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公開番号
2025093415
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209032
出願日
2023-12-12
発明の名称
部品供給装置、部品実装機および部品収納テープの巻きぐせ矯正方法
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
13/02 20060101AFI20250617BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】部品を収納する部品収納テープの巻ぐせを確実に矯正する。
【解決手段】矯正ローラ54は、部品収納テープ8の幅方向Dwの左側Dwlの端部(一端部)に接触するとともに、左側Dwlの当該端部より右側Dwr(他端側)では部品収納テープ8に接触しない。また、矯正ローラ51は、部品収納テープ8の幅方向Dwの右側Dwrの端部に接触するとともに、右側Dwrの当該端部より左側Dwl(一端側)では部品収納テープ8に接触しない。部品収納テープ8には、当該部品収納テープ8を幅方向Dwに捩じる力が作用する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
部品を収納するポケットを有する部品収納テープに係合しつつ回転することで前記部品収納テープをフィード方向に搬送するスプロケットと、
前記フィード方向において前記スプロケットより上流側において、前記部品収納テープのうち前記部品を収納する部分の巻きぐせを矯正する矯正部と
を備え、
前記矯正部は、前記部品収納テープの下面に接触することで前記部品収納テープを湾曲させる第1接触部材と、前記部品収納テープの上面に接触することで前記部品収納テープを湾曲させる第2接触部材とを有し、
前記第1接触部材は、前記部品収納テープの幅方向の一端部に接触するとともに前記一端部より他端側では前記部品収納テープに接触せず、
前記第2接触部材は、前記部品収納テープの幅方向の他端部に接触するとともに前記他端部より一端側では前記部品収納テープに接触しない部品供給装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第1接触部材は、前記スプロケットに搬送される前記部品収納テープに従動して回転する第1接触ローラであり、
前記第1接触ローラは、前記幅方向の前記一端部に前記部品収納テープに接触する第1テープ接触部を有し、
前記第1接触ローラのうち、前記第1テープ接触部より前記幅方向の前記他端側の部分は、前記第1テープ接触部より小さい外形を有して、前記部品収納テープから離間する請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項3】
前記第1接触ローラの外形は、前記第1テープ接触部において最大であり、前記幅方向において前記第1テープ接触部から他端側に向かうに連れて小さくなるテーパ形状を有する請求項2に記載の部品供給装置。
【請求項4】
前記第1接触ローラは、前記幅方向において前記ポケットから外れた前記一端部で前記部品収納テープに接触し、前記ポケットには接触しない請求項2に記載の部品供給装置。
【請求項5】
前記第2接触部材は、前記スプロケットに搬送される前記部品収納テープに従動して回転する第2接触ローラであり、
前記第2接触ローラは、前記幅方向の前記他端部に前記部品収納テープに接触する第2テープ接触部を有し、
前記第2接触ローラのうち、前記第2テープ接触部より前記幅方向の前記一端側の部分は、前記第2テープ接触部より小さい外形を有して、前記部品収納テープから離間する請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項6】
前記第2接触ローラの外形は、前記第2テープ接触部において最大であり、前記幅方向において前記第2テープ接触部から一端側に向かうに連れて小さくなるテーパ形状を有する請求項5に記載の部品供給装置。
【請求項7】
前記フィード方向において、前記第2接触部材は前記第1接触部材より上流側で前記部品収納テープに接触する請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項8】
前記フィード方向において前記第1接触部材および前記第2接触部材よりも上流側で前記部品収納テープに下側から接触することで前記部品収納テープを湾曲させるガイド部材をさらに備え、
前記ガイド部材は、前記第2接触部材より上側に突出し、
前記第1接触部材は、前記第2接触部材より上側に突出する請求項7に記載の部品供給装置。
【請求項9】
所定のテープセット位置に前記部品収納テープを着脱可能に支持するテープセットユニットと、
前記テープセットユニットによって前記テープセット位置に支持される前記部品収納テープを前記スプロケットに向けて搬送して、前記スプロケットに係合させるローディングを実行するローディング実行部と
をさらに備え、
前記矯正部は、前記ローディングが実行された後に前記テープセット位置から取り外された前記部品収納テープの巻きぐせを矯正する請求項1に記載の部品供給装置。
【請求項10】
前記スプロケットは、前記ローディングの実行によって前記スプロケットに係合する前記部品収納テープを前記フィード方向に搬送し、
前記テープセット位置に支持される前記部品収納テープは、前記テープセット位置から前記スプロケットに向かうローディング経路に沿って搬送され、
前記テープセット位置から取り外された前記部品収納テープは、前記ローディング経路の下側に設けられた経路を通過した後に、前記ローディング経路の途中の合流地点で前記ローディング経路に合流して前記スプロケットに向かうように搬送され、
