TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025095729
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211985
出願日
2023-12-15
発明の名称
スクリーン印刷装置
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41F
15/08 20060101AFI20250619BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】スクリーンマスクの余剰領域の面積に左右されることなく、混練処理をより良好に行う。
【解決手段】スクリーン印刷装置1Aは、はんだをマスク6に沿って移動させることなく混練する混練機構部と、印刷処理の中断時に混練処理を実行する主制御部101とを備える。混練機構部は、スクレーパ72と、スクレーパ72の上面に沿って配されたシートTと、ストッパ82と、シートTを移動させるシート移動機構75とを備えたスクレーパユニット70と、このユニット70を移動させる昇降機構84等を含む。主制御部101は、マスク6からスクレーパ72上にはんだを掬い上げる動作と、掬い上げたはんだをストッパ82に当接させながらシートTを継続的に移動させる混練動作と、シートTの移動方向を逆転させることにより、はんだをスクレーパ72からマスク6に戻す動作とを実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板に重ねられたスクリーンマスクの上面に沿って塗布材をスキージにより移動させることにより、前記スクリーンマスクに形成された開口を通じて前記基板に前記塗布材を印刷する印刷処理を実行するスクリーン印刷装置であって、
前記塗布材を前記スクリーンマスクに沿って移動させることなく混練する混練処理を実行可能な混練機構部と、
前記印刷処理の中断時に、前記混練処理を実行すべく前記混練機構部を制御する制御部と、を備えることを特徴とするスクリーン印刷装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
前記混練機構部は、
プレート状のスクレーパと、前記スクレーパの上面に沿って配されたシートと、前記スクレーパの先端から離間した所定位置で前記シート上面に対向配置されたストッパと、前記シートを前記スクレーパに沿って移動させるシート駆動部とを備えた掬い上げユニット部と、
前記掬い上げユニット部を移動させるユニット駆動部と、を含み、
前記制御部は、
前記混練処理の際に、前記掬い上げユニットを前記スクリーンマスクに接近させて、前記先端の側からストッパの側へ向かう第1方向に前記シートを移動させることにより前記スクレーパの前記先端から前記シート上に前記塗布材を掬い上げる掬い上げ動作と、
掬い上げた前記塗布材を前記ストッパに当接させながら前記シートを継続的に前記第1方向に移動させることにより前記塗布材を混錬する混練動作と、
前記シートの移動方向を前記第1方向とは逆の第2方向に移動させることにより、前記塗布材を前記スクレーパから前記スクリーンマスク上に戻す、戻し動作と、を順番に実行することを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載のスクリーン印刷装置において、
前記ストッパにおける少なくとも前記塗布材の当接面には低摩擦処理が施されていることを特徴とするスクリーン印刷装置。
【請求項4】
請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
前記スキージは、前記塗布材を押圧する平坦な押圧面を備え、
前記混練機構部は、前記スキージを変位可能に支持し、
前記制御部は、前記混練処理の際に、前記スクリーンマスク上の前記塗布材の表面に前記押圧面を接触させた状態で、当該塗布材を中心として前記押圧面の角度及び高さを前記表面に沿って変化させながら前記スキージを前記スクリーンに沿って往復移動させる混練動作を実行する、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板等の基板にクリームはんだ等の塗布材を印刷(塗布)するスクリーン印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
プリント回路基板等の基板にクリームはんだ等の塗布材を印刷(塗布)するスクリーン印刷装置が公知である。スクリーン印刷装置は、基板に重ね合わせたスクリーンマスク上で塗布材をスキージにより移動させながら、スクリーンマスクに形成された開口(マスク開口)を通じて基板上に塗布材を印刷する。
【0003】
使用される塗布材は印刷に適した粘性を有しており、粘性が低下すると、かすれ等の印刷不良が発生して印刷品質を著しく低下させる。そのため、印刷処理が一定時間を超えて中断するような場合には、スクリーンマスクの余剰領域、すなわちマスク開口が形成されていない周辺領域を使って、スキージにより塗布材を移動させる混練処理が実行される。これにより塗布材の劣化(粘性低下)が抑制されるよう対策されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-307864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、スクリーンマスクの余剰領域の面積はさほど広くないため、塗布材を移動させるにも自ずと限界があり、十分な混練処理を行えない場合が少なくない。
【0006】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、スクリーンマスクの余剰領域の面積に左右されることなく、混練処理をより良好に行うことが可能なスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一局面に係るスクリーン印刷装置は、基板に重ねられたスクリーンマスクの上面に沿って塗布材をスキージにより移動させることにより、前記スクリーンマスクに形成された開口を通じて前記基板に前記塗布材を印刷する印刷処理を実行するスクリーン印刷装置であって、前記塗布材を前記スクリーンマスクに沿って移動させることなく混練する混練処理を実行可能な混練機構部と、前記印刷処理の中断時に、前記混練処理を実行すべく前記混練機構部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
このスクリーン印刷装置によると、塗布材をスクリーンマスクに沿って移動させることなく混練する混練処理を実行可能な混練機構部が備えられているので、スクリーンマスクの余剰領域の面積が狭いような場合であっても、塗布材を十分に混練することが可能となる。なお、「塗布材をスクリーンマスクに沿って移動させることなく混練する」とは、詳しくは、スクリーンマスクの上面のある位置から当該上面の異なる位置に塗布材を当該上面に沿って移動させることなく混練することを意味する。
【0009】
具体的には、前記混練機構部は、プレート状のスクレーパと、前記スクレーパの上面に沿って配されたシートと、前記スクレーパの先端から離間した所定位置で前記シート上面に対向配置されたストッパと、前記シートを前記スクレーパに沿って移動させるシート駆動部とを備えた掬い上げユニット部と、前記掬い上げユニット部を移動させるユニット駆動部と、を含み、前記制御部は、前記混練処理の際に、前記掬い上げユニットを前記スクリーンマスクに接近させて、前記先端の側からストッパの側へ向かう第1方向に前記シートを移動させることにより前記スクレーパの前記先端から前記シート上に前記塗布材を掬い上げる掬い上げ動作と、掬い上げた前記塗布材を前記ストッパに当接させながら前記シートを継続的に前記第1方向に移動させることにより前記塗布材を混錬する混練動作と、前記シートの移動方向を前記第1方向とは逆の第2方向に移動させることにより、前記塗布材を前記スクレーパから前記スクリーンマスク上に戻す戻し動作とを順番に実行するように構成される。
【0010】
このスクリーン印刷装置の構成によると、前記掬い上げ動作により、塗布材がスクリーンマスクからスクレーパ上に掬い上げられる。正確には、シートを介してスクレーパ上に塗布材が掬い上げられる。そして、混練動作が実行されることにより、塗布材が混練される。すなわち、ストッパに塗布材が当接している状態でシートが継続的に第1方向に移動することにより、塗布材がストッパに当接しながら回転(ローリング)する。この構成によると、スクレーパ上で塗布材を混練するので、スクリーンマスクの余剰領域の面積に左右されることなく、塗布材を十分に混練することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
シヤチハタ株式会社
印判
1か月前
東レ株式会社
凸版印刷版原版
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
7か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
5か月前
三光株式会社
感熱記録材料
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
16日前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
25日前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
6か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
6か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
続きを見る
他の特許を見る