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公開番号2025084444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198355
出願日2023-11-22
発明の名称幌付き搬送車および自動搬送システム
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B61D 39/00 20060101AFI20250527BHJP(鉄道)
要約【課題】開閉可能な幌を備えた幌付き搬送車の軽量化またはコストダウンを図ること。
【解決手段】幌付き搬送車1は、物品40が載置される載置部24と、幌28と、幌28をスライド可能に支持するスライドレール32と、幌28に固定され、幌28と共に移動可能なスライダ30と、を備える。幌28は、スライダ30が設備100に備えられた押込棒102に押し込まれることにより、載置部24の周囲の一部を覆う閉位置から前記周囲の前記一部を開放する開位置にスライドするように構成されている。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
設備との間で物品の受け渡しを行う幌付き搬送車であって、
車体と、
前記車体に設けられ、物品が載置される載置部と、
前記車体に設けられた幌と、
前記車体に設けられ、前記幌をスライド可能に支持するスライドレールと、
前記幌に固定され、前記幌と共に移動可能なスライダと、を備え、
前記幌は、前記スライダが前記設備に備えられた押込棒に押し込まれることにより、前記載置部の周囲の一部を覆う閉位置から前記周囲の前記一部を開放する開位置にスライドするように構成されている、幌付き搬送車。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記スライドレールは、車両上下方向に延びる上下溝と、前記上下溝の上端部に繋がった車両左右方向に延びる左右溝とを有し、
前記幌は、前記上下溝および前記左右溝にスライド可能に挿入された側縁部を有し、
前記スライダは、前記幌の上部に固定され、車両左右方向にスライドするように構成されている、請求項1に記載の幌付き搬送車。
【請求項3】
前記上下溝は、車両上下方向かつ車両左右方向に延びかつ湾曲した湾曲溝を含み、
前記湾曲溝は、前記左右溝と繋がっており、
前記幌は、湾曲可能な可撓性を有するシート状部材により形成されている、請求項2に記載の幌付き搬送車。
【請求項4】
前記幌は、合成樹脂製のシートにより形成されている、請求項1に記載の幌付き搬送車。
【請求項5】
前記幌に固定された錘を備え、
前記幌は、前記錘の自重による下向きの力を受けることにより、前記開位置から前記閉位置にスライドするように構成されている、請求項1に記載の幌付き搬送車。
【請求項6】
前記車体に設けられた他の幌と、
前記車体に設けられ、前記他の幌をスライド可能に支持する他のスライドレールと、
前記他の幌に固定され、前記他の幌と共に移動可能な他のスライダと、を備え、
前記他の幌は、前記他のスライダが前記設備に備えられた押込棒に押し込まれることにより、前記他の幌が前記載置部の周囲の他の一部を覆う閉位置から前記周囲の前記他の一部を開放する開位置にスライドするように構成され、
前記幌および前記他の幌のいずれか一方は前記載置部の車両左右方向の右方に配置され、他方は前記載置部の車両左右方向の左方に配置されている、請求項1に記載の幌付き搬送車。
【請求項7】
前記車体に設けられ、前記スライダがスライド可能に係合するガイドレールを備えている、請求項1に記載の幌付き搬送車。
【請求項8】
駆動輪と前記駆動輪を駆動する走行用駆動源とを有する牽引車と、
前記牽引車に連結された台車と、を備え、
前記台車は、前記車体、前記車体に設けられた従動輪、前記載置部、前記幌、前記スライドレール、および前記スライダを有している、請求項1に記載の幌付き搬送車。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一つに記載の幌付き搬送車と、
前記幌付き搬送車と物品の受け渡しを行う設備と、を備え、
前記設備は、押込棒と、前記押込棒を前記スライダに向けて押し込むアクチュエータと、を有している、自動搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、幌付き搬送車およびそれを備えた自動搬送システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、工場等における物品の搬送において、搬送車が用いられている。また、屋外を走行する場合に物品が雨などに晒されないよう、開閉可能な幌を備えた幌付き搬送車が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、物品が載置される載置台を有する車体と、車体の下部に設けられた車輪と、車輪を駆動する操舵モータおよび走行モータと、車両前後方向に伸縮可能な蛇腹式の幌と、幌を伸縮させる電動モータとが記載されている。載置台に物品を載せ、電動モータにより幌を伸張させると、載置台の周囲を閉じることができる。そのため、物品を雨などに晒すことなく搬送することができる。電動モータにより幌を収縮させると、載置台の周囲を開放することができる。これにより、載置台から物品を移載することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-163475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された幌付き搬送車では、幌を開閉させる駆動力を発生させる駆動源として、電動モータが用いられている。この電動モータは幌付き搬送車に備えられている。また、電動モータの駆動力を幌に伝達するチェーン等の動力伝達装置も、幌付き搬送車に備えられている。そのため、幌を開閉させるための機構が幌付き搬送車の重量化やコストアップを招いていた。
【0006】
本発明の目的は、開閉可能な幌を備えた幌付き搬送車の軽量化またはコストダウンを図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示される幌付き搬送車は、設備との間で物品の受け渡しを行う幌付き搬送車であって、車体と、前記車体に設けられ、物品が載置される載置部と、前記車体に設けられた幌と、前記車体に設けられ、前記幌をスライド可能に支持するスライドレールと、前記幌に固定され、前記幌と共に移動可能なスライダと、を備える。前記幌は、前記スライダが前記設備に備えられた押込棒に押し込まれることにより、前記載置部の周囲の一部を覆う閉位置から前記周囲の前記一部を開放する開位置にスライドするように構成されている。
【0008】
上記幌付き搬送車によれば、設備に備えられた押込棒がスライダを押し込むことにより、幌が閉位置から開位置に移動し、載置部の周囲の一部が開放される。そのため、幌を駆動するための駆動源を幌付き搬送車に設ける必要がない。よって、幌付き搬送車を軽量化またはコストダウンすることができる。
【0009】
前記スライドレールは、車両上下方向に延びる上下溝と、前記上下溝の上端部に繋がった車両左右方向に延びる左右溝とを有していてもよい。前記幌は、前記上下溝および前記左右溝にスライド可能に挿入された側縁部を有していてもよい。前記スライダは、前記幌の上部に固定され、車両左右方向にスライドするように構成されていてもよい。
【0010】
このことにより、幌は開閉時に上下にスライドするので、車体の前部または後部に幌を収納するスペースを確保する必要がない。載置部の車両前後方向の広い範囲を開放することができる。よって、載置部からの物品の搬出等が容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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