前記矯正部は、前記テープセット位置から取り外された前記部品収納テープのうち、前記合流地点に到達する前の部分の巻きぐせを矯正する請求項9に記載の部品供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、部品を収納するポケットを有する部品収納テープの巻きぐせを矯正する技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
部品を基板に実装する部品実装機では、部品を収納するポケットを有する部品収納テープが使用される。具体的には、部品収納テープが巻き付けられたリールがテープフィーダに対して配置される。テープフィーダはスプロケットを有し、リールから引き出された部品収納テープがスプロケットに係合される。そして、スプロケットが回転することで部品収納テープがフィード方向に搬送されて、ポケット内の部品が部品供給位置に供給される。こうして供給された部品は、実装ヘッドによって部品供給位置から基板に移載される。
【0003】
また、特許文献1~3に示されるように、リールに巻き付けられた状態で提供される部品収納テープには、巻きぐせが付いている。このような巻きぐせを有する部品収納テープを排出部から排出しようとすると、部品収納テープが排出部で滞留する場合があった。そこで、特許文献1、2では、部品収納テープの巻きぐせを矯正する矯正機構を排出部に設けることで、部品収納テープの滞留の発生を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-117825号公報
WO2016/194148
特開2017-199831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
つまり、特許文献1、2では、部品収納テープが矯正機構を通過することで、当該部品収納テープの巻ぐせが矯正機構によって矯正される。しかしながら、スプロケットによって部品収納テープを矯正機構に押し出す構成では、部品収納テープが矯正機構に適切に進入せずに、部品収納テープの巻ぐせを確実に矯正することが難しい場合があった。つまり、部品収納テープを送り出すスプロケットの下流側に矯正機構が配置されているため、推力を失った部品収納テープが適切に排出されず、その結果、例えば複数の部品収納テープが部品収納テープの厚み方向に重なった状態でフィーダ内に詰まるといった問題が発生するおそれがあった。
【0006】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、部品を収納する部品収納テープの巻ぐせを確実に矯正することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る部品供給装置は、部品を収納するポケットを有する部品収納テープに係合しつつ回転することで部品収納テープをフィード方向に搬送するスプロケットと、 フィード方向においてスプロケットより上流側において、部品収納テープのうち部品を収納する部分の巻きぐせを矯正する矯正部とを備え、矯正部は、部品収納テープの下面に接触することで部品収納テープを湾曲させる第1接触部材と、部品収納テープの上面に接触することで部品収納テープを湾曲させる第2接触部材とを有し、第1接触部材は、部品収納テープの幅方向の一端部に接触するとともに一端部より他端側では部品収納テープに接触せず、第2接触部材は、部品収納テープの幅方向の他端部に接触するとともに他端部より一端側では部品収納テープに接触しない。
【0008】
本発明に係る部品実装機は、上記の部品供給装置と、部品供給装置によって供給された部品を基板に実装する実装ユニットとを備える。
【0009】
本発明に係る部品収納テープの巻きぐせ矯正方法は、部品を収納するポケットを有する部品収納テープに係合しつつ回転するスプロケットにより部品収納テープをフィード方向に搬送する工程と、フィード方向においてスプロケットより上流側において、部品収納テープのうち部品を収納する部分の巻きぐせを矯正部により矯正する工程とを備え、矯正部は、部品収納テープの下面に接触することで部品収納テープを湾曲させる第1接触部材と、部品収納テープの上面に接触することで部品収納テープを湾曲させる第2接触部材とを有し、第1接触部材は、部品収納テープの幅方向の一端部に接触するとともに一端部より他端側では部品収納テープに接触せず、第2接触部材は、部品収納テープの幅方向の他端部に接触するとともに他端部より一端側では部品収納テープに接触しない。
【0010】
このように構成された本発明(部品供給装置、部品実装機および部品収納テープの巻ぐせ矯正方法)では、フィード方向に部品収納テープを搬送するスプロケットに対して、当該フィード方向の上流側に設けられた矯正部が部品収納テープの巻ぐせを矯正する。したがって、矯正部は、スプロケットに引っ張られることで当該矯正部を通過する部品収納テープに対して巻ぐせの矯正を実行する。特に、矯正部は、部品収納テープの下面に接触することで部品収納テープを湾曲させる第1接触部材と、部品収納テープの上面に接触することで部品収納テープを湾曲させる第2接触部材とを有する。また、第1接触部材は、部品収納テープの幅方向の一端部に接触するとともに一端部より他端側では部品収納テープに接触せず、第2接触部材は、部品収納テープの幅方向の他端部に接触するとともに他端部より一端側では部品収納テープに接触しない。したがって、第1接触部材は、部品収納テープに対して一端側に偏った力を与え、第2接触部材は、部品収納テープに対して他端側に偏った力を与える。その結果、スプロケットに引っ張られながら第1接触部材と第2接触部材との間を通過する部品収納テープには、当該部品収納テープを幅方向に捩じる力が作用する。これによって、部品収納テープの巻ぐせを確実に矯正することが可能となっている。
(【0011】以降は省略されています)
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