンタシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ワークプレイスに置かれる画像形成装置の一つとしてラベルプリンタが有る。ラベルプリンタは、粘着性の有るラベルまたはタグにバーコードなどを印刷するための、画像形成装置である。
【0003】
ラベルプリンタが通常の複合機と呼ばれるような画像形成装置と異なる点は、ラベルロール紙を給紙する給紙機構や、ラベルシートを切り取る切断機構また剥離ラベル紙の場合にはラベル台紙からラベルを剥がす剥離機構、など独特の機構が設けられていることである。このようなラベルプリンタは、小売業は勿論のこと、輸送荷物に貼付される輸送用ラベルの印刷など、様々な目的に用いられている。
【0004】
ラベルプリンタの印字方式としては、主に、感熱方式や熱転写方式が採用されることが多い。感熱方式は、専用の染料を含んだ感熱紙に、熱を加えて反応させることで発色させる方式となっており、大量に印刷する用途には、最も安価にラベル印刷をすることができる。その反面、熱で発色させる方式であるため、摩擦に弱く、日光の光によっても変色などを起こす。そのため、利用用途としては長期間表記する必要が少ない用途で使用されることが多い。これに対して、熱転写方式は、感熱方式とは異なり、ラベル内にインクを含まず、ラベルと並走するインクリボンを介して熱でラベル素材の上にインクを転写する仕組みである。この熱転写方式では、ラベル用紙の素材を替えることが可能であり、利用用途により、耐熱性や耐水性などを持たせることが可能である。
【0005】
以上のように利用されているラベルプリンタの内、前述の剥離ラベル紙を用いる装置では、剥離機構によりラベルがラベル台紙から剥がされた際に、以下のようにして、自動的に次のラベルが送られるように構成されている。すなわち、印字されたラベルは、剥離し易いようラベルがラベル台紙から一部剥離する位置まで搬送される。この位置に対応して、ラベルの存在を非接触で検出するための剥離センサ、例えば反射式の光センサを配置し、ラベルが剥がされると、この光センサに入る光量が増えるので、『ラベルが剥離された』と認識することができる。この光センサへの入光量に閾値が設けられており、閾値以上の光量が入ることでラベルの剥離を検知し、次の印字が始まる。
【0006】
しかし、ラベル剥離後のラベル台紙が何らかの不具合で搬送過多になり、たわんでしまうことがある。このようにラベル台紙がたわんでしまうと、そのラベル台紙のたわんだ部分が、剥離されたラベルと光センサの間に進入する場合が有る。これにより、ラベルを剥離しても光センサへ届く入光量が足りなくなり、ラベルが剥離されたか否かの判定不能に陥る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-127469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、ラベル剥離判定が不能となることを防止し得るラベルプリンタシステムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態において、ラベルプリンタは、ラベルプリンタシステムは、印刷機構と、剥離機構と、センサと、ハードウェアプロセッサとメモリとを備えるコンピュータと、を備える。印刷機構は、台紙にラベルが貼り付けられたラベル紙におけるラベルの貼り付け面の反対面に対して印刷を行う。剥離機構は、印刷機構による印刷後のラベルを台紙から剥離する。センサは、剥離機構により剥離されたラベルの存在を検出する。ハードウェアプロセッサは、センサの出力値に基づいてラベルが台紙から剥離されたと判定したとき、センサの出力値をメモリに記憶し、メモリに記憶されたセンサの時系列の出力値の変化の度合いに基づいて、ラベルの剥離判定が不能となる故障の発生予測を行う。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係るラベルプリンタシステムとしてのラベルプリンタの構成の一例を示す概略図である。
図2は、ラベルプリンタの要部拡大図である。
図3は、ラベルプリンタの制御系の構成の一例を示すブロック図である。
図4は、ラベルプリンタの故障予測処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、ラベル印刷枚数と剥離センサの出力値と傾き閾値との関係を示すグラフである。
図6は、第2実施形態に係るラベルプリンタシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図7は、ラベルプリンタシステムが備えるサーバ装置の構成の一例を示すブロック図である。
図8は、サーバ装置が備える機器情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。
図9は、サーバ装置が備えるサービスマン情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。
図10は、サーバ装置が備える検出履歴記憶部の記憶内容の一例を示す図である。
図11は、ラベルプリンタシステムの動作の一例を示すシーケンス図である。
図12は、ラベルプリンタにおける故障予測処理の一例を示すフローチャートである。
図13は、サーバ装置における故障予測処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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